フランス映画として初めてアカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされ、高畑勲監督も絶賛した『ベルヴィル・ランデブー』が7月9日(金)より公開となる。
カンヌ国際映画祭での正式上映に続き、アカデミー賞長編アニメーション映画賞にフランス映画として初めてノミネートされ、批評家が選ぶ100本のアニメーション映画(Newsweek)、トップ100アニメーション映画(ロッテントマト、94%フレッシュ)など世界各国のランキング常連となるなど、世界中の批評家と観客が認めた本作。製作から20周年を前に、プレアニバーサリーとして映画館で公開される。
バンド・デシネ作家出身の監督が構築する、遊び心にあふれた仕掛けとユーモア満載の独特の映像からいつの間にか目が離せなくなり、デフォルメされたキャラクターが織りなす不思議な物語は、観客の予想を心地よく裏切って展開し人々をたちまち魅了する。さらに、アカデミー賞歌曲賞にノミネートされたジャズの主題歌など小気味よい音楽が、観る者を映画の中により深く引き込んでいく。ジャンゴ・ラインハルトやジャック・タチ、チャールズ・チャップリンなど監督の少年時代のヒーローたちにオマージュが捧げられた、きわめて個性的な長編アニメの傑作だ。
この度解禁されたコメント映像では、シルヴァン・ショメ監督が日本の観客に向けて「20年前に公開した作品を、新しい世代の方々にお届けできて本当に嬉しいです」と、久しぶりに映画館のスクリーンで上映される喜びを語っている。
また、「皆さんに気に入ってもらって、若きアニメーターたちの刺激になればと思います。皆さんは高畑勲監督や宮崎駿監督から影響を受けていると思います。本作では違った文化のアニメを見ることができます」と日本の観客に向けて本作をアピール。
最後に「どうぞこの作品を愛して、その世界に浸って楽しんでください」とコメントを締めくくっている。
なお、5869日ぶりとなる今回のリバイバル上映では5.1chサラウンドでの上映が決定。アカデミー賞歌曲賞にノミネートされたジャズの主題歌など、ぜひ本作の音楽を劇場で体感していただきたい。
映画『ベルヴィル・ランデブー』は7月9日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。
ストーリー
おばあちゃんと幸せに暮らすシャンピオン。内気な少年が情熱を傾ける自転車レースのためにふたリは特訓を重ね、遂にツール・ド・フランスに出場する。しかし、そこで事件は起きる。マフィアに誘拐された孫を追って、愛犬ブルーノとともにシャンピオン奪還のための大冒険が始まる。協力してくれるのは伝説の三つ子ミュージシャンの老婆たち。腕力では敵わないが、人生経験と知恵そしてユーモアと愛で数々の難局を乗りきっていく。
作品タイトル:『ベルヴィル・ランデブー』
監督:シルヴァン・ショメ
音楽:ブノワ・シャレスト
2002年/フランス・カナダ・ベルギー/80分/ヨーロピアン・ビスタ
原題:LES TRIPLETTES DE BELLEVILLE
字幕翻訳:星加久実
後援:駐日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
配給:チャイルド・フィルム
公式サイト:child-film.com/Belleville
公式Twitter:@childfilmjp
コピーライト:(C)Les Armateurs / Production Champion Vivi Film / France 3 Cinéma / RGP France / Sylvain Chomet
7月9日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷 ほか全国順次公開
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