2大オスカー俳優メリル・ストリープ×トム・ハンクスがスティーヴン・スピルバーグ作品でついに初競演を果たすとして大きな話題となっている、映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』が東宝東和配給にて3月30日(金)より公開、TOHOシネマズ 日比谷にて3月29日(木)より特別先行上映される。
スピルバーグは「今、撮るべき作品」として、トランプ大統領就任45日後に本作の製作を発表し、予定していた作品よりも先に製作する事を決め、撮影を敢行。まさに「今」だからこそ伝えるべき強烈なメッセージを込め、この危機的状況に警鐘を鳴らす作品に仕上げた。そんなスピルバーグの強い呼びかけに応え、名優メリル・ストリープとトム・ハンクスがついに初競演。脚本はリズ・ハンナ、そして『スポットライト 世紀のスクープ』のジョシュ・シンガーが手がけ、音楽はジョン・ウィリアムズ、撮影はヤヌス・カミンスキーが担当するという世界最高の布陣となっている。
この度、キャサリン・グラハムが権力を最大限利用する政府の脅威を感じとる本編映像が到着した。
解禁された映像で映し出されているのは、ワシントン・ポストの経営者のキャサリン・グラハムが、長年友人として付き合いがある傍ら、ペンタゴン・ペーパーズの作成を指揮した張本人でもある当時のアメリカ合衆国国防長官ロバート・マクナマラの元へ、ペンタゴン・ペーパーズの掲載について助言を求めるワンシーン。
「掲載するかどうかの決定にあなたへの思いが影響を与えてはいけない。私はあなたの助言を求めに来たのよ。」と国民を欺く機密文書の作成に加担した友人に対し、凛とした態度で示すキャサリンですが、マクナマラは「君が信頼する相談相手であり、君の責任を知る者として心配だ。ワシントンで10年働いたが、ニクソンは悪質だ。掲載すれば、汚い手を使って君を破滅させる。君が助かるチャンスはない!大統領の権限を最大限利用し、新聞社を叩き潰す方法を必ず見つける。」と、国を敵に回すということの恐ろしさを容赦ない言葉で知らしめようとします。国民に真実を伝えることが記者の役目とはいえ、“掲載”という判断を下すことで、自身の守ってきた会社さえも簡単に潰すことのできる政府を相手に、キャサリンは“掲載”という判断を下すことができるのか。
キャサリンとともに機密文書のスクープに踏み切ったワシントン・ポストの編集主幹ベン・ブラッドリー演じたトム・ハンクスは「当時の国の行いが、アメリカ合衆国憲法修正第1条*に違反しそうだったという事実に驚いた。目に余る権力の乱用だよ。ニューヨーク・タイムズの記事を差し止めたし、ワシントン・ポストの社員全員に対し、反逆罪で刑務所に入れると脅した。トルーマン大統領や、アイゼンハワー大統領、そして、ケネディ大統領がベトナム戦争について言ったことを市民に伝えただけなのに。想像を絶するようなことだよ。」と、政府が新聞社に圧力をかけていたという当時の驚くべき状況を説明。
またキャサリンを演じたメリル・ストリープは「キャサリンは(この事件で)自らの立場を明確にした。当時は、すごく難しいことだったの。敵からも味方からも、疑問を投げつけられたばかりだったしね。そういう状況の中で立ち上がるのは、孤独で、とてもつらいことよ。でも、登場人物全員が、同じように立ち上がる。全員がリスクを冒して、決断を下そうとするの。観客は、その点に感銘を受けると思う。普通の人でも、その気になれば歴史を変えることができるんだと分かるはずよ。」と、国からの重圧を恐れず勇敢に立ち向かった記者たちの姿が描かれる本作の魅力について明かしている。名優メリル・ストリープとトム・ハンクスを驚愕させるほど壮絶な”国家vs報道”の歴史的戦いが描かれる本作。是非、今だからこそ、劇場でご覧頂きたい。
*アメリカ合衆国憲法修正第1条…宗教上の行為の制限、言論または報道の自由の制限などを禁止する法律
作品タイトル:『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
出演:メリル・ストリープ、トム・ハンクス他
監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作:エイミー・パスカル、スティーヴン・スピルバーグ、クリスティ・マコスコ・クリーガー
脚本:リズ・ハンナ、ジョシュ・シンガー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
日本公開日:2018年3月30日
原題:The Post
配給:東宝東和
公式サイト:http://pentagonpapers-movie.jp/
コピーライト:(c)Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.
3月30日(金)全国ロードショー
TOHOシネマズ 日比谷にて3月29日(木)特別先行上映!