「政界一の嫌われ者」から「伝説のリーダー」になったウィンストン・チャーチルを描いた真実の物語『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』が3月30日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開される。本日3月5日(日本時間)に授賞式が開催されているアカデミー賞で、主演男優賞(ゲイリー・オールドマン)にノミネートされているゲイリー・オールドマンのインタビュー動画が解禁された。メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した辻一弘に対してのコメントも述べられている。
ゲイリー・オールドマン インタビュー
「(本作について)いい脚本だし、監督はジョー・ライトだ。心地よく演じられると思ったよ。チャーチルという役をね。すべての要素が私にとって最高だったから、崖から飛び降りるつもりで、オファーを引き受けた。私はこれまでの現場で、ある優れた特殊メイクアーティストと、知り合う機会があった。彼の名前は辻一弘だ。それで映画の仕事をやめて彫刻家に変身した彼に連絡した。幸運にも彼のスケジュールが空いていて、彼自身も興味を持ってくれた。私をチャーチルに似せる挑戦にね。チャーチルの肉体的な本質を捉えるという挑戦だ。
チャーチルについて知って驚いた事がある。彼が聡明で知的な政治家であったのは明白だよね。でもそれだけではなかったんだ。65歳という年齢でありながら、体力が全く衰えてなかった。気力にも満ちあふれていて、まさに天才と呼ぶべき存在だったんだ。彼について調べて行くと、いろいろな才能に気付かされたよ。
それにチャーチルはイタズラ好きな男でもあった。時々滑稽な目つきをしたりしてね。リサーチするまでは、彼のそんな一面を知らなかったよ。役作りを通して知った、意外な事実だった。チャーチルは50年以上もの間、政治家として活動した。様々な立場で、英国の政治に関わってきた。それに、シェイクスピアよりも多くの言葉を生み出した。50冊の本、自らの演説を書いた。4つの戦争では、勲章を授与された。また、500作品もの絵を描き、16回も個展を開いた。まさに英国の最も偉大な政治家で、彼は一人で立ち向かったんだ。当時強大な力を持っていた、機会は独裁政治にね。世界が最も恐れていた相手だ。米国が参戦するまで、英国は孤独だったんだ。
チャーチルほど勇敢な人物はいないよ。本作は私にとって挑戦だった。肉体的にかなり苦労したからね。でも自由に仕事ができたよ。」
「英国一型破りな男が、歴史を変えた。」
ストーリー
1940年、第二次世界大戦初期。ナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落間近、イギリスにも侵略の脅威が迫っていた。連合軍がダンケルクの海岸で窮地に追い込まれるなか、ヨーロッパの運命は、新たに就任したばかりの英国首相ウィンストン・チャーチルの手に委ねられた。嫌われ者の彼は政敵に追いつめられながら、ヨーロッパのみならず世界にとって究極の選択を迫られる。ヒトラーに屈するのか、あるいは闘うのか――。
作品タイトル:『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
出演:ゲイリー・オールドマン、クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ、スティーヴン・ディレイン、ロナルド・ピックアップ、ベン・メンデルソーン
監督:ジョー・ライト
2017年/イギリス/125分
配給:ビターズ・エンド/パルコ
公式サイト:www.churchill-movie.jp
コピーライト:(c)2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved. ユニバーサル作品
3月30日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー