『ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』ジャック・マイヨールと交流のあった著名人からのコメント到着

ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ映画『グラン・ブルー』で知られる伝説の素潜りダイバー、ジャック・マイヨールの波瀾万丈の生涯を追ったドキュメンタリー映画『ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』が、2019年11月29日(金)より新宿ピカデリー、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開となる。

本作は、1976年に49歳で、人類史上初めて素潜りによる水深100メートルという記録を達成したジャックマ・マイヨールの波瀾万丈の生涯を追ったドキュメンタリー映画。ジャック・マイヨールはフリーダイビングにヨガや禅の要素をとりいれ実践しており、その第一人者ともいえる。

この度、各界の著名人からのコメントが到着。ジャック・マイヨールと共に過ごし、その時の出来事を著書『クジラが見る夢』で発表している作家の池澤夏樹さんの他、美しい映像と音楽、珠玉のことばの数々によって織り成されるドキュメンタリー映画『地球交響曲(ガイアシンフォニー)』シリーズ(ジャック・マイヨールは第二番に登場)の龍村仁監督など、生前にジャック・マイヨールと交流があった方々をはじめ、日本のヨガ第一人者のケン・ハラクマさん、『グラン・ブルー』を観て、フリーダイバーを志したフリーダイバーの篠宮龍三さんなど各界の著名人からコメントが到着した。

目次

映画『ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』コメント

<敬称略・順不同>

ジャック・マイヨールは西洋人には珍しく求道的な人物だった。
だからヨガと禅の力によって心身を律し、イルカとクジラを友人にし、何度も深海から帰ってきた。しかしその彼でも最後には帰らなかった。
――池澤夏樹(詩人・作家)

ジャック・マイヨールの生き方は海の中でも陸の上でも「イルカ的」だった。それは、我々人間社会の常識から見ると桁外れに「わがまま」ということになる。ジャックは、自分のからだの内側から聞こえてくる「生命の声」に素直に従って自分の行動を決めていたに過ぎなかった。自死を美化する気持ちは毛頭ない。だが彼が我々に伝えてくれた内なる自己への目覚めは色褪せることはない。
――龍村仁(映画監督/『地球交響曲(ガイアシンフォニー)』)

ジャック・マイヨールはフリーダイビングの神様として、ヨガの世界でも知る人が多い。
そんな彼の貴重な映像から、フリーダイビング=ヨガの切り離せない関係を感じる事が出来る貴重な作品です。全てのヨギー&ヨギー二達に観ていただきたいと思います。
――ケン・ハラクマ(インターナショナルヨガセンター主宰/一般社団法人アスリートヨガ事務局 代表理事)

ジャック・マイヨールと映画『グラン・ブルー』の影響でフリーダイビングを始めて20年になる。「そこには青しかない」このジャックの言葉は今も胸に響く。フリーダイバーたちが海の深みに挑む理由がそこにあると思う。
――篠宮龍三(フリーダイバー)

溶けるように海の一部になってゆく彼の姿は、吸い込まれるような美しさだった。人間が、自然と共存する術をすっかり見失っている今、ただ「自然の一部になる」というシンプルな答えが、沈黙の蒼にあった。ジャック・マイヨールの人生の貴重な場面の映像と、彼を愛おしく思う人々のインタビュー映像は、かなり貴重!
――クリス智子(ラジオパーソナリティ)

人間はどれだけ深く海に潜れるのか、その可能性を切り開いてくれた伝説のフリーダイバー、ジャック・マイヨールの多彩で奔放な人生が、彼が語るようにそのまま描かれている。海を愛する者達のバイブルになるであろうドキュメンタリー映画。
――福田朋夏(フリーダイバー)

果てしなく深い青一色の世界に、彼が求めたものとは――
ジャック・マイヨールの人生に深い影響を与えた日本との絆を解き明かす。

1988年に公開されたリュック・ベッソン監督の映画『グラン・ブルー』は“素潜り”の世界記録に命懸けで挑む青年が主人公の海洋アドベンチャー。この主人公のモデルこそジャック・マイヨールだった。彼は、上海在住の幼少期に、何度か佐賀・唐津を訪問。そこで海女の素潜りを見たことが将来へとつながる。
成長した彼は世界を放浪、フロリダでイルカに出会い運命が決定付けられる。素潜りを極めるべく、インドでヨガに出会い、日本の禅寺で精神を鍛え、ついに1976年、49歳の時に人類史上初めて水深100mに達する偉業を達成。それは“人間を超越した感覚”を経験した瞬間だった。
その後『グラン・ブルー』の公開で脚光を浴びるが、晩年うつ病になり自ら生涯を閉じる。

ジャック・マイヨール JACQUES MAYOL
1927年4月1日、上海生まれ。上海のフランス租界に赴任していた建築技師の父、ローラン・マイヨールと妻マルセルのもとに生まれた。10歳の時に、佐賀県唐津市の海で初めてイルカと出会い、その後の生活の原点となる。13歳まで上海で過ごし、父の故郷であるマルセイユに戻る。高校を卒業するとマルセイユを飛び出し、世界中を旅してまわった。デンマーク人のヴィブケ・ボージュ・ワズショルドと結婚し、長女ドッティと長男ジャン・ジャックが誕生した。
1957年、30歳になったジャック・マイヨールは、マイアミ水族館でイルカの調教師として働きはじめる。その後、水族館を退職しタークス・カイコス諸島に移住、水族館での経験を生かし、素潜りによる伊勢エビ漁を広める。その頃になると周りの勧めでフリーダイビングに挑戦するようになり、1966年に深度60メートルを記録したのを皮切りにエンゾ・マイオルカと共に記録合戦を繰り広げた。
1976年11月23日、エルバ島にて人類史上初めて素潜りで100メートルを超える記録をつくる。この時49歳であった。1983年、母親の看病のためマルセイユに行った折にリュック・ベッソンと出会う。
1988年、自伝をもとにした映画『グラン・ブルー』が公開し、世界中の人にその存在を知られるようになった。親日家であり、フリーダイビングにヨガや禅を取り入れていた。晩年はうつ病を患い、2001年12月22日、74歳で自らの命を絶つ。

作品タイトル:『ドルフィン・マン~ジャック・マイヨール、蒼く深い海へ』
監督:レフトリス・ハリートス
出演:ジャック・マイヨール、ジャン=マルク・バール、ドッティ・マイヨール、ジャン=ジャック・マイヨールほかナレーション:ジャン=マルク・バール
(2017年/ギリシャ、フランス、日本、カナダ/78分/カラー、モノクロ)
製作・提供:WOWOW
配給・宣伝:アップリンク

公式サイト:https://www.uplink.co.jp/dolphinman
Twitter:https://twitter.com/DolphinmanMovie
Facebook:https://www.facebook.com/DolphinmanMovie

コピーライト:(C)2017 ANEMON PRODUCTIONS/LES FILMS DU BALIBARI/GREEK FILM CENTRE/IMPLEO INC./STORYLINE ENTERTAINMENT/WOWOW
写真:Mayol family archive/Daniele Padovan/Daan Verhoeven/Junji Takasago/Mehgan Heaney-Grier/Bruno Rizzato

11月29日(金)より新宿ピカデリー、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

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