カズオ・イシグロ原作「日の名残り」が朗読劇として日本初上演決定!眞島秀和主演、Wキャストで大空ゆうひ、小島聖ら出演

2017年にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの代表作「日の名残り」を朗読劇として日本初上演されることが決定した

1989年刊行、英語圏最高の文学賞とされるブッカー賞を受賞したズオ・イシグロの代表作「日の名残り」。第二次世界大戦前後の英国を舞台に、執事として働く主人公スティーブンスの過去と現在が交錯しながらひとり語りで物語は進む。
主人公“執事スティーブンス”には確かな演技力と存在感で注目の眞島秀和、物語のキーポイントなる“女中頭ミス・ケントン”にダブルキャストで宝塚歌劇団トップスターを経て舞台を中心に幅広い役柄で活躍する大空ゆうひ、映像、舞台と垣根なく活躍、その自然体な演技が魅力の小島聖。
貴族“ダーリントン卿”には作家、演出家のイメージが強いが今回は俳優としての参加となるマキノノゾミ、十数役を担当するのはダブルキャストで落語家の桂やまと、百戦錬磨のラサール石井。其々実力と魅力を兼ね備えた個性的な俳優陣の共演に、ご注目いただきたい。

上演台本・演出担当する村井雄はKPR開幕ペナントレースを率い、海外公演を積極的に展開、2019年5月にはジャパン・ソサエティー正式招聘されたニューヨーク公演では五つ星の劇評で評価されるなど注目の演出家だ。
公演は、東京は2020年9月30日(水)~10月4日(日)池袋あうるすぽっとを皮切りに、兵庫、山形、岩手と巡回する

どんなに社会が変わろうとも
いかに人は尊厳と品格を持って自分らしく生きるべきかを問う

『日の名残り』
本作は1930年代第二次世界大戦に入る前から戦後にかけてのイギリスを舞台に、貴族の屋敷ダーリントンホールに使えた老執事スティーブンスを主人公に、執事としての仕事への誇り、人生を一途に一つの職業に打ち込んだことで得られたもの、手からすり抜けたもの。現在と過去が交錯する中、次第にスティーブンスの“今”が見えてくる。
一つの職業に実直に一生を捧げた人間の、プライドと悲哀、そして、老境に差し掛かって人生を振り返った主人公が、再度顔を上げて次の一歩を踏み出す人生の輝きを描いている。

カズオ・イシグロ
1954年11月8日長崎生まれ。1960年、五歳のとき、家族と共に渡英。以降、日本とイギリスのふたつの文化を背景にして育つ。ケント大学で英文学を、イースト・アングリア大学大学院で創作を学ぶ。
1982年の長篇デビュー作『遠い山なみの光』で王立文学協会賞を、1986年に発表した『浮世の画家』でウィットブレッド賞を受賞。1989年には長篇第三作の『日の名残り』でブッカー賞を受賞した。その後、『充たされざる者』(1995)、『わたしたちが孤児だったころ』(2000)、『わたしを離さないで』(2005)、短篇集『夜想曲集』(2009)、2015年に『忘れられた巨人』(以上ハヤカワ文庫)を発表。2017年には長年の功績に対してノーベル文学賞が授与された。

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スケジュール・概要

公演タイトル 朗読劇『日の名残り』
出演:眞島秀和/大空ゆうひ・小島 聖(ダブルキャスト)/マキノノゾミ/桂 やまと・ラサール石井(ダブルキャスト)
原作:カズオ・イシグロ(早川書房刊) 訳:土屋政雄  上演台本・演出:村井 雄

会場:東京 あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
日程:2020年9月30日(水)〜10月4日(日) 前売開始8月23日(日)
お問い合わせ:あうるすぽっと 03-5391-0751
http://www.owlspot.jp/

ツアースケジュール
兵庫:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール 10月6日(火)
お問合せ 芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255
http://www.gcenter-hyogo.jp

山形:伝国の杜 置賜文化ホール 10月9日(金)
お問合せ 0238-26-2666
http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/top.htm

盛岡:盛岡劇場 メインホール 10月11日(日)
お問合せ・チケット予約 019-622-2258
https://www.mfca.jp/morigeki/

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