TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美による感動のお弁当エッセイ「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」(マガジンハウス刊)が『461個のおべんとう』として映画化され、2020年11月6日(金)に全国公開される。
本作の主⼈公、ミュージシャンでありながら息⼦のためにお弁当を作り続けることを決意する、シングルファザーの鈴本⼀樹を演じるのは、井ノ原快彦。そして、⼀樹の息⼦、虹輝を関⻄ジャニーズJr.で⼈気沸騰中のユニット「なにわ男⼦」に所属する道枝駿佑が演じる。監督は『キセキ -あの⽇のソビト-』『泣くな⾚⻤』といった⼼温まる話題作を撮り続ける兼重淳が務めた。また主題歌は、井ノ原快彦と道枝駿佑が歌う、原作者・渡辺俊美の作詞作曲「Lookinʼ4」となっており、2人のスペシャルセッションは、映画館でしか観られない、聞けないことも話題となっている。
そしてこの度、本作の完成披露試写会が開催され、井ノ原快彦、道枝駿佑、森七菜、若林時英、工藤遥、阿部純⼦、野間口徹、映美くらら、KREVA、やついいちろう、坂井真紀、兼重淳監督の豪華キャスト&監督総勢12名が堂々勢揃いした。
『461個のおべんとう』完成披露試写会 概要
日時:10月13日(火)
登壇者(※敬称略):井ノ原快彦、道枝駿佑(なにわ男⼦/関⻄ジャニーズJr.)
森七菜、若林時英、⼯藤遥、阿部純⼦、野間⼝徹、映美くらら、KREVA、やついいちろう、坂井真紀、兼重淳監督
場所:丸の内TOEI①
【イベントレポート】
ステージにあるバックバナーは、実際に461個のおべんとうの写真が載っています。
461個は本当にすごい数ですが、この461個のおべんとうをご覧になっていかがですか?
井ノ原:3年間かけて作ったんですよね。圧巻というか、ひとつひとつ⼿作りで作り上げられたと思うとグッときますね。
本日の衣装ですが、皆様に好きなおかずのイメージカラーをさし色で⼊れて下さいとお願いしていました。衣装に入れた差し色とともにその好きなおかずへのこだわりを教えて下さい。
井ノ原:僕はたまごやき。シャツ(のストライプ)で卵焼きを表現しました。
道枝:僕は、きんぴらごぼうです。きんぴらが好きで、道枝家でよく⾷べるので、家庭の味ですね。
(井ノ原:そんな色あるー?)
森:青が鯖?赤が梅。靴がひじきです!
(井ノ原:すごい、盛りだくさんですね)
映美:エビフライです。
(井ノ原:この⾐装すごいよねー。スタイリストさん凄い!)
阿部:私はカニクリームコロッケです。
(井ノ原:衣装選ぶの楽しそう〜)
KREVA:ピーマンです。無限ピーマン!中のシャツも初めは黒だったんですけど、(黄緑色で)中のわた感も出しました。全⾝で!
やつい:アジフライのブローチをつけてきたんですけど、みなさんの衣装を見て…そういうことだったんですね!
野間口:柴漬けです。中のベストで表現しました。柴漬けって絶対に裏切らないでしょう。どれだけ食欲がなくてもご飯が行ける。
(井ノ原:名言ですね!)
坂井:唐揚げです。私を⾷べてというか(笑)
(井ノ原:すごくさっぱりした感じの唐揚げだね。全っ然脂っこくない!)
若林:僕はナスです!自粛中にナス料理にハマって、(今現在)5品作れるんです。ナスの生サラダは⾷べたことありますか?千切りにしてアクを取って味付けして…
工藤:私はツナマヨ海苔巻きです。海苔が少ないですが色味がツナマヨかな?
(井ノ原:わかりづらい!(笑))
監督:私はトマトとブロッコリーです。ジャケットの⾚がトマトですよね。年齢的に抗酸化作⽤とか体にいいもので、そのまま食べてもいいし、煮ても焼いても。
(井ノ原:かわいい~)
卵焼きなど実際に料理にも挑戦した井ノ原さんですが、現場で卵焼きを振る舞うこともあったようですが皆さんいかがでしたか?
井ノ原:そうなんですよ!1日にひとつ卵焼きを作るのに卵を3つ使うんです。それで、1日1パック使うんですが、全部⾷べるわけにもいかないので、ミッチーとお昼が⼀緒だったので、食べてもらってました。
道枝:味を変えてきてくれるのでいつも楽しみにしていました。生姜が⼊った卵焼きがお気に⼊りで、すっごくおいしかったです。
井ノ原:紅⽣姜がいいんだよね〜。
坂井:とても美味しくて感動しました。
本作の注目して欲しいシーン、印象に残っているシーンを教えて下さい。
若林:虹輝と出会って友達になるきっかけになるシーンを撮ったのが印象に残っています。そのシーンのあと、ぎこちなかった関係が、プライベートでもバンバン喋るようになったのが印象深いですね。
道枝:学校のシーンがほとんどアドリブだったんです。それで、つながらなくて編集⼤変だったと聞きました。休憩時間のカラオケもめっちゃ楽しかったです。
工藤:先輩役だったので、みんなと⼀緒にならなかったので、3人の空気感が羨ましかったです。
(井ノ原:工藤さんの先輩感が良かったよねー)
阿部:ファーストカットが印象的でした。初日だったにも関わらず、バンドの息がぴったりで、アドリブが続くのがびっくりしました。リラックスして撮影できました。
森:ライブを⾒に⾏ったシーンがすっごく楽しかったです。みんなかっこよすぎてびっくりしました。この映画で組まれたバンドとは思えないので、ずっと続けて欲しいなあと思いました。
(KREVA:やぶさかではないです(笑))
やつい:撮影が始まる前から連絡をとっていて、ずっと⼀緒にやってきたチームみたいな雰囲気で現場に⾏けたので、楽しかったです。
野間口:監督に苦情なんですけど、カットかかるまで随分長く撮っていたんですが、本編見たらバッサリ!というのが印象に残っています。監督すみません。
井ノ原:家族の話かと思いきや、ライブも出てくるし恋愛ものでもあるし、いろんな要素が詰まってる。毎日いろんな映画を撮ってるような感じでしたね。
KREVA:自分が感じてたことと合わさった感じがしました。今⽇はおべんとう作れないなって思いながら、作る⽇がある。止めたらそこで終わりじゃないですか。そう考えると何かを続けることって⼤事だなあって思いました。
坂井:息⼦にお弁当を作る⼈の育った家がどんなだったのかな、とそんな空気感が伝わったらいいな、と思いながら演じました。井ノ原さん凄いくつろいでいましたよね!
