『ディリリとパリの時間旅行』主人公ディリリが「ユニセフ子どもメッセンジャー」就任&女の子の権利訴える短編動画公開!

『キリクと魔女』『夜のとばりの物語』などで知られるフランスアニメーション界の巨匠ミッシェル・オスロ監督最新作『ディリリとパリの時間旅行』が8月24日(土)、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国ロードショーとなる。

2018年の国際ガールズデー前夜、主人公の少女ディリリが、フランスユニセフ協会の「ユニセフ子どもメッセンジャー」に就任した。本作では、誘拐された女の子たちを救うヒロインとして描かれるディリリが、謎の集団によって誘拐された女の子たちを探す旅に出る。これは、女の子たちを救うためであり、「ユニセフ子どもメッセンジャー」に任命された理由でもある。

そして今年、日本でも本作が公開されるにあたり、公益財団法人日本ユニセフ協会が配給元のチャイルド・フィルムとともに、ユニセフ子どもメッセンジャー ディリリの短編動画の日本語吹き替え版を制作した。本編の日本語吹き替え版でディリリ役を務める新津ちせが声を担当。本動画は、YEBISU GARDEN CINEMAをはじめとする本作の上映映画館にて上映される予定となっている。

また、本映像の公開にあたり、ミッシェル・オスロ監督とディリリよりメッセージも到着した。

目次

ミッシェル・オスロ監督へのインタビューより 一部抜粋

ディリリとパリの時間旅行

ユニセフとディリリの共通点は何だと思いますか?
ディリリは少女たちをはじめとする子どもたちを救います。苦しみながらも、その努力は惜しみません。彼女は自分の未来について考え、自らの使命のもと行動しています。

この物語にはたくさんの比喩が含まれています。その一つに、女の子や女性の活躍を妨げようとする「男性支配団」があるでしょう。監督にとって、今日の「男性支配団」は何ですか?
自分より弱い立場に置かれている人々を切り捨てることしかできない人々です。また、私たちが従っている伝統的な慣習なども表しているかと思います。

ディリリからのメッセージ

児童婚や女の子の教育を受ける権利におけるユニセフの活動をサポートするため、ディリリは以下のユニセフのメッセージを届けます。

「知っていますか?子ども時代を奪われている女の子たちがいることを。胸いっぱいに期待を抱いていた人生を、台無しにされているのです。したくなかった、若すぎる結婚。学校をやめさせられ、夢もあきらめ、子どもなのに働かされているのです。女の子たちはみな、平和のなかで、自由に生き生きと過ごさなきゃ。わたしたちには、成長し、世界を探求し、安全に学ぶ権利があるのだから。女の子の好奇心は、制限されてはならないのです。ユニセフと、女の子に未来を創造する力を。女の子誰もが、子ども時代を過ごせるように」

ユニセフより

可能性を奪われている女の子たちいま、世界には11億人の女の子がいます。彼女たちの能力や想像力は満ちあふれていますが、その夢や可能性は差別や暴力、不平等な機会によって制限されてしまっています。危機的な状況下に置かれた国々では、女の子が学校に通えなくなる可能性は、男の子に比べると2.5倍にもなります。2秒にひとり、女の子が自分の意に反して結婚しています。児童婚を終わらせることに取り組まなければ、2030年までに1億5,000万人の女の子が18歳の誕生日を迎える前に結婚することになるでしょう。

【ユニセフについて】
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。( www.unicef.org

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

【日本ユニセフ協会について】
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。( www.unicef.or.jp

イントロダクション
フランスの鬼才ミッシェル・オスロ監督のファン待望の最新作は、新たな芸術や科学技術が花開き、美しい時代<ベル・エポック>と呼ばれた19世紀末から30世紀初頭の美しいパリの物語。ニューカレドニアからやってきた主人公ディリリが、パリで出会った最初の友人オレルとともに、誘拐事件の謎を解いていく。エッフェル塔、オペラ座、ヴァンドーム広場など美しいパリがたっぷりと描かれ、事件解決にキュリー夫人やパスツール、ピカソ、マティス、モネ、ロートレック、プルースト、サラ・ベルナールら、この時代を彩った天才たちが協力する。ガブリエル・ヤレドによる美しい旋律と共に、ベル・エポックのパリにタイムスリップするかのような至福の94分。

ストーリー
ベル・エポックの時代のパリ。ニューカレドニアからやってきたディリリが、パリで出会った最初の友人オレルとともに、町を騒がす少女たちの誘拐事件の謎を解いていく。エッフェル塔、オペラ座、ヴァンドーム広場など、パリの町を駆け巡り、事件解決にキュリー夫人やパスツール、ピカソ、マティス、モネ、ロートレック、プルースト、サラ・ベルナールら、この時代を彩った天才たちが協力する。ふたりは少女たちを助けられるのか?

作品タイトル:『ディリリとパリの時間旅行』
監督:ミッシェル・オスロ(『キリクと魔女』『アズールとアスマール』)
音楽:ガブリエル・ヤレド(『イングリッシュ・ペイシェント』)
声の出演:プリュネル・シャルル=アンブロン エンゾ・ラツィト ナタリー・デセイ
2018年/フランス・ベルギー・ドイツ/フランス語/94分/ヴィスタサイズ/カラー/5.1ch/日本語字幕:手束紀子
後援:フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
配給:チャイルド・フィルム

公式サイト:child-film.com/dilili
コピーライト:(C) 2018 NORD-OUEST FILMS – STUDIO O – ARTE FRANCE CINEMA – MARS FILMS – WILD BUNCH – MAC GUFF LIGNE – ARTEMIS PRODUCTIONS – SENATOR FILM PRODUKTION

8月24日(土)、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー

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