【イベントレポート】『去年の冬、きみと別れ』1500人が熱狂&歓喜!​​​豪華キャスト揃い踏み、華やかにジャパンプレミア開催

去年の冬、きみと別れ

1秒も目を離せない先読みできない展開。映画全編に緻密に張り巡らされた伏線の先に待ち構える、驚愕の結末。「教団X」で知られる芥川賞作家・中村文則による「去年の冬、きみと別れ」が映画化され、3月10日(土)より全国公開される。主演は大ヒット作『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』で華々しい役者デビューを飾った岩田剛典。従来のイメージを180度覆しかねない強烈なキャラクター=耶雲恭介は、彼の代表作になること必至。
狂おしいまでに一途な愛に生きる主人公を体現。美しい婚約者=松田百合子には山本美月。耶雲の取材ターゲット=木原坂雄大には斎藤工。その他、北村一輝、浅見れいな、など最高のキャスト陣が集結。
昨日2月21日(火)に、東京ドームシティホールにてジャパンプレミアイベントが実施された。

<『去年の冬、きみと別れ』ジャパンプレミア 概要>

【日時】2月21日(水)
【場所】TOKYO DOME CITY HALL(文教区後楽1-3-61)
【登壇者※敬称略】
岩田剛典、山本美月、斎藤工、浅見れいな/北村一輝/瀧本智行(監督)/m-flo(主題歌)

会場に集まった約1500人の熱気が充満する中、登場したのは本作の主題歌を努めたm-flo。映画の世界観、込められたメッセージを深く表現した主題歌「never」を披露し、その圧巻のライブで場内は大いに沸く。そして、主演の岩田剛典さんが登場すると割れんばかりの大歓声!岩田さんに続いて、山本美月さん、斎藤工さん、浅見れいなさん、北村一輝さんら豪華キャストと、監督を努めた瀧本智行さんがステージに集結。

来場者たちからの大歓迎に「皆様、楽しみに待って頂けておりますでしょうか?僕もこの日が来るのを待ちわびていました!どんなリアクションをして頂けるのかとにかく楽しみにしています」と笑顔を見せる岩田さん。続けて、山本さんが「これからこんなに多くの人がこの映画を観てダマされるんだと思うと、とてもワクワクしています。映画を観て頂いた後は、周りの方々と素敵なお話をネタバレ無しで沢山して頂いて、皆さんと一緒に罠を仕掛けられたらいいなと思っています!」と意気込み。
斎藤さんは「容疑者です(笑)」と笑いを誘いながら、「原作をたまたま購入していて。読んでいたので、まず映画化の話を伺った時にはどうやって映像化するのかと最初に疑問を抱いていました。でも、完成した今となっては、岩田さんにしか演じられない耶雲だったし、他のキャストの皆さんもそれぞれの方が絶対に”この人でなければ務まらない”。本当に奇跡的な作品になったと思います。それを監督された瀧本さんは本当に素晴らしいなと思っています。その輪の中に入れた事が本当に嬉しいです」とオファーを受けた際の心境を明かすとともに、映画鑑賞後の思いにふける。

そんなキャストたちの言葉を聞いて、瀧本監督は「今日一緒に登壇した5人の俳優陣は、皆さん難しいニュアンスを要求される役どころだったのですが、本当に見事に演じきって頂きました。素晴らしい仕事をしてくれたことに、心から感謝しています」とコメント。続けて、「特に岩田くんは、全身全霊で真摯にこの作品に取り組んでくれて、彼は俳優としての新境地を自らの手で切り開いたんじゃないかなと思っています。この後、スクリーンに映し出される彼の姿にきっと、震えることになると思います!期待して下さい!」とすべてを懸けてこの作品へ挑んだ岩田さんへの賛辞と共に作品への自信を覗かせる。

「脚本を読んだ時に私自身、本当にダマされたので、皆さんも是非ダマされて帰って下さい!」と浅見さん。北村さんも「あんまりネタバレになるので…話せないのですが(笑)」と全編罠だらけな本作のネタバレに気を使いながら、「きっとびっくりします。…岩ちゃんめちゃくちゃかっこいいですから!」とこれから上映される映画本編への期待感を煽る中、岩田さんが「どうしても聞きたいことがある!」と自身が演じた新進気鋭の記者・耶雲さながらに、共演者たちを取材!?

