『百円の恋』で国内映画賞にて日本アカデミー賞を初め数々の脚本賞を受賞した足立紳が、自身の赤裸々な夫婦生活を綴った小説「喜劇 愛妻物語」(幻冬舎文庫)を原作に自らメガホンをとり映画化した『喜劇 愛妻物語』が、9月11日(金)より新宿ピカデリー他にて全国公開となることが決定した。
あわせて、ティザービジュアルと特報映像(特報A、特報Bの2パターン)が解禁された。また、本年度第22回ウディネ・ファーイースト映画祭のコンペティション部門に正式出品されることも決定した。
本作は、いつまで経っても売れる見込みがない、年収50万円の脚本家の豪太と、そんな情けない夫に絶望している酒好きの妻チカ。結婚10年目にして倦怠期の真っ只中にいるセックスレス夫婦の痛快な愛憎劇だ。
この度解禁されたティザービジュアルは、濱田岳演じる【超ダメ夫】豪太と水川あさみ演じる【超恐妻】チカ夫婦の、怒り・哀しみ・喜びといった笑い様々な表情が切り取られたものとなっている。
また、特報Aは車中、特報Bは路上と2つの異なるシチュエーションで繰り広げられている。速射砲のように毒舌を夫に浴びせる妻・チカの罵詈雑言に対して、たじろいながらも奮。闘する夫・豪太、そんな両親の会話を全部聞いている娘・アキの様子が映し出され、夫婦ふたりの痛快な口喧嘩をほぼワンカットで見せる斬新な映像となっている。
【特報A】
【特報B】
そして、本作が正式出品されるウディネ・ファーイースト映画祭は、ヨーロッパ最大のアジア映画祭。毎年4月下旬に開催され、今年で22回目を迎える。今年は世界が直面する新型コロナウイルス感染拡大の深刻な状況を考慮し、開催時期を6月26日~7月4日に延期しつつ、オンラインで開催される予定だ。なお、本作が選出されたのは本映画祭のコンペティション部門。
昨年の第21回では、田中征爾監督の『メランコリック』が新人監督作品の中で最も優れた映画に贈られるホワイト・マルベリー賞を受賞し、武内英樹監督の『翔んで埼玉』が、マイ・ムービーズ賞(通常の観客賞とは別にインターネット投票で選出される観客賞)を受賞した。一昨年の第20回では上田慎一郎監督の『カメラを止めるな!』が観客賞第2位にあたるシルバー・マルベリー賞を受賞している。
ウディネ・ファーイースト映画祭で受賞した作品は日本公開時に話題となりヒットしている傾向があり、『喜劇 愛妻物語』の受賞も期待される。
★第32回東京国際映画祭 【最優秀脚本賞】受賞
★第22回ウディネ・ファーイースト映画祭 コンペティション部門正式出品
作品タイトル:『喜劇 愛妻物語』
出演:濱田岳 水川あさみ 新津ちせ
大久保佳代子 坂田 聡 宇野祥平 河合優実 黒田大輔 冨手麻妙
夏帆 ふせえり 光石 研
監督・脚本:足立 紳
原作:足立 紳「喜劇 愛妻物語」(幻冬舎文庫)
製作:『喜劇 愛妻物語』製作委員会
制作プロダクション:AOI Pro.
2019/日本/カラー/アメリカンビスタ/上映時間:115分/PG-12
配給:キュー・テック バンダイナムコアーツ
コピーライト:(C)2020『喜劇 愛妻物語』製作委員会
9月11日(金) 新宿ピカデリー他全国ロードショー
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