世界中で人気のライド・アトラクションにもなった映画シリーズ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ジュラシック・パーク』『インディ・ジョーンズ』など数々の夢の世界を贈り出してきたスティーブン・スピルバーグ監督が手掛ける、これまでの作品を遥かに超える最大級のエンターテイメント作『レディ・プレイヤー1』が4月20日(金)より全国ロードショーとなる。
この度、本作の公開に先駆けて原作者のアーネスト・クライン氏とプロデューサーのドナルド・デ・ライン氏が緊急来日し、日本を代表するクリエイター陣と共に『レディ・プレイヤー1』を待ち望むファン達を前に<特別映像解禁セレブレーションイベント>が行われた。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンや『AKIRA』に登場する金田のバイク、更には日本を代表するロボットアニメ『機動戦士ガンダム』のRX-78ガンダムや、対戦型アクションゲームの金字塔『ストリートファイター』シリーズと思しきキャラクター達など、世界中の誰もが知るキャラクターやアイコンたちが一堂に会する『レディ・プレイヤー1』。スピルバーグ監督だからこそ実現できたこの夢のプロジェクトの全貌を少しでも掴もうと、この日会場である“VR ZONE SHINJUKU”の前に集まったファンの数は約500人。先着順かつ抽選で会場に入ることができた150人のファンの中には世界のだれもが知るキャラクターやアイコンが登場する本作に因んで思い思いのコスプレをしたファンもおり、会場周辺はイベントスタート前から異様な熱狂に包まれていた。
MCの呼び込みの下、原作者のアーネスト・クラインと、プロデューサーのドナルド・デ・ラインが登場。アーネストは「僕の夢がついに叶いました!日本のポップカルチャーの大ファンなので、ここに来れて光栄です!」、ドナルドは「10年ぶりに日本にきましたが、やっぱり東京は大好きなので最高にハッピーです!」と語り、会場から大きな拍手が送られた。
続いて特別ゲストとして日本のクリエイター陣、昨年公開された「キングコング 髑髏島の巨人」のポスターを描き、日本のみならず世界で活躍するイラストレーターの開田裕治さん、全世界累計発行部数2,000万部超えの大人気のノベル「ソードアート・オンライン」原作者の川原礫さん、累計発行部数1400万部超、世界でも話題のコミック「ワンパンマン」の著書であり、現在「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のコミック企画も進行されている漫画家の村田雄介さん、全世界累計興行収入43億を記録した『劇場版 ソードアート・オンライン・オーディナル・スケール』など話題作の監督をつとめる伊藤智彦さん、登録者数100万人の大人気You tuberのMEGWINさん、アメコミ批評家の杉山すぴ豊さん、そしてVRエンターテイメント界をけん引し、本イベントの会場にもなった“VR ZONE SHINJUKU”のコヤ所長こと小山順一朗さんが登場。それぞれ如何にスピルバーグ作品に影響を受けたか、そして『レディ・プレイヤー1』を今から待ちきれないかを語ると、会場に集まったファンたちは思い思いにうなずき、拍手を送った。そんな錚々たる日本のクリエイター陣たちを前にしたアーネストは、「この場にいることができて光栄です!僕はSAOの大ファンだし、開田さんのイラストのファンでもある。本当に嬉しいです!!」とコメントし大盛り上がりの中イベントはスタートした。
アーネストとドナルドが日本のファンのために持ち込んだ特別映像では、『レディ・プレイヤー1』の誕生秘話と、『レディ・プレイヤー1』が、スピルバーグが生み出した『E.T.』や『インディ・ジョーンズ』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、そして『ジュラシック・パーク』などの伝説的な大ヒット作品の直系ともいえるアドベンチャー大作であることが明かされた。続くプレゼンテーションでは、アーネストとドナルドがなんとこの日のためだけに、本作のオリジナルコンセプトアートを持参。アーネストが「このアートをお見せできることにワクワクしています!さあ始めましょう!!」とコメントすると、会場からは大きな拍手が巻き起こった。そして世界初公開となるそのアートの一枚一枚に、会場からはどよめきが起こる。
イベントのラスト、日本のポップカルチャーが大好きなアーネストから、なんと本作のアートワークを開田さんと村田さんに描いて頂きたいというお願いが。あまりのアーネストの熱の入れように、2人は即快諾。開田さんは「書く気満々!40年この仕事をしてるんですから、私が書かなくて誰が書きます?」と興奮気味語り、村田さんは「このタイミングを逃したらもうかけない!宜しくお願いします!!」とコメント。会場の盛り上がりは最高潮となり、惜しまれつつも幕が下ろされた。
日本のクリエイター陣を交えた熱いトークセッション コメント
アーネスト・クライン
僕は日本のポップカルチャーで育ちました。ウルトラマン、ウルトラセブン、マグマ大使、宇宙戦艦ヤマト、時空要塞マクロス、日本のゲームもクールで、タイトーや任天堂など沢山プレイしました!この原作は日本のポッポカルチャー無しには作れなかったのです。この映画で、その恩返しをしたいと思っています。
僕がもし、オアシス内で本当にアバターを作るとしたら、主人公のアバターパーシバルと同じにします。何故なら、パージバルのデザインは日本のアニメやマンガからインスピレーションを受けているんです。僕もデロリアンに乗っているしね。
“オアシス”の世界ではどんなことも可能になる。RX-78-2 ガンダムも作り出せるし、ストⅡの春麗やリュウまでもね。まだ映像には入っていないが、カウボーイ・ビバップのソード・フィッシュも出てきますよ!そしてガンダムの壮絶なバトルも見ものです!!