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「最近スクープだ!と感じたエピソードがあれば教えてください」との問いかけに応じたのは山本さんと浅見さん。「どうしようかな…」と少し困惑気味の2人だが、山本さんが「監督がちょっと強面じゃないですか(笑)でも実はドーナツが好きだってことを聞きました」とのスクープを。そんな可愛らしい一面を暴露された監督は照れながら「これは時間のムダだ!」と笑顔を見せる。

「撮影中に、北村さんとご一緒することがあって。本当にレディーファーストなんですよね。もちろん私だけではなく、女性スタッフ、私のマネージャーとかにも優しくて。エレベーターに乗るときも、必ず女性陣に先を譲るんですよ」との浅見さんが北村さんに関するエピソードを披露すると、斎藤さんが「男性にもそうなんですよ!」とすかさず加え、「え!そうだんだ!マネージャーたちが完全に目がハートマークに…」と驚く浅見さんに「いや男性でもなりますよ!」と斎藤さん。岩田さんも「ドキッとする」とコメントし、会場からは笑いが。

続けて、「もう一回クランクインして、演じるとしたらどの役柄を演じたいですか?」との岩田さんからの質問には「完成したものを観て、どの役柄もすごく大変だと思ったんですけれど…美月さんが演じた百合子を演じたいです。髪をこうして(かきあげる)シーンがあるじゃないですか。ちょっと映画の後半になるので、詳細が話せないのですが、そのシーンがすごくかっこよくて」と斎藤さん。北村さんは「女性の役どころだったら、岩ちゃんとキスできるからな~」と冗談を飛ばしながらも、「岩ちゃんのデートシーンが憧れるなぁ~。あんなデートないよねっていうか。海で爽やかで」と答えると「あのシーンの撮影は監督が一番、照れてましたよね」と岩田さん。「誰かに変わってもらいたかったぐらい」と瀧本監督は苦笑気味に撮影を振り返る。

すると斎藤さんから岩田さんへも同じ質問を。「僕、木原坂ですかね!セクシーな…」との岩田さんの答えに「セクシーかは分からないけど、タンクトップだよ。基本タンクトップ。なんかの雑誌にタンクトップの男はダメだって書いてあった」と笑いを誘う斎藤さんに、岩田さんが続けて「まんまやん!って思いました(笑)本当に、はまり役だったと思います」と話すと斎藤さんの表情には嬉しさが垣間見えた。
そして、m-floが再登場し、代表して☆Takuが「この楽曲はm-floにとっても、LISAが復活したすごく思い入れのある曲です。m-floとしての正直な気持ちがリリックに入りつつ、映画とすごくマッチしているところが僕らとしても素晴らしい機会を与えてもらったと。すごく素敵な映画のエンディングをやらせてもらったことをとても嬉しく思っています」とコメント。

最後には「よくこの映画の宣伝で”ダマされた!”とか”ダマされる!”とのキャッチフレーズを見かけると思います。僕はこの映画の本質はそこではないと思っていて、映画が迎える驚愕の結末、真実は人間の中にある欲であったり、愛情を表現していて、それが映画のテーマになっていると思います。映画を観て頂いて初めてタイトルの意味を理解して頂けるのではないかなと信じています!楽しみにしていて下さい!」と作品に込めた熱い想いを贈り、期待感溢れる中、舞台挨拶は幕をおろした。

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彼女を奪われた。猟奇殺人事件の容疑者に――。
ストーリー
結婚を間近に控える記者、耶雲(岩田剛典)が「最後の冒険」としてスクープを狙うのは、猟奇殺人事件の容疑者である天才カメラマン、木原坂(斎藤 工)。世間を騒がせたその事件は、謎に満ちたまま事故扱いとされ迷宮入りとなっていたのだ。真相を暴くため取材にのめり込む耶雲。
そして、木原坂の次なるターゲットは愛する婚約者(山本美月)に――!木原坂の巧妙な罠にハマる婚約者、そして耶雲までも……。だがそれは、危険な罠の始まりに過ぎなかった――。
木原坂の本当の正体とは?耶雲の担当編集者(北村一輝)、木原坂の姉(浅見れいな)の秘密とは? 果たして、耶雲と婚約者の運命は!?すべての真実を目撃したとき、あなた自身が巨大な罠にハマっていることに気づく!予測不能!サスペンス、誕生!

去年の冬、きみと別れ

作品タイトル:『去年の冬、きみと別れ』
出演:岩田剛典、山本美月、斎藤工・浅見れいな、土村芳/北村一輝
監督:瀧本智行『グラスホッパー』(15)『脳男』(13)『イキガミ』(08)『犯人に告ぐ』(07)
原作:中村文則『去年の冬、きみと別れ』(幻冬舎文庫) c中村文則/幻冬舎
主題歌:m-flo 「never」(rhythm zone / LDH MUSIC)
上映時間:1時間59分

公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/fuyu-kimi/index.html
コピーライト:(c)2018映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会

3.10(土)、 『冬きみ』に観る人すべてが、ダマされる。

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