北条司初総監督作品、実写映画『エンジェルサイン』が2019年11月15日(金)よりユナイテッド・シネマ豊洲ほかにて劇場公開することが決定。さらに、緒形直人&菊池桃子、佐藤二朗らの出演が決定。ポスタービジュアルも初公開となった。
全編を通してセリフを用いず、映像と音楽のみでストーリーが展開する実写映画『エンジェルサイン』は、北条司自らがメガホンを取り、松下奈緒、ディーン・フジオカが出演する「プロローグ」と「エピローグ」に加え、「サイレントマンガオーディション」の受賞作品である「別れと始まり」、「空へ」、「30分30秒」、「父の贈り物」、「故郷へ」の5つの物語からなる長編オムニバス映画だ。5つの物語はアジア各国の才能溢れる監督たちがメガホンを取り、奇跡の訪れを告げるブルーバタフライと音楽が鍵を握る6つの物語を通して、総監督を務める北条司がひとつの「愛のものがたり」を描き出す。
「別れと始まり」では愛する妻を亡くし、生きる希望を失った鉄道運転士と愛犬との物語、「空へ」では病気で飼い犬を亡くしたことが理解できない幼い少女に起きる奇跡の物語、「30分30秒」では出産を目前にして命を落としかける妊婦とその前に現れた死神との物語、「父の贈り物」では幼くして母を亡くした娘に父親が贈ったロボットが父亡き後に起こした奇跡の物語、「故郷へ」では必ず戻って来ると約束して戦地に赴いた父と残された娘による奇跡の物語がそれぞれ描かれる。
「別れと始まり」には、夫婦役として緒形直人と菊池桃子が出演。「父の贈り物」では佐藤二朗が父親役を好演している。
さらにポスタービジュアルには、「プロローグ」と「エピローグ」に出演する松下奈緒とディーン・フジオカの2人を中心に、ほか5作品のメインとなる登場人物たちが描かれている。
緒形直人さん(「別れと始まり」夫役) コメント
セリフがない作品ということで演技に悩みましたが、セリフがない分、心の動きを表現できる喜びがあって、逆に想像力を働かせながら観ていただけるんじゃないかと思います。
またサイレントなので、楽しみでもありチャレンジでもありますが、監督にしがみつきながら演じています。
菊池桃子さん(「別れと始まり」妻役) コメント
サイレントムービーのため、手探りでわからないことも多かったですが、監督が頭の中に描いているイメージを信じて、楽しみながら演じました。言葉を使わないことで、より心に焦点があたるという感覚は、不思議で素敵なものでした。この新しい挑戦に参加できたことは幸せなことです。
佐藤二朗さん(「父の贈り物」父親役) コメント
世界中から寄せられたサイレントマンガを実写化し、色々な国の俳優がそれぞれの役を演じています。セリフがないからこそ世界中の人に理解してもらえるという試みがとても面白くて、参加させていただきました。実際に演じてみて、普段、言葉に依存しているということに改めて気付かされました。
共演した娘役のニーンちゃんは偶然にも息子と同じ7歳ということもあり、愛おしくて仕方ないです。(笑)
各作品概要
作品名:「別れと始まり」
原作:「Beginning and Farewell」 ヴィンセント・ランゲ(ドイツ)
制作国:日本(熊本県)
キャスト:緒形直人 菊池桃子
監督:落合 賢
<監督プロフィール>
12歳から映画作りを始め、日本の高校を卒業後に渡米。2011年にロサンゼルスに映像制作会社を設立し、映画、テレビ、CMなど幅広いジャンルの映像を監督。2013年、ウエンツ瑛士主演の「タイガーマスク」で長編デビュー。2017年には、EXILE・岩田剛典主演の短編映画「スワンソング」が全国公開された。
ストーリー
幼き頃からずっと一緒だった夫婦に訪れた突然の別れ。愛する妻を失い生きる希望を失った
鉄道の運転士である夫を元気づけようと長年連れ添ってきた飼い犬が奮闘するのだが…。
作品名:「空へ」
原作:「SKY SKY」 プレマ・ジャー(タイ)
制作国:タイ
キャスト:プレオパン・パンイム ピポッブ・カモンケットソーポン ブンイン・インルアン
監督:ノンスィー・ニミブット
<監督プロフィール>
アジア映画界の旗手として注目され、“タイのスピルバーグ”と呼ばれる名監督。MV、TVCM等のディレクターとしてキャリアをスタートし、タイの広告賞として最高の権威を持つTACT賞を受賞。その後、映画初監督作品「Dang Bireley’s and Young Gangsters」(1997年)が、タイ映画の興行記録を塗り替える大ヒットとなり、ブリュッセルのインディペンデント国際映画祭でグランプリを獲得。
ストーリー
病気で飼い犬を失ったことを理解できない幼い少女。愛犬を探し続ける少女に父親は雲の上で楽しく過ごしていると伝える。飼い犬への思いを絵手紙に描いて凧に結んで空に飛ばした。いつまでたっても返信がなく悲しみに暮れる少女の前に蝶が羽ばたく…。
