初めて手がけた劇映画『萌の朱雀』を発表した1997年から約20年。世界中で高い評価を受けている河瀨直美監督が、生まれ故郷である奈良県を舞台に、世界三大映画祭すべてで女優賞を獲得したフランスの名女優ジュリエット・ビノシュ、そして、日本が世界に誇る国際派俳優永瀬正敏をダブル主演に迎えた映画『Vision』が、6月8日(金)に全国公開されることが決定し、そしてこの度、本作の特報が解禁となった。
特報では木立の狭間から差し込む柔らかな光と水のせせらぎが流れる美しい自然の映像に突如銃声が響き渡り、スリリングな旋律の奏と共にジュリエット・ビノシュ、永瀬正敏、岩田剛典等、各キャストの劇中での姿が初解禁となる。ラストに流れる「あなたは赦せますか――?」という挑戦的な言葉の意図とは一体…!?
神秘の森、奈良の吉野を舞台に全編奈良でのオールロケ撮影を行った本作は、世界中を旅しながら紀行文エッセイを執筆しているフランスの女性エッセイスト・ジャンヌがとあるリサーチのために吉野を訪れるところから物語が始まる――。吉野の山間で生活をしている山守の男・智は、老女・アキからの「ジャンヌが山に入る」という予言通り、ジャンヌと糸を手繰り寄せるように出会い、文化の壁を超えて次第に深く心を通わせていく。しかし、それぞれの運命は山に生きる人々も巻き込みながら、思いもよらぬ形で交錯していく――。
フランスの女性エッセイスト・ジャンヌをジュリエット・ビノシュ、吉野の山間で生活をしている山守の男・智を永瀬正敏が演じる他、永瀬演じる智と同じ山守の鈴を岩田剛典、ジャンヌのアシスタントに美波、山守とは違う形ながらも山に生き、山を守る猟師の岳を森山未來、同じく猟師の源を田中泯(特別出演)、自然と共存しながら森で暮らしている女・アキに夏木マリ、と日本が世界に誇る実力派キャストが集結した。
自然豊かな神秘の地になぜ人々は集ったのか。奥深い森で出会った人々にどんな未来が訪れるのか――。ベールに包まれた物語の全容、今後の情報に是非ご注目、ご期待頂きたい。
ストーリー
世界中を旅しながら紀行文エッセイを執筆しているフランスの女性エッセイスト・ジャンヌ。アシスタントの花と共にとあるリサーチのため奈良の吉野を訪れる。杉の木立が連立する山間で生活をしている山守の男・智(とも)は、ジャンヌが山に入ってくるという老女アキからの予言通り、ジャンヌと出会い、文化の壁を超え、次第に心を通わせていく。智と同様、山守の鈴(りん)、猟師である岳(がく)、源(げん)もまた、山に生き、山を守る。それぞれの運命は思いもよらぬ形で交錯していく…。ジャンヌはなぜ自然豊かな神秘の地を訪れたのか。山とともに生きる智が見た未来とは―。
作品タイトル:『Vision』
出演:ジュリエット・ビノシュ 永瀬正敏 岩田剛典 美波 森山未來 田中泯(特別出演)・夏木マリ
監督・脚本:河瀨直美
企画協力:小竹正人
エグゼクティブプロデューサー:EXILE HIRO
プロデューサー:マリアン・スロット 宮崎聡 河瀨直美
公開:2018年
配給:LDH PICTURES
公式サイト:http://vision-movie.jp/
コピーライト:(c)2018『Vision』LDH JAPAN, SLOT MACHINE, KUMIE INC.
6月8日(金)全国ロードショー