ドラマ「バイプレイヤーズ」シリーズや映画『アズミ・ハルコは行方不明』『アイスと雨音』の松居大悟監督が、自身の実体験をモチーフにした完全オリジナルの舞台劇を、成田凌ら個性派かつ実力派の俳優たちを迎え映画化した『くれなずめ』（4月29日(木・祝)公開）のメイキングシーン映像が解禁された。
解禁されたのは、“6⼈が公園で⾚フンダンスを練習するシーン”のリハの様⼦を捉えたメイキングシーン。結婚式でウルフルズの楽曲「それが答えだ！」に載せて披露されるダンスは映画館でお楽しみだが、本メイキングは公園で練習するシーンだ。そのため、バックに流れる⾳楽はないが、それを逆⼿にとって6⼈それぞれが⾃分なりのやり⽅でカウントを取りながら踊るシーンでもある。
実はダンスに関しては「ほぼ未経験」だったというキャスト陣。“誰が⼀番下⼿か”で盛り上がり、スタッフ⽈く「最終的には、⾼良さんと若葉さん、どっちが下⼿かで争ってた」という、まるで劇中シーンと同じ関係性を象徴するような和やかで楽しさ満開のシーンとなっている。
友⼈の結婚式で余興を披露するために久々に集まった⾼校時代の旧友たちが過ごす、結婚式の【披露宴から⼆次会までの狭間】を描いた本作のタイトルは、「暮れなずむ」を変化させ、命令形にした松居監督⾃⾝による造語。⽇が暮れそうでなかなか暮れないでいる状態、転じて、前へ進もうとしても障害があってうまく進めないでいる状態を形容している。笑いとヤセ我慢と切なさが同居した⻘春の残りカスが⼼に刺さる、様々な狭間に⽴つアラサー男⼦6⼈による驚きと感動の⼀作は、松居監督ならではの、予想を超える「仕掛け」にも必⾒だ。
