日本初公開インド映画をラインナップ「インディアンムービーウィーク2020」より『ビギル 勝利のホイッスル』本編映像解禁!

インディアンムービーウィーク2020日本初公開のインド映画10作品を公開する「インディアンムービーウィーク2020」が、9月11日(金)よりキネカ大森にて開幕する。

この度、上映作品のうち日本で人気の高いヴィジャイ主演『ビギル 勝利のホイッスル』の本編映像が公開された。

タミル語映画『ムトゥ踊るマハラジャ』(1995年/日本公開は1999年)の大ヒットで、日本でも「スーパースター」として存在が知られるようになったラジニカーント(1950年生まれ/現在69歳)。現在もダントツのカリスマであるそのスーパースター・ラジニカーントに続く世代の人気スターが、本作の主演俳優ヴィジャイだ。

ヴィジャイはこの数年、出演作が続けて大ヒットしており、インディアンムービーウィーク2019でも、政治スリラー『サルカール 1票の革命』(2018年)が上映され、大変好評を博した。2019年の主演作『ビギル』の予告編がYouTubeに公開された際は、わずか78時間で200万の「いいね」を獲得。人気の高さと、ファンからの期待の大きさを示した。

そして、ヴィジャイと同じくタミルナードゥ州チェンナイ生まれで、インドで撮影されたイギリス映画『スラムドッグ$ミリオネア』(2008年/監督:ダニー・ボイル)の音楽を担当、アカデミー賞やゴールデングローブ賞作曲賞を受賞し、今や国際的に活躍するA.R.ラフマーンが、2017年以降3作品続けてヴィジャイ主演作の音楽を手がけている。

今回解禁された本編動画でも、ヴィジャイ本人の歌声にのせた群舞シーン「たぎる思い」のほか、幻想的な映像のなかで女性へのエールを送る「ライオンガール」など、ラフマーンが手がけた音楽が使われている。「たぎる思い」では、本作品がヴィジャイ主演63作目であることをチラリと紹介するおばあちゃんたちのセリフにもぜひご注目を。西洋音楽をベースにインドの打楽器が加わるユニークな楽曲は、物語の情感を高めているだけでなく、一度聴いたら忘れられない強烈な印象を残す。

その他、コメディ、ホラー、社会派作品から伝記ドラマまで、さまざまなインド映画の「いま」をご紹介するラインナップとなっている「インディアンムービーウィーク2020」に期待が高まる。

 

「インディアンムービーウィーク2020」開催概要

2020年9月11日(金)~10月8日(木):キネカ大森
2020年9月25日(金)~(終了日未定):新宿ピカデリー ほか全国順次開催予定

9月25日(金)~(終了日未定)
MOVIX利府/MOVIX三郷/MOVIX柏の葉/ミッドランドスクエアシネマ/MOVIX京都/なんばパークスシネマ/神戸国際松竹/MOVIX倉敷/MOVIXあまがさき/MOVIX三好/MOVIX清水

10月2日(金)~(終了日未定)
刈谷日劇

10月9日(金)〜10月22日(木)
シネ・リーブル梅田

詳しくは公式サイトへ:https://imwjapan.com/

 

上映作品データ

『ビギル 勝利のホイッスル』
出演:ヴィジャイ『サルカール 1票の革命』、ナヤンターラ『永遠の絆』、ヨーギ・バーブ『サルカール 1票の革命』、ジャッキー・シュロフ『サーホー』
監督:アトリ
音楽:A.R.ラフマーン
原題:BIGIL
177分/2019年/タミル語

インディアンムービーウィーク2020

花形サッカー選手だったマイケルは、友人に代わり女子サッカー州代表チームの監督となり、全国大会に進出する。女性のエンパワーメントをテーマに据える一方、ラジニカーントに並ぶ人気を誇るヴィジャイのダンス、アクション、一人二役も盛り込み、見どころ満載。2019年大ヒット作。
※日本語字幕版初上映


『ストゥリー 女に呪われた町』
出演:ラージクマール・ラーオ『バレーリーのバルフィ』、シュラッダー・カプール『サーホー』、『きっと、またあえる』
監督:アマル・カウシュク
原題:STREE
2018年/ヒンディー語

