かつて絶大な権力を誇り、恐れられた暗黒街の伝説のギャング、アル・カポネの知られざる最晩年を描いた衝撃の実話『カポネ』が2021年2月26日(金)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国ロードショーとなる。
服役を終えた伝説のギャング、アル・カポネはフロリダの大邸宅で妻メエとの静かな暮らしを送っていた。かつてシカゴを牛耳っていたカポネも今は見る影もなく、梅毒が原因の認知症に苦しみ、薄れゆく記憶から自らが作り出す悪夢に苛まれていた。一方、その大邸宅の外ではFBI捜査官たちが盗聴を続けていた。奇妙になる一方のカポネの行動はすべて見せかけであると信じ、1000万ドルとも言われる隠し財産の行方を探ろうとしていたのだ。果たしてカポネは本当に壊れていたのだろうか。それとも、秘密裡に帝国を支配していたのか。歴史上最も有名なギャングの最晩年が新たな視点で描かれる。
血塗られた過去の悪夢にうなされ病魔に蝕まれていくカポネを、ただならぬ凄みをみなぎらせて演じきったのは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のトム・ハーディ。その他、マット・ディロン、カイル・マクラクランら個性派＆実力派キャストが脇を固める。
『クロニクル』のジョシュ・トランク監督が自らのアイディアで企画を起こし脚本・監督を務めた。
この度解禁された本編映像は、トム・ハーディ演じるカポネが、カイル・マクラクラン演じるドクター・カーロックに、アート・セラピーによって大金の隠し場所を誘導尋問されるシーン。
葉巻の変わりにニンジンを咥えさせられ、ドクターの指示に大人しく従い、自由に動かせない手でぎこちなく犬の絵を描くカポネ。その様子からは、かつて絶大な権力を誇り恐れられた暗黒街の伝説のギャングの姿は窺い知ることはできない。
犬の絵を描き終えると、ドクターは「では、次のお題を選んでくれ」と、カモノハシと大金の入った袋の2枚の写真を見せる。「今日、最後の絵だ。これを描いたら好きにしていい。一日中外を眺められる」と大金の入った袋の写真を手にカポネに迫るドクター。離れたところにとめられた車内では、2人の会話を盗聴し息を飲んでその様子を監視するFBIの姿も…。ついにカポネの手が動き、大金の絵を描き始めると同時にノックの音が響き―。ドクターの思惑通りカポネは大金の隠し場所を明かしてしまうのか―？気になる2人の対決の続きは劇場でご覧いただきたい。