ポン・ジュノ監督最新作『パラサイト 半地下の家族』メインキャストたちがその魅力を語るコメントが到着!2020年1月公開

今年のカンヌ国際映画祭で、審査員満場一致で【最高賞】パルムドールに輝いたポン・ジュノ監督最新作『パラサイト 半地下の家族』が2020年1月全国公開となる。この度、本作の見どころを語るキャストコメントが到着した。

全員失業中の貧しい一家とIT企業を経営する裕福な社長一家という相反する2つの家族の出会いから想像を遥かに超える展開へと加速していく物語は、韓国映画史上最多となる202ヶ国での公開が決定。既に韓国動員1,000万人突破、フランス動員160万人突破となったほか、10月11日より限定公開が始まったアメリカでは、館アベレージが『ラ・ラ・ランド』を超える興収をたたきだす大ヒットスタートを果たすなど、オスカーも有力視されている。

鋭い視点で社会を切り取り、独自のユーモアを交えながら人間の内面をあぶりだしてきたポン・ジュノ監督が、ジャンルにとらわれない唯一無二の作風に磨きをかけ、10年ぶりにホームグラウンドで手がけた本作。一癖も二癖もある個性的な2つの家族を演じたのは、国際的俳優ソン・ガンホをはじめとする豪華キャスト陣だ。
なぜ本作が世界中で評価されているのか、名優たちが自らの演じた役どころを振り返り、作品の魅力やテーマを考察するコメントは必見だ。

目次

キャストコメント一覧

◎ソン・ガンホ(キム・ギテク役)
この物語の主人公は、普通の暮らしと幸せを求め、社会の一員になろうと頑張っている人たちです。彼らは次第に絶望的な状況に陥っていきますが、その過程で驚くほど多様な感情が沸き起っていきます。これは私たちの社会であり、私が生きる世界の物語です。
映画の作り手として、俳優として、このプロジェクトに参加できたことを誇りに思います。
きっと観客のみなさんは本作をポン・ジュノ監督の進化としてだけでなく、韓国映画の進
化として認識することでしょう。

パラサイト 半地下の家族

◎イ・ソンギュン(パク・ドンイク役)
主演が中心になっているというよりも、8人の役者それぞれの役柄や立場がパズルのように力強いアンサンブルとしてはまっていくというのは新しい経験でした。その意味合いにおいて、本当の家族だという印象を与えられるよう 、お互いがうまく演技し合えることが重要でした。撮影中、私は興奮すると同時に緊張してきました。まるでデビュー時に戻ったかのように。しかし、ポン・ジュノ監督という素晴らしいガイドとともに、旅行に参加しているかのようでした。2つの家族の置かれた状況はコメディのように見えるかもしれません。しかし、そこには緊張感もあります。これは、階級間での関係性は簡単には変わらないという気づきが生まれるある種のホラーだと言えます。

パラサイト 半地下の家族

◎チョ・ヨジョン(パク・ヨンギョ役)
脚本を読んだ時、私は「ポン・ジュノ監督は、私にこんな一面を見て、そしてこの映画でそれを引き出したいのか」と驚きました。ヨンギョ役を演じることは私にとって新しく楽しい経験でした。そして、私のこれからの役者人生の糧になる多くのことを学べたことに感謝しています。この映画は観客が気楽に楽しめて、しかし確実に多くのことを考えさせられることでしょう。

パラサイト 半地下の家族

◎チェ・ウシク(キム・ギウ役)
全ては「オクジャ/Okja」の撮影をしていたときに始まりました。撮影中、ポン・ジュノ監督に細身の体型を維持するようにと言われました。その後、息子の役だと言われて、脚本を渡されました。脚本を読んでいる間、まるでジェットコースターに乗っているかのようでした。次に何が起きるのか全く想像がつかず、ワクワクしてページをめくる手が止まりませんでした。本作は、私が何を学ぶべきか、何を見せるべきか、そして将来的に何をしなければならないのかを教えてくれる機会にあふれていて、役者としてのターニングポイントとなりました。私にとって『パラサイト 半地下の家族』は新しい経験であふれていました。前情報なしに本作を観ることができたら、観客にとっても本物の経験になることでしょう。

パラサイト 半地下の家族

◎パク・ソダム(キム・ギジョン役)
『パラサイト 半地下の家族』は、この時代の辛辣な肖像です。2つの家族の出会いの話であり、それぞれ母親がいて、父親がいて、息子がいて、娘がいる。でも、全く違った暮らしをしています。そして、この2つの家族を見ているだけで、私たちの社会について多くのことに気づくことができます。私は、自分がどの役者に向かって話しているかによって、自分の演技が変化していることに気づきました。ソン・ガンホはいつも予想がつかない演技をするので、私たちの反応も自然と違うものになっていきました。多くを学びました。映画を観た後、観客は多くのことを考えると思います。本作は何も考えず楽しめて、観た後にお酒を飲みながら語りたい映画です。

パラサイト 半地下の家族

世界を席巻する『パラサイト 半地下の家族』は、2020年1月より日本公開となる。

ストーリー
全員失業中、“半地下住宅”で暮らす貧しいキム一家。長男ギウは、“高台の豪邸”で暮らす裕福なパク氏の家へ家庭教師の面接を受けに行く。そして、兄に続き、妹ギジョンも豪邸に足を踏み入れるが…。この相反する2つの家族の出会いは、次第に想像を遥かに超える物語へと加速していく――。

作品タイトル:『パラサイト 半地下の家族』
出演:ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、イ・ジョンウン、チャン・ヘジン
監督:ポン・ジュノ(『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』)
撮影:ホン・ギョンピョ
音楽:チョン・ジェイル
2019年/韓国/132分/PG-12/2.35:1
英題:PARASITE
原題:GISAENGCHUNG/
提供:バップ、ビターズ・エンド、テレビ東京、巖本金属、クオラス、朝日新聞社、Filmarks
配給:ビターズ・エンド

公式サイト:http://www.parasite-mv.jp/
コピーライト:(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

2020年1月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー!

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