スピルバーグと初めて会った時は凄く衝撃的でした。いきなり大ファンだと言われたのです。そして原作を持ってきてくれたのですが、そこに付箋がいっぱい貼ってあって、あれもこれも映画に登場させたいんだと言われたのです。
ドナルド・デ・ライン
スピルバーグはこの映画の台本を読んだとき、ものすごく興奮していました。そしてすぐに映画化の話になったのです。スピルバーグはこの映画を作るとき、アーネストが生み出したこの世界観を完全に再現することに拘りました。アーネストの話す通り、この映画は様々なキャラクターが登場する夢の世界ですが、同時に壮大なアドベンチャーと、少年の心の成長を描いているのです。ウェイドが、VR と現実の世界を通して生身の人間の友情や愛を学ぶのです。スピルバーグの作品をプロデュースすることは私のキャリアで最高の経験になりました。
川原礫さん
楽しみ過ぎて原作を途中で読むの止めたんですが、この映像みたらやっぱり続きが読みたくなりました!そして本当に映像がリッチですねー。SAO の世界も惑星の一つに加えて欲しいくらいです!!VRを扱った作品の面白さは、VR世界と現実の世界をどうシンクロされるかなのですが、この作品がそれをどう描くかを期待しています!
伊藤智彦さん
RP1の映像を観ると、次の僕の監督作とかに真似したくなるんですよね!川原さんは映像リッチだと言うけど、スピルバーグと比べられると辛いです…。でも一刻も早く本編を観たいです!!
開田裕治さん
原作にないシーンも予告にあり、これからの展開が本当に気になります!そしてガンダムに燃えますね!!ガンプラのイラストを描いてますからね。僕らのキャラクターが、ハリウッドでしかもスピルバーグが監督監督するなんて興奮する!!有名なキャラクターのクロスーバーは日本人が歌舞伎などで古くから馴染みがあって好きだけど、これはその決定版だね!!本当に幸せな時代。アーネストさん、よくぞこの原作を書いてくれました!
村田雄介さん
スピルバーグ作品に影響受けたものとして、アーネストさんとは通ずるものを感じますね。スピルバーグ作品には共通して郷愁というものがあるんです。例えば『E.T.』だったら子供の頃の寂しさを描いていたり、『インディ・ジョーンズ』では少年の頃に思い描いていた冒険が描かれていたり。この作品も未来のことを描いていながら、80年代をテーマにしている。とても思い出いっぱいの作品なんだなと思います。
杉山すぴ豊さん
このRP1で大切な70年代後半から80年代は、ゲームでは“インベーダー”が登場し、アニメでは宇宙戦艦ヤマトが流行り、映画ではスピルバーグ作品が大ヒットしました。日米のカルチャーがミックスしたとても面白い時代なんです。そして80年代にそれが発展した。ポップカルチャーとしてはとても重要なタイミングなんです。
作品タイトル:『レディ・プレイヤー1』
出演:タイ・シェリダン、オリビア・クック、マーク・ライランス、サイモン・ペッグ、T・J・ミラー、ベン・メンデルソーン、森崎ウィン
監督:スティーブン・スピルバーグ
脚本:ザック・ペン 原作:アーネスト・クライン著「ゲームウォーズ」(SB文庫)
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/readyplayerone/
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4月20日(金)全国ロードショー!