全世界で空前のメガヒットを記録し、映画史にその名を刻む超人気シリーズ『ハンガー・ゲーム』のフランシス・ローレンス監督が、ジェニファー・ローレンスと再びタッグを組んだ映画『レッド・スパロー』が3月30日(金)に日本公開となる。
原作は、元CIA工作員という異色の経歴を持つジェイソン・マシューズによる同名小説で、「とてつもなく素晴らしい。ペースの速いスリラー、秘密主義世界の迫力ある描写が注目に値する」(New York Post)、「これまで読んだことのない最高のスパイ小説」(The Huffington Post)などと評されている。そんなリアルすぎるスパイ活動の実態やテクニックが話題の本作でこの度、主人公ドミニカの巧妙な心理戦と、彼女が“女スパイにならなければいけなかった理由”が明らかとなる特別映像が到着した。
本作の主人公ドミニカは、ハニートラップと心理操作を武器にミッションを遂行する女スパイ=<スパロー>。持ち前の美貌と頭脳で男を手玉に取る彼女は、CIA捜査官ネイト(ジョエル・エドガートン)に接触し、ロシア情報庁に潜むアメリカとの内通者を探り出す任務に就いている。しかし彼女は何故、この過酷すぎる女スパイになったのか?その理由を、演じるジェニファーが映像の中で「意に反しスパイとなることを強要されたのよ」と明かしている。
実は、主人公ドミニカはバレリーナの将来が断たれ、病気の母親に治療を受けされるために、望まないながら女スパイとなったのだった。続く映像では、ドミニカが母親と抱き合い「生活のためよ」と涙をみせながら“生きるために”女スパイになることを決意する悲痛な様子も映し出される。
そんな彼女を取り巻くのは、ロシア情報庁の幹部でドミニカの叔父であり、「母親のためだ ドミニカ」と彼女をスパイの世界へ引き込んだ張本人ワーシャ(マティアス・スーナールツ)や、女スパイ訓練所で「私の最も優秀な生徒」とドミニカをスパローへと仕立て上げる監督官(シャーロット・ランプリング)など、さまざまな人物の陰謀と欲望が渦巻く世界。周囲の人間に翻弄されながら、ドミニカが一流の女スパイへと変貌を遂げていく過程も本作の注目ポイントとなっている。
しかしジェニファーは、そんなドミニカが「反撃に出る」「利用しようとする者を出し抜くのよ」と壮絶な展開へと進んでいくことも示唆している。彼女の言葉を裏付けるように、到着した映像の冒頭では、ドミニカがターゲットであるはずのネイトをはじめ、なんと敵国アメリカのCIAたちに“協力する”と宣言している。本作の原作者であり、元CIA局員だったジェイソン・マシューズは、「ドミニカは“自分の諜報活動がいつバレてしまうか”、そして“相手に知られたときは死を意味する”という恐ろしさを常に感じている」と説明しており、敵国に協力することは“祖国から抹殺される”ことに繋がるのだ。そんな状況にもかかわらず、ドミニカの表情一つ変えない様子からは、大国をも手玉に取ろうという彼女の強い信念と思惑が感じられる。そして、この後繰り広げられるであろう壮絶な展開を想像すると、もはやドミニカの口から出る言葉は本当なのか嘘なのか全く分からない。彼女は生き延びるために、祖国ロシアを裏切ったのか?それとも敵国アメリカを欺くためなのか?映像を観ているこちらまで騙すか騙されるかの心理戦に巻き込まれるのだ。
“生きるために”女スパイとなった主人公ドミニカが魅せる、ハニートラップと心理戦。あなたもきっと騙されてしまうその壮絶な展開の数々を劇場でご覧頂きたい。
ストーリー
バレリーナの将来が怪我のために断たれたドミニカ。病気の母に治療を受けさせるためにロシアの諜報機関の訓練施設に送られる。そこは、ハニートラップと心理操作を武器としてミッションを遂行するスパイ=<スパロー>の養成機関だった。冷酷な女監督の指導の元、持ち前の美貌と頭脳で、ドミニカは望まないながらも、一流の<スパロー>へと仕立て上げられる。気乗りしないまま、スパイのくすんだ危険な世界に巻き込まれた彼女に与えられたミッションはアメリカのCIA局員に接近し、ロシア政府内に潜むスパイの名を聞き出すこと。しかしその任務は、ドミニカを想像も超える運命へ導き、彼女は敵国アメリカのみならず、祖国ロシアからも狙われることになる。大国間の裏舞台での陰謀と欲望が渦巻くストーリーは、信じがたい結末へと展開していく。
作品タイトル:『レッド・スパロー』
出演:ジェニファー・ローレンス、ジョエル・エドガートン、マティアス・スーナールツ、シャーロット・ランプリング、メアリー=ルイーズ・パーカー、ジェレミー・アイアンズ
監督:フランシス・ローレンス(「ハンガー・ゲーム」シリーズ)
配給:20 世紀フォックス映画
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/redsparrow/
コピーライト:(c) 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
3月30日(金)全国ロードショー