第70回カンヌ国際映画祭においてグランプリを受賞作『BPM ビート・パー・ミニット』が3月24日(土)より公開された。エイズ患者やHIV感染者への差別や不当な扱いに対して、抗議活動を行う団体ACT UPのメンバーだったというロバン・カンピヨ監督自身の経験がベースにした物語。1990年初めのパリを舞台にACT UP Parisで活動するHIV感染者ショーンを主人公として、 限られた命の中で社会の変革に挑んだ若者たちの姿を鮮烈に描かれる青春ドラマである。
今回、本作の公開を記念し、スタンダードでありながら、素材やシルエット、ディテールにこだわった至極のベーシックブランドfitforとのオリジナルタイアップTシャツの発売が決定。Tシャツは劇中で主人公のショーンらACT UPのメンバーが着用しているものをイメージしたスタイリッシュなデザインに仕上がっている。HTC有楽町や新宿武蔵野館、ユーロスペースといった全国の公開劇場(※一部未販売の劇場あり)はもちろん、fitforの公式HPからでも購入可能。
【BPM×fitforオリジナルタイアップTシャツ概要】
Price : \3,000(Tax in)
Material : Polyester 65% , Cotton 35%
Color : Black
Size:S、M、L、XL
Fitfor Tシャツ販売サイトリンク
http://fitfor.tokyo/products/detail.php?product_id=176&ccid=40
ACT UPとは?
⇒正式名称:the AIDS Coalition to Unleash Power =力を解き放つためのエイズ連合
アクトアップ・ニューヨークは1987年3月にニューヨークで発足したエイズ・アクティビストの団体。「沈黙=死」というスローガンのもとに集い、エイズ政策に感染者の声を反映させることに力を入れ、差別や不当な扱いに抗議して、政府、製薬会社などに対しデモなどの直接行動に訴えることもしばしばある。現在は全米各地やフランス、インド、ネパールなどにもアクトアップが作られている。
90年代、パリ。愛と叫びを武器にショーンは世界を変えようとした。
生きたいと強く願い、社会と闘った若者たちの生命の鼓動は今も激しく鳴り響く。
ストーリー
1990年代初め、フランス・パリ。エイズの治療はまだ発展途上で、誤った知識や偏見をもたれていた。「ACT UP Paris」のメンバーたちは、新薬の研究成果を出し渋る製薬会社への襲撃や高校の教室に侵入し、コンドームの使用を訴えたり、ゲイ・プライド・パレードへ参加するなどの活動を通し、エイズ患者やHIV感染者への差別や不当な扱いに対して抗議活動を行っていた。
行動派のメンバーであるショーンは、HIV陰性だが活動に参加し始めたナタンと恋に落ちる。しかし、徐々にショーンはエイズの症状が顕在化し、次第にACT UPのリーダー・チボーやメンバーたちに対して批判的な態度を取り始めていく。そんなショーンをナタンは献身的に介護するが…。
作品タイトル:『BPM ビート・パー・ミニット』
出演:ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート、アルノー・ヴァロワ、アデル・エネル
監督:ロバン・カンピヨ(『パリ20区、僕たちのクラス』脚本・編集)、『イースタン・ボーイズ』監督)
2017年/フランス/フランス語/カラー/シネマスコープ/5.1ch/143分
映倫区分:R15+
原題:120 battements par minute/英題:BPM (Beats Per Minute)
配給:ファントム・フィルム
公式サイト:bpm-movie.jp/
コピーライト:(c)Ce’line Nieszawer
3/24(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、ユーロスペース他にて全国ロードショー