1997年に多くの自殺者まで出した韓国の通貨危機の裏側を赤裸々に暴き、政府を痛烈に批判する衝撃の問題作『国家が破産する日』が11月8日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて全国順次公開となる。
この度、韓国映画初出演となるヴァンサン・カッセル演じるIMF専務理事が韓国政府の決断を迫る本編映像が解禁となった。
この度、解禁されたのは支援要請を受けたIMF(国際通貨基金)と韓国のIMF交渉チームによる公式会議前の第1回非公式会議の様子を収めた本編映像。映像は会議に向かうキム・ヘス演じるハン・シヒョンとヴァンサン演じるIMF専務理事が会議に向かうシーンから始まる。韓国を注視しているIMFは支援の前提条件として支援要請の意思を韓国側に確認。支援要請の意思を伝えた韓国側は非公式の協議を希望。IMF専務理事は了承するも、「合意内容を覆さないという覚書を頂きたい」と要請。「大統領候補のうち、支持率の高い3名から署名を頂きたい。さもなくば協議を中止します。」と冷徹に通告。交渉前に覚書はかわせないとハン・シヒョンは反対するも、パク次官らはそれを差し置いて署名をもらうことを約束。意思を確認したIMFは要求額を迫る―。
『ブラック・スワン』(10)、『ジェイソン・ボーン』(16)などでハリウッドでも活躍するフランスの国民的スターがそのカリスマ性で本作では存在感を見せている。ヴァンサンは本作への出演にあたり「以前から韓国映画が好きで、今回の共演者や監督を調べていくうちに、さらに興味深いものとなった。そのため、今回のプロジェクトは断れない提案だった」と話しており、ヴァンサンと韓国実力派俳優たちの強烈な演技のアンサンブルは大きな見どころとなっている。
イントロダクション
政府の対策チームの中で国民の側に立って孤軍奮闘する韓国銀行の通貨政策チーム長ハン・シヒョン役には『10人の泥棒たち』のキム・ヘス。経済危機をキャッチし、人生を賭ける青年ユン・ジョンハク役には『バーニング 劇場版』のユ・アイン。また、工場と家族を守ろうとするガプス役に『シルミド』のホ・ジュノ、シヒョンと対立する財政局次官役に『1987、ある闘いの真実』のチョ・ウジン。そしてIMF専務理事役にはフランスの俳優で韓国映画初出演のヴァンサン・カッセル。
ストーリー
韓国が経済の好景気を信じて疑わなかった1997年、韓国銀行の通貨政策チーム長ハン・シヒョンは通貨危機を予測する。しかし政府が非公開の対策チームを招集したときには、国家破産までわずか7日間となっていた。対策チームでシヒョンは、国民にこの危機を知らせるべきではないという驚くべき主張にぶち当たる。同じ頃、危機の兆候を独自にキャッチした金融コンサルタントのユン・ジョンハクは、一世一代の大勝負に出る。一方、経済情勢に疎い町工場の経営者ガプスは、大手百貨店からの大量発注を手形決済という条件で受けてしまう。
作品タイトル:『国家が破産する日』
出演:キム・ヘス『10人の泥棒たち』、ユ・アイン『バーニング 劇場版』、ホ・ジュノ『シルミド』、ヴァンサン・カッセル『ジェイソン・ボーン』
監督:チェ・グクヒ
2018年/韓国映画/114分/カラー/5.1chデジタル/ビスタ/
日本語字幕:福留友子
字幕監修:浜矩子
原題:국가부도의 날
配給:ツイン
公式サイト:kokka-hasan.com
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11月8日(金)シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次ロードショー