『鬼滅の刃』の記録的大ヒットなど、アニメというコンテンツとともにますます注目を浴びている“声優”という職業。近年はTV番組でも声優にスポットを当てた特集が組まれることも多くなり、アニメファンにとどまらず、幅広い層にとってもより身近な職業となっている。また先ごろ行われた小中学生を中心とした子ども2448人に聞いた“なりたい職業ランキング”では、1位が「マンガ家・アニメーター・イラストレーター」、2位の「学校の先生」、そして同率で「声優」であることが、ニフティ(東京都新宿区)の調査で分かった。
そんな憧れの職業“声優”を、遠出などが難しい夏休みに体験できる「子ども声優ワークショップ」が8月9日(月・祝)に大阪市内で実施された。
子ども声優ワークショップ 開催概要
【日時】8月9日(月・祝)
【場所】SUTUDIO LOVOX UMEDA(大阪市北区堂山町1-5 三共梅田ビル1F)
本イベントには6歳~13歳の小中学生が参加し、マレーシア発の世界で大人気となっているアニメーションシリーズ「アストロロロジー ~おかしな12星座うらない~」の2つの話からアフレコ体験したい話を選択。話を選んだら本格的な収録スペースに移動し、実際に「アストロロロジー」の日本語吹替版に出演したプロの声優からお手本を子供たちに披露。プロの声優の演技を初めて生で見た子ども達は感動とともに緊張感に包まれつつ、ヘッドフォンの付け方から学び、練習がスタートした。
練習ではプロの声優が子ども達と目線を合わせ、声を出すタイミングなどを教えながら丁寧に指導。最初は緊張で恥ずかしがっていた子ども達も、タイミングに合わせるコツや感情を込めてセリフを言う楽しさに気づき、次第に笑顔が増えていった。
そしていよいよ本番。隣にプロの声優が見守るなかで、失敗しても録り直しができるため、全員安心して収録にチャレンジ。子ども達の想像以上の演技のクオリティの高さに、監督からはカットがかかる度に「ナイス!」「バッチリ!」と称賛の声が飛び、「今後は大人の声優だけでなく、子ども声優が子ども役をできる時代が来るのではないか」と語る場面も。
体験を終えた子ども達は声を揃えて「最初は緊張したけど楽しかった」と大満足。中には声優の楽しさを知り「将来は声優になりたい!」と夢を語る子供も。今まで観るだけだったアニメの世界に実際に入ることができ、コロナ禍のなか、笑顔あふれるワークショップとなった。
「アストロロロジー ~おかしな12星座うらない~」とは
レモンスカイによってアニメーション化されたマレーシア発の世界で大人気アニメーションシリーズ。YouTubeチャンネルでは登録者数113万人、総再生回数3億回を突破。みんなが慣れ親しんでいる「星座」をモチーフとしたショートムービー集で、それぞれの星座にまつわる個性豊かなキャラクターたちの、おもしろ可笑しいドタバタコメディ。
コピーライト:(c)LEMON SKY STUDIOS
「STUDIO LOVOX」とは
STUDIO LOVOXは、エンターテインメントやコンテンツを世界に向けて創造し発信することを目指し、様々な目的で利用できる。外画吹き替えやアニメのアフレコが可能な本格的なスタジオとして使用すると共にイベント会場、レッスン場として多目的に使えるフリースペースが併設されている。
またSTUDIO LOVOXの2つの拠点「AKIBA(東京)」と「UMEDA(大阪)」を同時に使って収録(二元同時収録)する事ができるのも特徴。東京にディレクターがいながら大阪にいる声優やエンジニアに直接指示を出して収録することや、東京収録のアニメに、大阪から声を吹き込むことも可能。
スタジオロボックス公式サイト: http://www.studiolovox.com/