「政界一の嫌われ者」から「伝説のリーダー」になったウィンストン・チャーチルを描いた真実の物語『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(3月30日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開)が第90回アカデミー賞Rにて、主演男優賞(ゲイリー・オールドマン)とメイクアップ&ヘアスタイリング賞(辻一弘他2名)の2部門にて見事受賞!
前哨戦から本命視されてきたゲイリー・オールドマンと辻一弘さんが、受賞後のバックステージでゲイリーは「辻一弘は、私がこの役(ウィンストン・チャーチル)を演じるにあたって絶対条件だった。」と、本作の受賞に欠かせない存在であることを語り、辻さんも受賞コメントにて、一番にゲイリーに感謝の意を述べて「あなたと、この素晴らしい旅をできたことは本当に栄誉なこと。」と語った。
長らく映画業界から離れていた辻さんをゲイリーの熱意で呼び戻し、「本当に、全てが良いタイミングで進んでいった(辻)」という本作。お互いの存在があったからこそのオスカー受賞は、ゲイリーにとっては「私のキャリアの中での最高点」であり、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の日本人初受賞となった辻には「私たちは歴史を作ったと思う。」というほどの、最高にドラマチックな結果になった。
第90回 アカデミー賞(R)2部門受賞
主演男優賞:ゲイリー・オールドマン(初受賞)
メイクアップ&ヘアスタイリング賞:辻一弘(初受賞)
デビット・マリノウスキ、ルーシー・シビック
ゲイリー・オールドマン氏 受賞スピーチ
「この輝かしい賞を与えてくださったアカデミーに感謝します。これは本当に多くのことのおかげです。私はアメリカに長く住み、この国で培った愛と友情に感謝しています。家、暮らし、家族、そしてオスカーという素晴らしい贈り物をもらいました。
映画は、南ロンドンに住む若い男の心を掴み、夢を与えてくれました。ダグラス・アーバンスキー、私の親愛なる友人で兄弟である君は私に夢を追い続けさせてくれました。ジョー・ライト(監督)、ありがとう。一緒に働くのに20年もかかりましたね、でも待っているだけの価値がありました。カズ(辻一弘)、ルーシー、デイビッド、素晴らしい技術をありがとう。(略)
ウィンストン・チャーチル氏に敬意を表したいと思います。素晴らしい旅の供となってくれました。そして私の妻ジゼル。この旅の道中を支え隣にいてくれてありがとう。そして息子たちにも。素敵なノミニーの皆さん、そこにいる私の友人デンゼル。オスカーよりも年上の母にも感謝させてください。彼女は次の誕生日で99才です。ソファでくつろぎながらこの授賞式を見ていると思います。お母さん、私をずっと愛し支えてくれてありがとう。お茶の準備をしておいてね。オスカーを持って帰るよ。」
辻一弘氏 受賞スピーチ
「まずはゲイリー・オールドマンに心から感謝致します。あなたと、この素晴らしい旅をできたことは本当に栄誉なことでした。あなたなしには、私たちはここに立っていません。あなたは素晴らしい俳優で、熱心なアーティストで、そして真の友人です。
ジゼル・シュミット、ダグラス・アーバンスキー、フォーカス・フィーチャーのスタッフのみなさん、エリック・フェルナー、リサ・ブルース、ティム・ビーバン、アンソニー・マクカーテン、そして監督のジョー・ライト。キャストとクルーのみなさん。私たちを支えてくれた、家族、友人、そして、私の猫たち(笑)。
最後に、アカデミーに感謝します。私たち皆にとって、夢が叶いました。ありがとうございました。」
「英国一型破りな男が、歴史を変えた。」
ストーリー
1940年、第二次世界大戦初期。ナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落間近、イギリスにも侵略の脅威が迫っていた。連合軍がダンケルクの海岸で窮地に追い込まれるなか、ヨーロッパの運命は、新たに就任したばかりの英国首相ウィンストン・チャーチルの手に委ねられた。嫌われ者の彼は政敵に追いつめられながら、ヨーロッパのみならず世界にとって究極の選択を迫られる。ヒトラーに屈するのか、あるいは闘うのか――。
作品タイトル:『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
出演:ゲイリー・オールドマン、クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ、スティーヴン・ディレイン、ロナルド・ピックアップ、ベン・メンデルソーン
監督:ジョー・ライト
2017年/イギリス/125分
配給:ビターズ・エンド/パルコ
公式サイト:www.churchill-movie.jp
コピーライト:(c)2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved. ユニバーサル作品
3月30日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー