SF漫画の最高峰として語り継がれ、日本はもとより世界15の国と地域で翻訳された<木城ゆきと>原作による伝説の漫画「銃夢」が『タイタニック(97)』『アバター(09)』などで数々の歴史を塗り替えてきた巨匠ジェームズ・キャメロン製作・脚本で遂に実写化。キャメロンが原作に惚れ込み、長年に渡り映画化を切望した『アリタ:バトル・エンジェル』が、2018年12月に公開となる。この度、本作のセットの一部が公開された。
プロデューサーを務めるキャメロンの製作パートナーとして『タイタニック』や『アバター』など大ヒット作を世に送り出してきたジョン・ランドーは、「これは強い女性が主人公のストーリーだ」とキャメロンが得意とするジャンルであると説明する。15年以上も構想してきた作品をキャメロンは、ロバート・ロドリゲス監督に任せることになった。その経緯を長編映画にするために短縮しなければならない脚本を読んだロドリゲスは、書き直しをするのではなく、自分がキャメロンが書いた脚本を編集したいと告げた。そして、4ヵ月後にドラフトをキャメロンに見せて、「僕の脚本を生かしつつ彼自身の作品にした」とキャメロンが絶賛し、プロジェクトが始動したという。
さらに、今回公開された77,000平方フィート(7,154平方メートル)のアイアン・シティの広大なセットについて、ランドーは「まっすぐの道路はひとつもない」と明かす。これは、通りの一方向から他方まで移動することでセットを全く違う見かけにできる為、大きな世界に見せることができる工夫である。それだけでなく、セットには本作の舞台となる薄汚れた世界滅亡後の“るつぼ”を見せるための、道路標識や店舗、数カ国語による落書きのある建物もある。そんな建物の中には、アイアン・シティをリアルに見せる家具や装飾まで完全に備えたものもあるが、中古品店やタコスの店のほか、占い師や住宅地などがひしめいている。自動化されたタクシーまでが通りに並び、どれも煤だらけの世界を現実化する助けとなった。
少しずつベールを脱ぎ始めた『アリタ:バトル・エンジェル』。ジェームズ・キャメロンが実写化を切望した作品は、どのように仕上がるのか?この冬新たな映画の歴史の扉が開く。
ストーリー
舞台は数百年先の未来。<アイアン・シティ>のスクラップの山の中で意識を失った状態で発見されたサイボーグの少女“アリタ(ローサ・サラザール)”はサイバー・ドクターの“イド(クリストフ・ヴァルツ)”によって助け出される。目を覚ましたアリタだが自分の過去も、自分がいる世界についての記憶も一切ない。ある時自分が持つ並外れた戦闘能力に気付き、自らの出生の秘密を見つけようと決意する。その過程で世界の腐敗に気づき世界を変えようと挑むが…自分は一体何者なのか?並外れた戦闘能力の意味するものとは?サイボーグの少女アリタの旅が今、始まる―
作品タイトル:『アリタ:バトル・エンジェル』
出演:ローサ・サラザール、クリストフ・ヴァルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリほか
脚本・製作:ジェームズ・キャメロン
監督:ロバート・ロドリゲス『シン・シティ』『スパイ・キッズ』
配給:20世紀フォックス映画
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/alitabattleangel/
コピーライト:(c) 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
2018年12月全国ロードショー