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【レポート】『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』完成披露報告会に水野勝、剛力彩芽、松下由樹、高畑淳子が登壇!

お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方

葬儀社の青年が案内した終活フェアをきっかけに、離婚秒読みの金婚熟年夫婦が人生整理に動きだす、笑って泣けて役に立つハートフルヒューマンコメディー『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』(5月21日(金)公開)の完成披露報告会に、主演の水野勝、共演の剛力彩芽松下由樹高畑淳子香月秀之監督が登壇した。

目次

『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』完成披露報告会 概要

日程:5月10日(月)
登壇者(※敬称略):水野勝、剛力彩芽、松下由樹、高畑淳子、香月秀之監督
場所:セルリアンタワー東急ホテル ボールルーム

大原夫婦(橋爪功&高畑淳子)に“お終活”を意識させる葬儀社の青年・菅野涼太役の水野は、橋爪&高畑夫婦との共演に「緊張しました。恐縮でしたし、自分がどんな芝居を返すことができるのかと。でも撮影ではお二人の素晴らしい演技に引き出されたところがあり、自分を真摯に対等に扱ってくれる姿に感動しました。すべての時間が財産のような作品です」と思い入れもひとしお。

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また、大原夫婦の独身一人娘・亜矢役の剛力も「お二人が自然と私を娘にしてくれる空気を出してくださって、いい意味で役作りし過ぎず娘でいることができました。食事シーンも本当の家族として食べているのではないかと思うくらい、ナチュラルに出来ました」とベテラン勢の雰囲気作りに感謝。

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すると、高畑は「撮影では橋爪さんがずっとムスッとしてらして、口も聞いてくれませんでした。それなのに剛力さんが来ると『可愛いね~!』となる」と欠席裁判状態も「でもそれも冷え切った夫婦関係を出す橋爪さんの作戦。面白い人を旦那に持ったなと、日本で唯一無二の旦那さんを持って幸せでした」とにこやかに明かしていた。

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涼太の上司・桃井梓役の松下は「葬儀社の方々がどのように働いているのかセミナーを見学させていただいたりする中で、葬儀社に対するイメージも変わりました。終活について今知っておいて何ら損はないと思った」と役を通して価値観も変化したよう。名古屋出身の水野とは同郷で「コミュニケーションも取っていただいて、上司と部下の関係でしたが、しっくりとやりやすく演じることができました」と共演を楽しんだようだった。

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役どころとの共通点を聞かれた剛力は「お父さんよりもお母さんの味方をしちゃうのは共感する部分」と微笑し、「いくつになっても娘は娘。親に甘えたいし、両親も両親でずっと傍にいたい存在だと娘を演じて感じました。この映画を通して家族間での距離感を改めて感じました」と共感。また喧嘩ばかりの熟年夫婦の姿からコミュニケーションの重要性も学んだそうで「両親が文句を言い合っているのは、上手く愛情表現ができないだけ。家族だから夫婦だからではなく、話し合うことの大切さが伝わったら嬉しい」と円満の秘訣を口にしていた。

高畑は、夫婦として過去の写真を振り返るシーンを見どころに挙げて「不覚にも涙が止まりませんでした。音楽も素晴らしくて涙を堪えることができず、撮影の際には隣の橋爪さんも泣いていました」と感涙報告。コーラス場面では「歌がドンピシャの思い出の曲だったので、娘時代に返ったような気がしました」と楽しんだようだった。

水野は「世代を選ばない映画ができました。この作品は誰かと見たくなる映画で、コロナ禍で人と会うこと、人と接することを制限されていて、その「誰か」とが難しい時代です。そんな時代だからこそ誰かと見ることのできる映画は素晴らしいし、人に伝わるはずです。こういう状況だが、僕らは諦めずに最後まで作品をPRしていきたいです」とアピールし、剛力も「家族や大切な人と会話が増えるきっかけになる、未来の話ができる映画。会いたい人になかなか会えない時代だけれど、大切な人と過ごす時間が増えた中で、作品を通して大切な人を改めて大切にしたいと思ってもらえたら」と期待。松下は「笑って楽しく温かい気持ちなることができる作品」といい、高畑は「コロナ禍で疲れ切っているのは心。それを潤わす役割が私たちにはあると自負しています。心の潤いを取り戻す力が芸術にはあると思うので、ぜひ映画館で心を癒してほしい」と願いを込めた。

最後に、香月監督は「意外だったのは、映画を観た若い人たちが泣いているということ。若い人たちが見てくれる楽しさもある。そしてこのような時期に作品と言う子供が生まれ、上映を迎えなければいけないことを前向きに捉えています。自分の中で最も思い出に残る作品になるはず」とコロナ禍での公開に対する不安と期待を口にしていた。

お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方

イントロダクション
タイトルにある【熟春】には、青い春を「青春」というのなら、人生百年時代、定年後に訪れる、熟した春を「熟春」と呼んでポジティブに過ごしてもらいたいという意味が込められている。

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