『スターリンの葬送狂騒曲』のアーマンド・イアヌッチ監督が、『LION/ライオン ~25年目のただいま~』でアカデミー賞にノミネートされた名優デヴ・パテルを迎え、イギリスの文豪ディケンズの自伝的傑作小説「デイヴィッド・コパフィールド」を映画化した『どん底作家の人生に幸あれ!』が2021年1月22日(金)にTOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテほか全国公開となる。
このたび、主人公のデイヴィッドを演じたデヴ・パテルほか、ティルダ・スウィントン、ベン・ウィショーら英国を代表する個性派俳優たちのキャラクターカットなど、新たな場面写真が一挙解禁となった。
ディケンズ自ら「著作の中で一番好きだ」と公言し、これまで6度も映像化されているイギリスの国民的作品を原作の持つユーモラスな魅力に新たな光を当て、笑って泣ける絶品のエンターテイメントに生まれ変わらせたアーマンド・イアヌッチ監督が、本作で最もこだわったのがキャスティング。
「なるべく多彩なキャストにしたかったんだ」と、あらゆる人種を混ぜ合わせたキャスティングにこだわり、まず主役のデイヴィッドは、『LION/ライオン~25年目のただいま~』『ホテル・ムンバイ』のデヴ・パテルにオファー。インド系の両親のもとロンドンに生まれ、アカデミー賞ノミネート経験のあるデヴ・パテルを最初から念頭に置いていたイアヌッチ監督いわく「デヴ以外考えられなかった。彼には真っ先にこの映画の話をしたんだ。役を受け入れてくれて、本当に安心したよ。他の選択肢などなかったからね!」
さらに監督は『スターリンの葬送狂騒曲』のキャスティング・ディレクターとともに主人公を取り巻く個性的な登場人物にぴったりな俳優たちを見つけ出していく。
裕福で気性が激しいが、路頭に迷ったデイヴィッドを支えていく伯母役に、今年9月のベネチア国際映画祭で栄誉金獅子賞を受賞した名女優ティルダ・スウィントン。
「007」シリーズのQ役で人気を博し、最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開も待たれるベン・ウィショーは、デイヴィッドに爬虫類のように付きまとう奇妙な世話係ユライア・ヒープを持ち前の演技力で怪演。
そのほか伯母の同居人ミスター・ディック役に『トゥモローランド』のヒュー・ローリー、下宿先の主人ミスター・ミコーバー役に『パディントン』のピーター・キャパルディ、そして『ダンケルク』のアナイリン・バーナード、マーベル映画『ドクター・ストレンジ』(16)でウォン役を演じた香港系のベネディクト・ウォンら英国が誇る豪華キャストが集結。
これにはデヴ・パテルも「ピーター・キャパルディ、ヒュー・ローリー、ティルダ・スウィントン、ベン・ウィショーが醸し出す空気感を、僕、つまりデイヴィッドが観察しているって感じ。見事なキャストに支えられてます。最高ですよ!」と大絶賛。
解禁となったキャラクターカットからも垣間見られる強烈だけど憎めない魅力的なキャラクターを、英国を代表する俳優たちが嬉々として演じているのが本作の大きな魅力の一つだ。
現代にふさわしいダイバーシティなキャスティングにぜひご注目いただきたい。
ストーリー
デイヴィッドは少年の頃、周囲の“変わり者”たちのことを書き留めては、空想して遊んでいた。優しい母と家政婦の3人で幸せに暮らしていたが、暴力的な継父の登場によって人生が一変。都会の工場へ売り飛ばされ、強制労働のハメに!しかも里親は、借金まみれの老紳士だった…。歳月が過ぎ、ドン底の中で逞しく成長した彼は、母の死をきっかけに工場から脱走。たった一人の肉親である裕福な伯母の助けで、上流階級の名門校に通い始めたデイヴィッドは、今まで体験した“作り話”を同級生に披露して人気者になる。さらに、令嬢ドーラと恋に落ち、卒業後に法律事務所で働き始めた彼は、順風満帆な人生を手に入れたかに見えた。だが、彼の過去を知る者たちによって、ドン底に再び引き戻されようとして…。果たして、デイヴィッドの数奇な運命の行方は!?
すべてを失っても綴り続けた、愛すべき変人たちとの《物語》が完成した時、彼の人生に“奇跡”が巻き起こる―。
作品タイトル:『どん底作家の人生に幸あれ!』
出演:デヴ・パテル『LION/ライオン ~25年目のただいま~』/ピーター・キャパルディ『パディントン』/ヒュー・ローリー『トゥモローランド』/ティルダ・スウィントン『サスペリア』/ベン・ウィショー『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
監督:アーマンド・イアヌッチ『スターリンの葬送狂騒曲』
原作:「デイヴィッド・コパフィールド」チャールズ・ディケンズ著(新潮文庫刊、岩波文庫刊)
原題:The Personal History of David Copperfield
【2019年/イギリス・アメリカ/シネスコ/5.1chデジタル/120分/字幕翻訳:松浦美奈】
配給:ギャガ
公式サイト:gaga.ne.jp/donzokosakka
コピーライト:(c)2019 Dickensian Pictures, LLC and Channel Four Television Corporation
2021年1月22日(金)TOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテ 他全国順次公開
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