作品名:「30分30秒」
原作:「Thirty and A Half Minutes」 スニッピーMJ(ベトナム)
制作国:ベトナム
キャスト:ゴー・クアン・トゥアン スアン・ヴァン
監督:ハム・トラン
<監督プロフィール>
ベトナム映画界の新世代を代表するベトナム系アメリカ人で、脚本家・映画編集者・映画監督という3つの顔を持つ。2014年にアメリカで開催されたCAAMFestで長編映画『How to Fight in Six Inch Heels』が初公開。
ストーリー
出産を目前に命を落としかけた妊婦の前に死神が現れる。死神が命を奪う直前にタカヤの曲が流れ、奇跡の蝶が出現する。与えられた時間はわずか30分と30秒。彼女は無事に赤ちゃんを産むことが出来るのか…。
作品名:「父の贈り物」
原作:「Father‘s Gift」 イチロウ(ブラジル)
制作国:タイ、日本
キャスト:佐藤二朗 坂井彩香 ニーンナラ・ブンビティパイシット メカトロウィーゴ
監督:旭 正嗣
<監督プロフィール>
熊本市出身。大映テレビ、石原プロ等を経て、フリーの助監督として活動。1995年に監督デビュー以降、映画、Vシネマ、インターネットドラマ、ドキュメンタリー、プロモーションビデオ等で活躍。故郷・熊本の震災復興が目的の一つでもある今企画の為に監督を務めるだけでなく、初総監督を務める北条司のサポートとして監督補も兼ねている。
ストーリー
幼くして母を亡くし、二人で暮らす父と娘。母のいない少女に父親が贈ったギフトは母親代わりとも言えるロボットだった。少女はやがて父をも亡くし、生きる希望を失っていた。そんな彼女に蝶が舞い降りた。「彼女に笑顔を取り戻させたい」人間の感情を宿したロボットが選んだ行動とは?
作品名:「故郷へ」
原作:「Back Home」 ヴ・ディン・ラン(ベトナム)
制作国:インドネシア
キャスト:トゥク・リフヌ・ウィカナ アビゲイル 吉田美佳子
監督:カミラ・アンディニ
<監督プロフィール>
インドネシアの若手映画人の代表格とも言える女性監督。初長編監督作『鏡は嘘をつかない』(2011年)は東京国際映画祭のほか、釜山、エディンバラ、ベルリンなど国内外の30もの映画祭で上映され、日本では2016年に劇場公開されている。
ストーリー
必ず戻って来ると約束して娘を残し戦地に赴いた父。戦争が終わり、娘の元へと帰って来た
父親であったが、戻ってきたのは彼の魂だけだった。娘と二度と会えぬ現実に気が付く父親の
前に蝶が羽ばたいた時、会えるはずのない親子に奇蹟が訪れる。
SILENT MANGA AUDITION(R)(サイレントマンガオーディション)
サイレントマンガオーディションは日本マンガ最大の魅力である「演出力」を審査する賞として、セリフを使わない短編「サイレントマンガ」を募集。日本マンガ特有の文法を使った応募作品を世界中から集め、セリフがないからこそ言語や国境を越えて互いが解りあえる、レベルの高い作品が応募されています。これらは世界に通用する物語の原石として、アニメや実写ドラマ、映画になっていく可能性を大きく秘めています。
先んじて実施されていた「月刊コミックゼノン」が主催する国内向け「サイレントマンガオーディション」からは、『トレース科捜研法医研究員の追想』が錦戸亮主演でフジテレビでドラマ化された古賀慶など、若き漫画家が既にデビューし活躍しています。
http://www.manga-audition.com/
作品タイトル:『エンジェルサイン』
出演:松下奈緒 ディーン・フジオカ/緒形直人 菊池桃子/佐藤二朗
プレオパン・パンイム ピポッブ・カモンケットソーポン ブンイン・インルアン
ゴー・クアン・トゥアン スアン・ヴァン
坂井彩香 ニーンナラ・ブンビティパイシット メカトロウィーゴ
トゥク・リフヌ・ウィカナ アビゲイル 吉田美佳子
企画:堀江信彦
総監督:北条司
監督:北条司/落合 賢/ノンスィー・ニミブット/ハム・トラン/旭 正嗣/カミラ・アンディニ
製作:「エンジェルサイン」製作委員会
配給:ノース・スターズ・ピクチャーズ
公式サイト:https://angelsign.jp
公式Facebook:https://www.facebook.com/AngelSignMovie/
公式twitter:@AngelSignMovie
コピーライト:(C)「エンジェルサイン」製作委員会
11月15日(金)よりユナイテッド・シネマ豊洲ほかにて劇場公開
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