韓国で宗教論争を巻き起こした映画『赤い原罪』10月より公開決定

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019」にて審査員特別賞を受賞した韓国映画『赤い原罪』(現代:ORIGINAL SIN)が本年10月から東京・ユーロスペースほかにて劇場公開される。

本作の監督ムン・シングは神学を10年ほど学び牧師の資格を持ち、キリスト教会に務めていたという異色の映画監督。
演劇界でも活躍し、過去に上梓した作品はテーマ・表現性において韓国国内で物議を醸しだしたことがある。
神を呪う貧しい父娘と神を信じる修道女の出会いとその後の事件を描き、宗教の在り方を訴える本作は、韓国の宗教界に一石を投じた。

単なる宗教映画にとどまらず、「生きる」という人間の根源的な想いを伝える力強い映画である。
出演は、『哭声 / コクソン』(2016年|韓国)をはじめ多くの韓国映画に出演しているペク・スンチョルが父親役のほか、修道女役にキム・サンオク、娘役にイ・ヒョンジュ

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