このたび、桜田通が主演を務める青春映画『ラ』の情報が初公開、ビジュアルが解禁された。マイナス3℃の極寒の中、総量15トンもの雨に打たれながら泥まみれでの芝居に初挑戦した桜田通。
桜田は3時間もの間冷たい雨に打たれ、濡れた髪がすぐさま凍りつく過酷な環境の中、低体温症寸前になりながらも役者人生を賭して芝居に打ち込んだ。
桜田の人生初となる泥まみれのショットの他、劇中に登場するバンド、LACTICACIDのライブカットが初公開となる。
『ラ』とは、始まりの音。
世界中の赤ん坊の産声が「ラ」の音であることから発想し、「始まり」「生まれ変わること」をテーマにした本作。登場人物たちの葛藤・喜び・苦悩を丁寧に描いた作中で、桜田通は彼女の家でヒモ生活をする元バンドマン・岡浜慎平を演じる。慎平は1年前にとある理由で解散したバンド『LACTICACID』の再結成のため動き出す。だが、そんな慎平の身に様々な出来事が降りかかる。メインビジュアルの雨のシーンも、彼に起きた出来事の一つ。慎平は、再びステージで歌うことが出来るのか?
慎平にお金を貢ぐ便利な彼女、加瀬ゆかり役を福田麻由子、そして物語のキーマンである慎平の元親友、『LACTICACID』の元リーダーである黒やんこと、黒須彰太役を若手実力派俳優・笠松将が演じる。
さらに先日、ライブシーンの撮影が渋谷のクラブ・WOMBで行われた。実際にバンド活動を行なっている桜田通が劇中バンドを引っ張り、「当て振り吹き替え一切無しの生演奏収録」に挑戦。観客を200人呼び、実際に演奏で観客を盛り上げていく様は、収録ではなくライブそのもの。笠松はベース初心者ながら猛練習に励み、役柄通りの名ベースプレイヤーを演じた。
劇中歌の作詞は桜田通。作曲を手がけたのは、若者に人気を誇るロックバンド「SILENT SIREN 」の音楽プロデューサー・クボナオキ氏。
キャストコメント
主人公・岡浜慎平役 桜田通さんコメント
『過酷な撮影だった』と語られる作品はよく目にしますが、この『ラ』の撮影もそう表現されそうですが、本気で作品を作るためなら今回行われた撮影の過程は大変なことではなく、当たり前なんだと思えるほど現場の熱量が凄まじく、 絶望に立ち向かう意味を身を持って納得させられるような作品でした。僕はただ慎平という1人の男の子の人生を寒くても、苦しくても、痛くても、責任を 持って生き抜くということだけを挑み続けた日々でした。どんな作品として完成するのか、自分でも想像がつかないほどその日々に没頭していました。音楽面では作詞をして演奏をして歌い、芝居面では感情の全てを引きずり出されるような、自分のキャパを越えなければ終わりが来ないような途方もない撮影でしたが、だからこそ今まで出会ったことのない時間や自分を経験することができました。『ラ』という始まりの音がテーマの映画になっていますが、僕にとってもこの作品が新しい自分の『始まりの音』を予感することができました… と誰もが思いつきそうな言葉を今伝える前に、この綺麗事だけでは語り切れない僕にとって異色な作品となった映画『ラ』をとにかく見て欲しいです。そしてそれぞれの『始まりの音』を感じて貰えたら、きっと慎平も報われます。どうぞよろしくお願い致します。そしてこの作品の監督をし、脚本を書き下ろした高橋監督には撮影期間中、よくもあんな苦しい思いをさせてくれて、本当にありがとうございました、とこの文章を通して感謝を伝えたいです。
ヒロイン 加瀬ゆかり役 福田麻由子さんコメント
今までにない経験をたくさんできた刺激的な現場でした。
私が演じたゆかりという女性は、私とは正反対の女性でした。
撮影前のリハーサルのときには、慎平くんへの愛情のかたちを理解できなくて、
ゆかりのことが嫌いでした。でも、今ではゆかりを愛しています。
ゆかりを好きになっていくぶん、自分のことを嫌いになっていく、不思議な2 カ月でした。
不器用で歪んだ登場人物たちを笑いながら、最後には自分のことも笑い飛ばしたくなるような、そんな映画になればいいなと思います。
慎平の元バンドリーダー 黒須彰太役(あだ名:黒やん) 笠松将さんコメント
いま出来る限りの全てを注ぎました。些細なシーンにも拘りを持ち、スタッフ、キャストとたくさん会話をしました。そして悩みや不安を一つずつ解決し作り上げた作品です。
作品タイトル:『ラ』
出演:桜田通 福田麻由子 笠松将他
監督・脚本:高橋朋広プロデューサー:関根大介・渡邉直哉協力プロデューサー:嶋田豪音楽:クボナオキ
撮影:髙橋祐太照明:髙﨑信録音:池田知久美術:佐藤千穂衣裳:中島宏人ヘアメイク:長谷阪絵美他
配給宣伝:アイエス・フィールド
公式サイト:http://is-field.com/la/
コピーライト:(c)2018 映画『ラ』製作委員会
2018年秋以降公開予定