インディアンムービーウィーク2020

祭りの季節になると女の幽霊(ストゥリー)が現れ、若い男性をさらうという伝説がある町。仕立屋のヴィッキーはある日、謎めいた女性に出会う。その頃、ヴィッキーの友人が幽霊にさらわれる。グローバル化したゾンビのコメディ『インド・オブ・ザ・デッド』(2013年)を監督した、ラージ・ニディモールー&クリシュナDKがプロデュースと脚本を手がけたゴーストホラー。2018年の大ヒット作。
※日本初上映


『無職の大卒』
出演:ダヌシュ『クローゼットに閉じ込められた僕の奇想天外な旅』、サムドラカニ『カーラ 黒い砦の闘い』、アマラ・ポール『神さまがくれた娘』
監督:ヴェールラージ
原題:VELAIILLA PATTADHARI
2014年/タミル語

インディアンムービーウィーク2020

大学で土木工学を学んだラグヴァランは、花形のIT専攻でなかったばかりに職が見つからない。ようやくチャンスを掴むが、大手建設会社の御曹司と対決する。インド映画定番の「職のない若者」をダヌシュが好演した、爽やかで痛快な一作。公開年に大ヒットし、南インドの主要な映画賞で俳優賞、作品賞、音楽賞など多数受賞した。
※日本初上映


『結婚は慎重に!』
出演:アーユシュマーン・クラーナー『盲目のメロディ』、ジーテンドラ・クマール
監督:ヒテーシュ・ケワルヤー
原題:SHUBH MANGAL ZYADA SAAVDHAN
2020年/ヒンディー語

インディアンムービーウィーク2020

密かに愛を育んでいたカールティクとアマン。アマンが妹の結婚式のため帰郷した時、二人の関係が彼の父に知られてしまう。両親に逆らえず、アマンは許嫁との結婚を承諾するが……。インド最高裁判所は2018年9月、同性間の性行為を「不自然な違法行為」と定めた刑法第377条を憲法違反と 判決を下した。LGBTの人々が自由に愛し合う権利が認められるようになり、以後、同性カップルが登場する作品がメジャー作品としても公開されるようになった。本作は公開時に「陽気なコメディの最後に、愛と受容についての力強いメッセージがある」(フィルムフェア誌)等と好評価を受けた。
※日本語字幕版初上映
※憲法無効というのは「憲法そのものの正当性を問う考え方」の意味。またLGBT映画は2018年以前にも小規模に公開され続けてきていた。


『お気楽探偵アトレヤ』
出演:ナヴィーン・ポリシェッティ(きっと、またあえる)、シュルティ・シャルマー
監督:スワループ R.S.J.
原題:AGENT SAI SRINIVASA ATHREYA
2019年/テルグ語

インディアンムービーウィーク2020

探偵業を始めたアトレヤは、レイプ殺人事件を調査するうちに、線路脇で身元不明死体が多数見つかる別の怪事件に絡め取られ、自身が容疑者となる。『きっと、またあえる』にも登場のナヴィーン・ポリシェッティ主演のユーモア探偵映画。笑わせるだけではなく、インド特有の事情に根差した犯罪の恐るべき実態についても鋭く切り込む、考え抜かれた脚本が見事。今年1月に行なわれたZEE シネ・アワード(テルグ語部門)で、デビュー監督賞、特別作品賞などを受賞。
※日本初上映


『浄め』
出演:ニウェーディタ、ローレン・スパルターノ
監督:アーダルシュ.H.イーシュワラッパ
原題:Shuddhi/2017年/カンナダ語

インディアンムービーウィーク2020

インドを訪れた米国人女性が、バンガロールで拳銃を入手する。そこからマイソール、マンガロールと、一見ただの観光旅行にみえるその行程は、危険な使命を帯びた旅だった。インドに根深い「女性への暴力」の問題と向き合う一作。レイプやモラル・ポリシング、性犯罪を裁く法律の不備といった社会問題への告発に、戦うヒロインを導く教えとしてヒンドゥー教の神話を重ね合わせる印象的な構成。映画メディア「フィルム・コンパニオン」が選ぶ、「2010年代のカンナダ語映画ベスト25」にランクイン。
※日本初上映


『ジャパン・ロボット』
出演:サウビン・シャーヒル『ナイジェリアのスーダンさん』『チャーリー』、スラージ・ヴェニャーラムード『アブ』『アダムの息子』
監督:ラティーシュ・バーラクリシュナン・ポドゥヴァール
原題:ANDROID KUNJAPPAN VERSION 5.25
2019年/マラヤーラム語

インディアンムービーウィーク2020

ケーララ州の片田舎にやってきた日本製ロボット。頑固老人の心はロボットの登場によって変化し、一人息子との関係も揺らぎ始める。着ぐるみ感満載のロボット、中国風BGMと共に登場する「日系」ヒロインなど、脱力系コメディーに見せかけて、現代のケーララ社会への鋭い皮肉を随所に散りばめる。サウビン・シャーヒルとスラージ・ヴェニャーラムード、二人の性格俳優の演技も見もの。ニュー・インディアン・エクスプレスは「今年最高の映画の一つ」と高く評価した。
※日本初上映


『ウイルス』
出演:レーヴァティ(マルガリータで乾杯を!)、パールヴァティ(チャーリー)、クンチャーコー・ボーバン
監督:アーシク・アブ
原題:VIRUS
2019年/マラヤーラム語

インディアンムービーウィーク2020

原因不明の高熱と嘔吐で病院に運び込まれた男性は、程なく死亡する。2018年にケーララ州北部で発生したニパウイルス感染症。20年前にマレーシアで初めて確認されたニパウイルス感染症は、ケーララでは全く未知のものだった。原因究明と感染拡大防止に努めた対策本部、治療に当たった医療従事者らを描く群像ドラマ。実話に基づくメディカル・スリラー。公開時に大ヒットし、多くの映画賞を受賞した。
※日本語字幕版初上映


『僕の名はパリエルム・ペルマール』
出演:カディル、アーナンディ、ヨーギ・バーブ
監督:マーリ・セルヴァラージ
原題:PARIYERUM PERUMAL
2018年/タミル語

インディアンムービーウィーク2020

弁護士を目指し法科大学に進学したパリエルム・ペルマール。ダリト(不可触民)出身の彼は、仲良くなった女子学生の親族から激しい差別を受ける。インド社会の暗部であるカースト問題を、圧倒的なリアリズムと幻想的表現で描いた名作。製作は『カーラ黒い砦の闘い』(IMW2019で上映)のパー・ランジット監督。数々の映画賞に輝いた力強い社会派ドラマ。
※日本初上映


『伝説の女優サーヴィトリ』
出演:キールティ・スレーシュ『サルカール 1票の革命』、ドゥルカル・サルマーン『ウスタード・ホテル』『チャーリー』、サマンタ・アッキネーニ『マッキー』
監督:ナーグ・アシュウィン
原題:NadigaiyarThilagam
2018年/タミル語

インディアンムービーウィーク2020

タミル語映画だけでなく、かつては南インドの全ての言語の映画が製作されていた「映画の都マドラス」(現チェンナイ)。1940年代末、女優になろうとそこにやって来た少女サーヴィトリ。小さな役を求めて奔走していた彼女は、数年の後に大スターとなっていた。1950年代から80年代にかけての南インドの映画界を舞台にした、実在の大女優の一代記。注目のナーグ・アシュウィン監督による、ノスタルジックな伝記的フィクション。豪華絢爛なソングと古映画再現シーンが見もの。本作はタミル、テルグ2言語で製作され、ナーグ・アシュウィン監督の母語であるテルグ語でのバージョン『MAHANATI』は主要な映画賞を総ざらいした。
※日本初上映

 

「インディアンムービーウィーク2020」
主催:SPACEBOX
公式サイト:https://imwjapan.com/
公式Twitter:@imwjapan
公式Facebook:@IndianMovieWeekJapan
公式Instagram:@imw_japan

2020年9月11日(金)~10月8日(木):キネカ大森
2020年9月25日(金)~(終了日未定):新宿ピカデリー ほか全国順次開催予定

 
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