都会の異なる環境を生きる二人の女性が、恋愛や結婚だけではない人生を切り拓く姿を描いた『あのこは貴族』が公開中。
この度、門脇麦、水原希子、石橋静河、山下リオ、岨手由貴子監督が撮影時の裏話を語りつくすオーディオコメンタリー付き上映が3月5日(金)より公開決定となった。
副音声(オーディオコメンタリー)に参加したのは、主演の門脇麦をはじめ、水原希子、石橋静河、山下リオ、岨手監督。映画の本編に合わせて撮影当時の裏話や爆笑エピソードを思い出し、和気あいあいと収録。
銀粉蝶、佐戸井けん太、篠原ゆき子、石橋けい、山中崇など錚々たるキャストが集った榛原家の会食のシーンについて門脇は「重厚感があってゴッドファーザーみたいだった」と話し、また食事のシーンが多かったものの食べられないシチュエーションばかりだったが「蓋が締まっていた小鉢はこっそり中身を食べていた」と明かしていた。
副音声付上映は、主に視覚障害者向けに音声ガイドを提供している仕組みを使用して、全ての上映劇場、上映回で利用可能となる。副音声付き上映を楽しむためには、スマートフォンなどの端末を使って無料の専用アプリ「HELLO! MOVIE」から副音声データを事前にダウンロードすれば、上映中はネットの接続なしで利用可能。あらかじめ準備をしたアプリを劇場で起動し、イヤホンを装着すると、映画の音声を認識し映像に合わせて副音声を再生することができる仕組みとなっている。
合わせて解禁となったのは、コメンタリー収録時に一番の盛り上がりを見せた「華子と美紀の初対面」のシーン。岨手監督は「希子ちゃんが小鹿みたいに震えているんだよね」と話し、水原は「東京のお嬢様たちを目の前に緊張しました」と反応。華子と美紀を会わせる仲介役となった華子の友人・逸子を演じた石橋は「華子ちゃんがフワ―としているのに意外とボス感がある」とコメントしていた。
また、美紀との印象的な自転車のシーンについて、美紀の友人・平田を演じた山下は「希子ちゃんに自転車を漕がせるのは私の体重が支えられるかどうかと思って不安だった」と明かしていた。
今回お昼帯に収録したため、途中お腹が鳴るトラブルに見舞われつつも終始和やかな雰囲気で行われ、最後に収録を終えた門脇は「本当に大好きな作品です。弱っている時も元気な時もパワーがもらえる映画だと思います」とコメントを寄せた。
華子と美紀、異なる環境を生きる二人の女性がそれぞれ抱える生き辛さを共有し、支え合いながら、自らの足で人生を切り拓いていく姿を鮮やかに描いたシスターフッドムービーの新境地『あのこは貴族』は絶賛公開中。
イントロダクション
監督は初のオリジナル長編作品『グッド・ストライプス』で、新藤兼人賞金賞を受賞した岨手由貴子。山内マリコによる同名小説を映画化し、第33回東京国際映画祭では、【階層を越えて手を取り合う女性たちの姿は、これまでになかったジャンル】と喝さいを浴びた。
主人公の箱入り娘・華子に門脇麦。地方から上京し、自力で生きる美紀役は水原希子が演じる。奇しくも二人を繋ぐことになる、弁護士・幸一郎役に高良健吾、華子の学生時代からの友人でバイオリニストの逸子役に石橋静河、美紀の地元の友人で同じ名門大学に入学する・平田役に山下リオと、若手実力派俳優が集結した。
ストーリー
東京に生まれ、箱入り娘として何不自由なく成長し、「結婚=幸せ」と信じて疑わない華子。20代後半になり、結婚を考えていた恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされる。あらゆる手立てを使い、お相手探しに奔走した結果、ハンサムで良家の生まれである弁護士・幸一郎と出会う。幸一郎との結婚が決まり、順風満帆に思えたのだが…。一方、東京で働く美紀は富山生まれ。猛勉強の末に名門大学に入学し上京したが、学費が続かず、夜の世界で働くも中退。仕事にやりがいを感じているわけでもなく、都会にしがみつく意味を見いだせずにいた。幸一郎との大学の同期生であったことから、同じ東京で暮らしながら、別世界に生きる華子と出会うことになる。二人の人生が交錯した時、それぞれに思いもよらない世界が拓けていく―。
作品タイトル:『あのこは貴族』
出演:門脇 麦 水原希子 高良健吾 石橋静河 山下リオ 佐戸井けん太 篠原ゆき子 石橋けい 山中 崇 高橋ひとみ 津嘉山正種 銀粉蝶
脚本・監督:岨手由貴子
原作:山内マリコ「あのこは貴族」(集英社文庫刊)
配給:東京テアトル/バンダイナムコアーツ
公式サイト:anokohakizoku-movie.com
公式Twitter:aristocrats0226
公式Instagram:aristocrats0226
コピーライト:(c)山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
絶賛公開中
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