クロスオーバー・エピソードが醍醐味で“One Chicago”で称される全米で大人気のドラマ“シカゴ”シリーズ(「シカゴ・ファイア」、「シカゴP.D.」、「シカゴ・メッド」)。
日本では、「シカゴ・ファイア シーズン6」DVDがリリース中、「シカゴP.D. シーズン5」DVDが4月8日(水)リリース、「シカゴ・メッド シーズン2」DVDが5月8日(金)リリースと、連続リリースでファンを沸かせている。
このたび、“シカゴ”シリーズのスタジオに潜入取材が敢行され、各作品のキャストから、シリーズの魅力や想いが語られた。
現在、最新シーズンが終了したばかりの「シカゴ・ファイア」は、毎回ハラハラさせられる救助シーンや、さまざまな人間模様を描いた興味深いドラマなど見どころが満載。ストーリーの大半は、コンサルタントのスティーヴ・チケロティスが消防士でチーフだった時、実際に経験したことを基にしているためキャスト全員が、リアルなところを大切にしている。
▲撮影現場写真
「シカゴ・ファイア」
コンサルタント兼アソシエイト・プロデューサーのスティーヴ・チケロティスが指導中(左上)。
煙で何も見えない中の設定で、右手に持った斧の棒を左右に振り(物にぶつからないように)、左手で壁をさわりながら進み、ベッド上に横たわる人を救助するという設定。
「僕らは、本当のストーリーを語るためにベストを尽くしている。消防士たちが経験していることを基にしているから、消防署でどういうことが起きているかを見たり、一緒に消防車に乗ったりすることは助けになる。(消防士たちの)クラフトや仕事ぶりに浸ることで、彼らのストーリーを画面上でしっかり見せられるんだ」とテイラー・キニー(ケリー・セブライド役)。
また、役作りの一環として、体作りは常に欠かせないという。「行ける時にジムに行ってかなりワークアウトする。消防士を演じているんだから、体重50キロで現場に行くことは出来ない。できる限り多くのスタントシーンを自分たちでやろうとしているんだ」と前向きだ。
ジェシー・スペンサー(マシュー・ケイシー役)も、肉体面の準備をすることはこのドラマに重要不可欠と語る。「友達が時々セットに来るんだけど、僕らが同じことを何度も繰り返しているのを見て驚いていたよ。番組の中で、僕らが階段を上がっていくのを1度見たとしたら、多分それを25回とかやっている。僕ら全員が怪我をしたことがあり、アスリートみたいなものだよ。撮影現場に行くと、136キロの男をかついだり、その人を20回持ち上げないといけなかったりするんだからね(笑)」。
▲撮影現場写真
「シカゴ・ファイア」のテイラー・キニー(左)とミランダ・レイ・メイヨ(右)。休憩中も息ぴったりの仲良しオフショット。
毎シーズン、クロスオーバー・エピソードがあり、テイラーはいつもそれを楽しんだそうで、「クロスオーバーをやるのは大きな仕事だから、製作チームやスタッフは大変だよ。役者たちは番組から番組へと移る。キャンプみたいなんだ。しばらく会っていない友達に会うみたいなものだよ。みんながすごく一生懸命に取り組んでいるんだ。だからファンのみなさんが楽しんでくれることを願っているよ」。
また、シカゴでの撮影に関しての印象深いエピソードを尋ねると、ジェシーは、「ある人が(走っている)トラックの上で寝ているとき、(トラックが)大きく揺れて、橋の上にある街頭柱のてっぺんに乗っかってしまったということがあったんだ。本当の話なんだけど、僕らが実際それを演じたら誰も信じなかった。『事実は小説より奇なり』ということが時々あるんだよ」と笑った。
さらに、「シカゴP.D.」のジェイソン・ベギー(ハンク・ボイト役)に、シカゴで撮影することのメリットを尋ねると、「夫や妻について、もっとも好きな部分はどこかと聞くみたいなものだよ。シカゴは番組の主役だと思っている」という答え。「時々、彼女(シカゴ)は冷たくて厳しい。でも、彼女は僕らの母親みたいなものだ。彼女はただ料理をしたり、僕の面倒を見てくれるだけじゃない。シカゴはすべてなんだ」とシカゴにぞっこん。シカゴの人たちは自分にいつも敬意を払ってくれると続けた。「『僕の上役があなたみたいだったらいいのに。あなたのためならいつでも働きますよ』って言うんだ。シカゴの人々はハンク・ボイトが好きなんだ。僕はソーシャル・メディアなどやらず、本来の自分のままおとなしくしている。でも、僕が通りを歩いていると、人々は本当にボイトに感謝するように、僕を見て『ハンク!』って呼んだりする。僕はハンクじゃないよ~(笑)」と熱心なファンに嬉しさを隠せない。
▲撮影現場写真
「シカゴ・メッド」
呼吸困難になっている人の肺にチューブを入れて、人工呼吸させる方法を教えてもらう、コリン・ドネル(右)とブライアン・ティー(左)。
そして、「シカゴ・メッド」のニック・ゲルファス(ウィル・ハルステッド役)は、他の医療ドラマとの違いについて語ってくれた。「まずはクロスオーバーがあることだね。ある意味、「シカゴ・メッド」は、他の2つの番組の一部であるということなんだ。また、僕らには精神科医がいるということだ。どの医療ドラマにも、精神科医が出てきたことは少ないと思う。それは今、この番組で僕がお気に入りの部分の一つだよ。ドクター・チャールズは精神科医なんだ。僕らは毎週、精神病のケースを扱っているけど、精神病はとても重要なトピックだと思う。そして、この番組のおかげで、今そういうことについて話す心の用意が出来たんだ。僕らがエンターテインメントに携わり、精神病などにつきまとう悪いイメージをいくらか和らげていることを嬉しく思っているよ」と、自負した。
「シカゴ・ファイア シーズン6」DVD リリース中
(c) 2018 Universal Studios. All Rights Reserved.
「シカゴP.D. シーズン5」DVD 4月8日(水)リリース
(c) 2018 Universal Studios. All Rights Reserved.
「シカゴ・メッド シーズン2」DVD 5月8日(金)リリース
(c) 2020 Universal Studios. All Rights Reserved.
海外ドラマ“シカゴ”シリーズ公式サイト:www.chicago-tv.jp
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