映画『17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン』が、7月24日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国で公開となる。この度、本作の予告編が解禁された。
1937年、ナチ・ドイツとの併合に揺れる激動のウィーン。17歳の青年フランツが、精神分析学者ジークムント・フロイト教授の教えを請いながら、恋に悩み、成長していく姿を幻想的な映像美とともに描いたニコラウス・ライトナー監督作品『17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン』。
原作は、2012年にオーストリアで出版されて以降、社会現象に発展するほどの人気からドイツ国内で50万部以上が発行されたローベルト・ゼーターラーのベストセラー「キオスク」。
また、本作でフロイト教授を演じたのは『ベルリン・天使の詩』『ヒトラー ~最期の12日間~』などで主演を務めその名を世界に知らしめた名優ブルーノ・ガンツ。遺作となった本作では、ナチスによる抑圧や、老いからくる病に耐えながらも、うぶな青年の人生に華やかな彩りを添える人生の師を演じている。
この度解禁された予告編では、タバコ店の見習いとして働くためウィーンにやってきた青年フランツが、フロイト教授との出会いや、初めての恋などを通じて成長していく姿が描かれている。
映像からは1937年当時のウィーンの街並みや、新聞や雑誌、文具なども扱っていたタバコ店の賑やかな雰囲気を感じることが出来るほか、ナチ・ドイツによるオーストリア併合、さらには第二次世界大戦の影が日常にも迫っている様子が描かれている。また、故・ブルーノ・ガンツ演じるフロイト教授がフランツに向ける優しい眼差しや、彼が伝える人生の教訓は、ガンツの熱演とともに見逃せない。
親ナチ派の市民からの嫌がらせや暴力に屈することなく、フロイトをはじめとするユダヤ人へも平等に向き合うタバコ店の店主オットーの背中を見ながら、17歳の青年が激動の時代にどのような人生の選択を迫られ、その将来を歩んでいくのか、その結末が気になる予告編となっている。
ストーリー
1937年、ナチ・ドイツとの併合に揺れるオーストリア。自然豊かなアッター湖のほとりに母親と暮らす17歳の少年フランツは、タバコ店の見習いとして働くためウィーンへやってきた。常連のひとりで“頭の医者”として知られるフロイト教授と懇意になったフランツは、教授から人生を楽しみ恋をするよう勧めを受ける。やがてボヘミア出身の女性に一目惚れをし。はじめての恋に戸惑うフランツは、フロイトに助言を仰ぐ。しかし時代は国全体を巻き込んで、激動の時を迎えようとしていた。
作品タイトル:『17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン』
出演:ジーモン・モルツェ、ブルーノ・ガンツ、ヨハネス・クリシュ、エマ・ドログノヴァ
監督:ニコラウス・ライトナー
脚本:クラウス・リヒター、ニコラウス・ライトナー
原作:ローベルト・ゼーターラー(「キオスク」2017年 東宣出版 酒寄進一訳)
オーストリア、ドイツ/2018/113分/R15+
原題:Der Trafikant
日本語字幕:吉川美奈子
提供・配給:キノフィルムズ 配給協力:REGENTS
公式サイト:17wien.jp
公式Twitter:@17wien_movie
公式Facebook:@17wien.movie.jp
コピーライト:(C) 2018 epo-film,Glory Film
7月24日(金・祝)Bunkamuraル・シネマほか全国公開
関連記事:
■ 『17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン』7/24公開決定!若い青年とフロイト教授の友情を描くベストセラーを映画化