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『イン・ザ・ハイツ』往年の名作ミュージカルを意識!? 劇中最もロマンチックなシーンの本編映像解禁! ―明日7/30公開

トニー賞4冠(作品賞、楽曲賞、振付賞、編曲賞)とグラミー賞ミュージカルアルバム賞を受賞した傑作ミュージカルを映画化した『イン・ザ・ハイツ』(明日7月30日(金)公開)の本編映像が解禁された。

FOX NEWS、バラエティ紙、タイム誌など全米の名だたるマスコミがこぞって「今年最も観たい映画」に挙げ、早くもアカデミー賞(R)最有力とのレビューが出るなど、全米大ヒット公開中の本作が、ついに日本公開となる。メガホンを取ったジョン・M・チュウ(『クレイジー・リッチ!』)が、傑作舞台に映画ならではのスケールとカラフルな映像美、そして今日の世界の社会情勢を反映した大胆なアレンジを加え、新たなミュージカルの名作映画が誕生した。

今回解禁されたのは、ベニーコーリー・ホーキンズとニーナレスリー・グレースのデュエットシーン。夕焼けが照らすジョージ・ワシントン・ブリッジをバックにベランダで自分たちのこれからを楽曲「When The Sun Goes Down」にのせて歌いあう2人。すると突然ベニーが建物の壁に足をかけ、歩き出す。ニーナもベニーから差し出された手を取り、2人で壁の上を踊る。

本作の振付を担当したクリス・スコットは、このシーンについて「ここだけの秘密で、どうやって撮影したか教えてあげるよ。仕組みは、フレッド・アステアが『恋愛準決勝戦』(1951)で披露した、床と壁と天井の4面を使った有名なダンスシーンと同じなんだ。カメラとセットの壁が固定されていて、同時に回転する仕組みになっている。『恋愛準決勝戦』のシーンは屋内だったけれど、本作では外壁で踊るようにデザインされているんだ。このシーンのダンスは、アニメーションなどは加えられず、本当に全て踊っているんだよ!難しかったのは、実際に回転するセットを使って練習ができる時間が限られていたので、テーブルを逆さまにして階段に見立てたりして、『多分こんな感じになる』と想像しながら作り上げなくてはならなかったところだ。このような難しいシーンの撮影を成功させることができたのは、長年一緒に仕事してきた僕と、ジョン・M・チュウ監督と、撮影監督のアリス・ブルックスのお互いへの信頼があったからなんだ。ジョンとアリスは僕を振付師として信頼してくれている。僕は撮影監督のアリスが、僕のビジョンをカメラで捉えてくれていると信頼しているからね」と、撮影秘話を語っている。

対して、この難しいシーンを実際に演じたレスリー・グレースは「本当に大変なシーンだった」と振り返り、「まるで遊園地の乗り物に乗っているような感覚だったの!壁のセットが完成するまで、リハーサルもできなかったから、映画の中でも最後に撮影されたシーンよ。ベニーとニーナにとっての大切なシーンだから、成功させるために、コーリーと私は愛と努力を沢山注いだわ。今までこんな風に踊ったことがなかったから、大変だったけれど、クリス・スコットのおかげで無事成功させられた。私たちの体の一部は、まだあのセットの上にあるんじゃないかって言うぐらい、身を粉にして頑張って、努力の甲斐があるシーンになったわ」と語っている。

往年の名作ミュージカルへのオマージュも込められ、スタッフ・キャストが一丸となって取り組んだ、劇中屈指のロマンチックなシーンの全容は、是非劇場で。

若者たちの夢と、逆境に立ち向かう街の人々の絆を乗せた歌と圧巻のスケールのダンス。ニューヨークの片隅の街から今の世界に響き渡る歌と熱い夢が魂を揺さぶる、感動のミュージカル『イン・ザ・ハイツ』は明日7月30日(金)公開。

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