【レポート】『ジョーカー』ヴェネツィア映画祭で8分間のスタンディングオベーション!ホアキン・フェニックスに絶賛の声

孤独だが心優しかった男が<悪のカリスマ>に変貌していく衝撃のドラマを、アカデミー賞常連の実力派スタッフ・キャストで描くサスペンス・エンターテイメント『ジョーカー』が10月4日(金)に日米同日公開となる。

この度、公開に先駆け、第76回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門へ正式出品され、現地時間8月31日(土)[日本時間9月1日(日)]に世界で初お披露目された。レッドカーペットセレモニーには、主演のホアキン・フェニックス、ザジー・ビーツ、監督・脚本を務めたトッド・フィリップスが参加し華々しく執り行われ、同日開催となった記者会見にも登壇した。

本映画祭だけでなく、第44回トロント国際映画祭のガラ・プレミア部門にも選出されており、「今年もっとも驚くべき映画。アカデミー賞は確実だ」(ヴェネツィア国際映画祭:アルバート・バルベーラ)、「ホアキン・フェニックスによるキャリア史上最高の演技。世界の映画賞が注目している」(トロント国際映画祭:キャメロン・ベイリー)ら映画祭ディレクターをはじめ世界の映画関係者が「本年度アカデミー賞最有力」と絶賛と注目を浴びせている。

そんな注目の本作のレッドカーペットセレモニーとあって、会場は炎天下にも関わらず世界中から集まった大勢のマスコミと早朝から陣取ったジョーカーのコスプレをしたファンや、フェニックスの写真や似顔絵を手にしたファンで溢れかえった。

本作のスタッフ・キャストに先行して、カトリーヌ・ドヌーヴ(『インドシナ』、『ヴァンドーム広場』、『8人の女たち』)、ケイト・ブランシェット(『エリザベス』、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ、『ブルージャスミン』)、ニコラス・ホルト(『アバウト・ア・ボーイ』、『X-MEN』シリーズ、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」など)、フェニックスの婚約者ルーニー・マーラー(『ドラゴン・タトゥーの女』、『her 世界でひとつの彼女』、『キャロル』)など大物俳優たちがこぞって祝福に駆け付けた。

熱気に包まれた会場にビーツフィリップス監督フェニックスが登場すると会場のファンからは歓声が起こり、カメラのフラッシュが一斉に焚かれた。3名が、ファンへのサインや撮影に応じると、中には感極まって泣き出すファンの姿も。そして、プレミア上映の時間が迫り、フェニックスが会場への移動を促されるも、押し切ってファンの元へ戻る一幕もあった。

その後の座席数1032席を誇るSala Grandeで世界初お披露目となる上映が行われ、終映時には「ブラボー!」の声と今年の上映一番の拍手喝采が起き、スタンディングオベーションが8分間も鳴りやまなかった。その圧倒的な完成度とジョーカー誕生の衝撃の物語を目撃した評論家からは、「ホアキン・フェニックスにはアカデミー賞の価値がある」(Total Film)、「ホアキン・フェニックスに心奪われる」(Time Out)、「決して見逃してはならない作品」(Hollywood Reporter)、「大胆かつ衝撃的で、この上なく美しい」(Empire)など、早くも絶賛の声が集まっている。

高評価を受けた本作の監督と脚本を務め、過去には『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』でゴールデングローブ賞作品賞を受賞した経験を誇るトッド・フィリップスは「本作で最初からはっきりしていたのは、これまで描かれてきたジョーカーとは異なるアプローチをすること。ジョーカーの過去は原作でも詳しく描かれていないから、自由に創造できるスペースがあったんだ。だから、ジョーカーの完璧な狂気にたどりつくまで、ホアキンと毎日話し合って、撮影中ですら脚本を書き替えていったんだ」とジョーカーという人物を追及した過程を振り返る。そして、ジョーカーを演じたアカデミー賞・3度のノミネート経験を持ち、本作での受賞に注目が集まっているホアキン・フェニックスは「アーサーの明るい部分に興味を持ち、深く探ってみたいと思った。彼には、苦悩もありますが、喜びもあり、幸せを感じ、人との繋がりや、温かさ、愛を求めている人物」と〈悪のカリスマ〉ジョーカーのイメージとはかけ離れたアーサーの人物像に興味を抱いたと明かす。

スタンディングオベーションの大きさや、各国ジャーナリストからの絶賛の声の高さから、本映画祭“金獅子賞”受賞、及びアカデミー賞受賞への期待が高まっている本作。「どんな時も笑顔で」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー。ドン底から抜け出そうとした彼はなぜ<悪のカリスマ>ジョーカーに変貌したのか?10月4日(金)、世界は、世紀の瞬間を目撃する。

【記者会見でのコメント】
ホアキン・フェニックス:まずは、アーサーの明るい部分に興味を持ち、深く探ってみたいと思った。彼には、苦悩もありますが、喜びもあり、幸せを感じ、人との繋がりや、温かさ、愛を求めている人物。彼が、単に苦痛を抱えたキャラクターだとは思っていませんし、私は演じる上でキャラクターをそういう風に決めつけることは、絶対にしない。8ヶ月かけて探求したこのアーサーという人物を一言で語るのは難しいが、オファーを受けてからの数週間で感じた彼と撮影を終えるころに感じた彼とでは完全に異なっていた。常に変化していて、役者人生で初めての経験だ。“ジョーカーの笑い方のオーディションをして欲しい”とトッドに依頼したんだ。彼は“(役に決まっているんだから)お願いだからやめて!”って気まずそうにしていたけどね(笑)

トッド・フィリップス監督:もともとはカオスをもたらすのが彼の目的だったわけじゃない。彼のゴールはあくまで「人々を笑わせたい」、「世界に喜びをもたらしたい」ということだったんだ。でもそれが様々な出来事が重なって、まったく異なる結末になってしまうんだ。

【早くも世界中で絶賛の嵐】
★ホアキン・フェニックスにはアカデミー賞の価値がある<星5の最大評価>―Total Film
★「ジョーカー」はなんと大胆で爆発的な映画なのだろう<星5の最大評価>―Guardian
★もう別のバージョンなど必要としなくなるだろう<星5の最大評価>―London Evening Standard
★大胆かつ衝撃的でこの上なく美しい<星5の最大評価>―Empire
★映画が終わる頃には言葉を失っていた<星5の最大評価>―Nerd Reactor

ストーリー
「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー。都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに秘かな好意を抱いている。笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうともがくアーサーはなぜ、狂気溢れる<悪のカリスマ>ジョーカーに変貌したのか?切なくも衝撃の真実が明かされる!

作品タイトル『ジョーカー』
出演:ホアキン・フェニックス(『グラディエーター』アカデミー助演男優賞ノミネート) ロバート・デ・ニーロ(『ゴッドファーザー PART Ⅱ』アカデミー主演男優賞受賞)ほか
監督・製作・共同脚本:トッド・フィリップス(『ハングオーバー!』シリーズ)
共同脚本:スコット・シルバー(『ザ・ファイター』アカデミー脚本賞受賞)
配給:ワーナー・ブラザース映画

公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/
コピーライト:(C) 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & c DC Comics”

日米同日 10月4日(金) 全国ロードショー

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