孤独だが心優しかった男が<悪のカリスマ>に変貌していく衝撃のドラマをアカデミー賞常連の実力派スタッフ・キャストで描くサスペンス・エンターテイメント『ジョーカー』が10月4日(金)に日米同日公開となる。
第76回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、今年一番の拍手喝采とブラボーの嵐と共に8分間のスタンディング・オベーションが巻き起こり、最高賞となる<金獅子賞>を受賞した。アメコミ作品が最高賞を受賞するのは、世界三大映画祭(カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭)でも初の快挙となり、映画史を大きく塗り替える受賞となった。さらに第44回トロント国際映画祭のガラ・プレミア部門に選出された本作の主演を務めたホアキン・フェニックスが、本年より制定させた傑出した演技を行った俳優に対する功労賞:TIFFトリビュート・アクター・アワード(TIFF Tribute Actor Award)を受賞した。
フェニックスは、本作で二人暮らしの母からの「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という言葉を胸に、コメディアンを夢見るピュアで心優しい男アーサーを演じた。「フェニックスの素晴らしい演技に非常に感銘を受けました。映画祭のルールが無ければ彼は男優賞に輝いていたでしょう」とヴェネツィア国際映画祭審査員の一人であるカナダの映画監督メアリー・ハロンは本映画祭の上位の賞はダブル受賞できないという規則が無ければフェニックスは男優賞を受賞していたと称賛を贈っており、彼女だけでなく「ホアキン・フェニックスの演技は目を見張るものがある」(ヴェネツィア国際映画祭:アルバート・バルベーラ)、「ホアキン・フェニックスによるキャリア史上最高の演技。世界の映画賞が注目している」(トロント国際映画祭:キャメロン・ベイリー)、「ホアキン・フェニックスにはアカデミー賞の価値がある」(Total Film)とアカデミー賞主演男優最有力の呼び声が高まっている。
そんなフェニックスが、TIFFトリビュート・アクター・アワードを受賞し、俳優仲間で、第75回ベネチア国際映画祭で男優賞を受賞した経歴を誇るウィレム・デフォーによる呼び込みで、記念スピーチを行った。
「私が15歳、16歳だったある日、兄のリバーが、『レイジング・ブル』(80)のVHSテープを持って、仕事から帰宅した。彼は私にその映画を観せてくれて、翌朝も、私を起こすと、もう一度観せてたんです。それで、“お前は演技をやるんだ。これがお前のやることなんだよ”と、私の意志を確認することなく俳優として生きていけと言われれたんだ。演技が私に素晴らしい人生を与えてくれたから、兄には感謝してるんだ」と亡き兄リバー・フェニックスが当時、本作にも出演しているロバート・デ・ニーロがアカデミー賞を受賞した実在のミドル級ボクサー、ジェイク・ラモッタの栄光と挫折の半生を描いた作品をホアキンに観せたことで、兄に背中を押され、俳優として生きていく覚悟を決めるきっかけとなったと目に涙を浮かべて、感謝を述べた。
そして、アカデミー賞・3度のノミネートをはじめとする名優として評価を受け続けてきたフェニックスが、本作では、「役者としてこの役は手ごわかった」と自身が演じたアーサー=ジョーカーが一筋縄ではいかないキャラクターで苦戦した経験を明かしつつも、「僕にとって『ジョーカー』は特別な映画だ。観客の期待に応えられるものになっていると思うよ」と作品への自信の程も明かした。
トロント国際映画祭の最終日に発表となる観客の投票で決まる観客賞(ピープルズ・チョイス・アワード)受賞についても、現地ではヴェネツィア国際映画祭<金獅子>賞に続いて、最有力候補として話題沸騰中の本作。都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに秘かな好意を抱いている心優しアーサー。笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうともがくアーサーがなぜ、狂気溢れる<悪のカリスマ>ジョーカーに変貌したのか―。10月4日(金)、世界は、世紀の瞬間を目撃する。
ストーリー
「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー。都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに秘かな好意を抱いている。笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうともがくアーサーはなぜ、狂気溢れる<悪のカリスマ>ジョーカーに変貌したのか?
作品タイトル『ジョーカー』
出演:ホアキン・フェニックス(『グラディエーター』アカデミー助演男優賞ノミネート)、ロバート・デ・ニーロ(『ゴッドファーザー PARTⅡ』アカデミー主演男優賞受賞))、ザジー・ビーツ(『デッドプール2』)ほか
監督・製作・共同脚本:トッド・フィリップス(『ハングオーバー!』シリーズ)
共同脚本:スコット・シルバー(『ザ・ファイター』アカデミー脚本賞受賞)
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/
コピーライト:(C) 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & c DC Comics”
日米同日 10月4日(金) 全国ロードショー
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