パラドックス・スリラー『アンテベラム』謎が深まる予告編&場面写真6点解禁! ―公開日は11月5日(金)に決定

アンテベラム

『ゲット・アウト』(17)、『アス』(19)のプロデューサー、ショーン・マッキトリックが新たに放つパラドックス・スリラー『アンテベラム』の公開日が11月5日()に決定した(TOHOシネマズ シャンテのみ11月7日()より公開)。あわせて、予告編・場面写真が一挙解禁された。

公私共に順風満帆の日々を送っていた主人公ヴェロニカが、突如として奈落の底に突き落とされていく様を描きながら、誰もが意表を突かれる仕掛けが用意されている本作。それは外界と隔絶した極限状況下に囚われているエデンという女性をめぐるアナザーストーリー。とある広大なプランテーションの綿花畑で重労働を強いられているエデンは、あらゆる自由を剥奪された奴隷の身だ。

主演を務めたのは、共に全米賞レースを沸かせた『ムーンライト』(16)、『ドリーム』(16)で絶賛を博したジャネール・モネイ。グラミー賞候補の常連シンガーでもある実力派女優が、恐怖のパラドックスからの脱出を図るヴェロニカとエデンをひとりで演じ分けた。パラドックスな迷宮のごとき映像世界の果てにある、衝撃の“真実”とは―。

今回解禁された予告編は、ジャネール・モネイ演じる主人公ヴェロニカが慈しみの表情を浮かべながら過ごす夫・娘との幸せそうな時間や、講演会場で大勢の聴衆から拍手喝さいを浴びている様子から始まる。

ヴェロニカがプライベートも仕事も充実した日々を過ごしていることが見て取れるが、長い廊下の向こう側に一人佇む不気味な少女のカットから雰囲気は一変。「お前の自由は我々のものだ」というセリフと同時に何者かに襲われるヴェロニカ。次の瞬間、全く異なる舞台に映像は切り替わる。緑溢れる綿花畑で虚ろな目をして立ち尽くす女性エデン。無気力に空を見上げる黒人女性の様子や、汚れた衣服で鎖に繋がれたまま歩かされる女性たち、そして綿花を燃やす男性の様子から、プランテーションで労働を強いられる囚われの身に黒人たちがおかれている状況だと推測できる。

そして、最後の気力を振り絞るような様子でエデンがこぼす「今夜ここを出ていく(We go, tonight…)」というセリフをきっかけにバイオレンスな描写やヴェロニカの日常の様子、意味深なカットなどがサブリミナル的に交錯し、最後は馬で駆けながら咆哮するエデンの鬼気迫る表情で締めくくられている。ヴェロニカが襲われた理由は何なのか、エデンら綿花畑の黒人たちに待つ運命は、そして不気味な少女など散りばめられた意味深なカットは…謎が深まる仕上がりとなっている。

また、本編より追加解禁された場面写真6点は、薄笑いを浮かべながる男性(ジャック・ヒューストン)に詰め寄られる女性ジュリア(カーシー・クレモンズ)の様子や、怯えた表情で周辺の様子を伺う男性とエデンの様子に、どこかプロデューサーの前作『ゲットアウト』との関連を思わせる。

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ストーリー
博士号を持つ社会学者で人気作家でもあるヴェロニカは、優しい夫、愛くるしい幼い娘との幸せな家庭を築き上げていた。ある日、ニューオーリンズでの講演会に招かれた彼女は、力強いスピーチで拍手喝采を浴びる。しかし、友人たちとのディナーを楽しんだ直後、ヴェロニカの輝きに満ちた日常は突然崩壊し、究極の矛盾をはらんだ悪夢へと反転するのだった…。一方、アメリカ南部のプランテーションで囚われの身となり、過酷な労働を強いられているエデン。ある悲劇をきっかけに、奴隷仲間とともに脱走計画を実行するが―

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