3月5日(日本時間)に行われた、第90回アカデミー賞で、『ナチュラルウーマン』が外国語映画賞を受賞。セバスティアン・レリオ監督は、受賞スピーチで「本当にありがとうございます。素晴らしい贈り物です。アカデミーの皆さんありがとうございます。友人たちにも感謝したいと思います。プロデューサーのフアン・ディ・ディオスとパブロ・ララインにも。キャストにも感謝します。特に素晴らしい俳優フランシスコ・レジェスとインスピレーションを与えてくれたダニエラ・ヴェガに。この映画は多くの友人たち、アーティストたちの力でできたものです。今夜彼らと賞を分かち合いたいと思います。」と喜びをかみしめました。
私らしく、私を生きる
ウェイトレスをしながらナイトクラブで歌っているトランスジェンダーのマリーナは、年の離れた恋人、オルランドと暮らしていた。マリーナの誕生日を祝った夜、自宅のベッドでオルランドの意識が薄れて亡くなったことで、彼女は思いもかけないトラブルに巻き込まれることに。
最愛の人を失った悲しみの最中に浴びせられる不躾で容赦のない差別や偏見。
それでもマリーナは愛する人に最後のお別れを告げるため、前を向いて歩き始めるーー。
ヒロインを演じるのは、自身もトランスジェンダーの歌手であるダニエラ・ヴェガ。トランス女優として初のオスカーノミネートもささやかれる注目の逸材だ。
監督は、パブロ・ララインを輩出するなど躍進目覚ましいチリ映画界が生んだ才能、クリスチャン・レリオ。プロデユーサー陣は『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』『ありがとう、トニ・エルドマン』の実力派が集結。
愛する人に最期にもう一度会いたい。そのためなら人生の向かい風だって怖くない――。世界が注目する才能セバスティアン・レリオ監督と驚くべき新人“女優”が描く、パワフルでエモーショナルな愛の物語。
作品タイトル:『ナチュラルウーマン』
出演:ダニエラ・ヴェガ、フランチェスコ・レジェス、ルイス・ニェッコ
監督・脚本:セバスティアン・レリオ「グロリアの青春」「Disobedience」
原題:Una Mujer Fantastica
英題:A Fantastic Woman
2017年/チリ・アメリカ・ドイツ・スペイン・作品/スペイン語/104分
提供:ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム
公式サイト:http://naturalwoman-movie.com
コピーライト :(c) 2017 ASESORIAS Y PRODUCCIONES FABULA LIMITADA; PARTICIPANT PANAMERICA, LCC; KOMPLIZEN FILM GMBH; SETEMBRO CINE, SLU; AND LELIO Y MAZA LIMITADA
3月10日(土)~ テアトル梅田、 シネマート心斎橋、 シネ・リーブル神戸
4月14日(土) 京都シネマ