映美:私は出ていないシーンなんですが、最後のお弁当のシーンがすごく印象に残っています。母の気持ち、父の気持ち、いろんな人の気持ちが溢れている。見てくれた人に、なにか感じてほしいなあと思いました。
井ノ原:それぞれいろんな思い出がありますね。鎌倉の自分の家から⾒える景色と坂道が人生と重なり合うというか。すれ違いもあれば同じ方向を向くこともある。心にぐっとくることが多かったです。
道枝:自然な気持ちで演じることができました。虹輝じゃなくて、道枝で演じていたような感じ。あと、井ノ原さんに、ギターを貸してもらっていつ返したらいいのかと思っていたら、あげるよと⾔われて、ものすごく嬉しかったです。
井ノ原:お近づきの印に。⼀所懸命練習してたし、いっぱい使ってくれる⼈がいいから。これから(みっちーが)ギターを弾くシーンを⾒る機会があったら「イノッチのおかげ」と思ってください。
KREVA:2人はタメ口協定を結んでいるんだよね?
井ノ原:そう。いきなり親子って難しいし、僕たち26歳年の差があるんですけど、事務所内でも26個上の先輩がいないから気持ちがわからないんだよね。なので、タメ口協定を結んだんです。
最後に…
道枝:この映画は、当たり前に感じる日常が当たり前じゃなくて、親子の絆や友情の絆、いろんな絆が生まれていく作品だと思います。親ってすごいな、と改めて感じることができます。みなさん、楽しんでいただきたいと思います。
井ノ原:この⼤変な時期にこんなに集まっていただき感激しています。スタッフの皆さんにも、感染拡大防止に努めてくださって本当に感謝しています。この映画は最初にお話しいただいた時に、悪い⼈は出てこないよ、と⾔われたんですが、(シナリオを)読んでみたら、褒め⾔葉ですけど“何も起きない”というのが魅力的でした。
日常ってこんなにも面白いのか!と思った作品です。
ですが、撮り終わったのがちょうど1年前なんですけど、1年後にまさかこういう状態になるってことは誰も想像してなかったと思います。だから僕たちが撮っていた時と、映画の見方が変わっていくのかなって思ったりとかします。だから今のこの時期にこの映画を見ていただけるのは、とても意味のあることなんじゃないかなと思います。それぞれバラバラのシーンだったですけど、こんな素敵なキャストの皆さんに囲まれて作った作品ですから、まず、元々の作品に込められたエネルギーやパワーはすごいものがあると思いました。それを、監督がしっかりとまとめてくれて、感謝しております。みなさんにとっても思い出深い作品になればと思います。
誰もが、お弁当を⾷べたことがない人はいないんじゃないかと思う中で、そこにまつわる物語で、もしかしたら⼀つでも、私もこの経験をしたことあると感じるものがあったら、とても嬉しいなと思います。あとは単純にただただ、映画を楽しんで欲しいなと思います。
ストーリー
長年連れ添っていた妻と別れることを決意した鈴本一樹(井ノ原快彦)。父を選んでくれた息子・虹輝(道枝駿佑)が15歳と多感な時期を迎えていた時期の離婚なだけに、一樹は虹輝に対する罪悪感に苛まれていた。そんな時、重なるようにして虹輝が高校受験に失敗したという悪い知らせが届く。これまで自由に生きてきた一樹は、虹輝に対し“学校だけがすべてではない。自由に好きなように育ってくれたらそれでいい”と思っていた。しかし、虹輝の出した答えは「高校へ行きたい」だった。
そして翌年の春、見事に高校に合格。ここで一樹はある質問をした。「学校の昼食なんだけど虹輝はどっちがいいの?お金渡して自分で買うのと、父さんが作るお弁当」「父さんのお弁当がいい」この瞬間「3年間、毎日お弁当を作る!」「3年間、休まず学校へ行く」という“大切な約束”が生まれたのだった。慌ただしい毎日の中、お弁当を通して交錯する父と息子の想い。ライブの翌日も、二日酔いの朝も、早出の朝も…一樹の怒涛のお弁当作りが始まる――。
作品タイトル:『461個のおべんとう』
出演:井ノ原快彦、道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)
森 七菜、若林時英、工藤 遥、阿部純子、野間口徹、映美くらら、KREVA、やついいちろう、坂井真紀、倍賞千恵子
監督:兼重 淳(『キセキ -あの日のソビト-』)
脚本:清水 匡、兼重 淳
原作:渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET)「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」(マガジンハウス刊)
企画・製作プロダクション:ジョーカーフィルムズ
製作幹事:ハピネット
配給:東映
公式サイト:461obento.jp
公式Twitter:@461obento
コピーライト:(C)2020「461個のおべんとう」製作委員会
11月6日(金)全国ロードショー!
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