映画『女と男の観覧車』第55回ニューヨーク映画祭クロージングナイト作品!監督の世界観を映し出す日本版予告編が解禁に

女と男の観覧車

『ミッドナイト・イン・パリ』では1920年代黄金時代のパリへ、『カフェ・ソサエティ』では1930年代のハリウッドへと観客をタイムトリップさせたウディ・アレン監督の最新作、『女と男の観覧車』が6月23日(土)より全国公開となる。この度、本作の予告編が完成した。

解禁された本予告編では、1950年代のコニーアイランドを舞台に、遊園地のメリーゴーランドを思わせる音楽に乗せて、海岸で監視員のアルバイトをしているミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)の一人語りで始まる。

「コニーアイランド1950年代。砂浜、遊歩道、僕が働くベイ7」。

ここではない、どこかにもっと素敵な人生が待っているはずだという切ない夢にその身を投げ出す…そんな主人公ジニー(ケイト・ウィンスレット)の目の前に、ギャングと駆け落ちして音信不通になっていたハンプティの娘キャロライナ(ジュノー・テンプル)が現れたとき、4人の運命が狂い始める。

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夢のように美しい映像で人生の切なさを描ききる、名匠ウディ・アレン監督の世界観を存分に映し出した日本版予告編のナレーションは、ラジオパーソナリティの坂上みきが務めている。

目次

ヴィットリオ・ストラーロの映像美で描く 愛と裏切りのコニーアイランド

舞台はニューヨークのブルックリンの南端に位置する半島、コニーアイランド。ビーチと遊園地で知られ、夏には多くの観光客が集まるリゾート地だ。ウディ・アレン自身が、子供時代に幾度も訪れたという思い出深い場所で、彼の代表作『アニー・ホール』でも、人気のジェットコースター“サイクロン”の轟音が鳴り響く家が、主人公が子供時代を過ごした場所として登場する。アレンにとっての心の故郷が、集大成と言える本作を飾った。

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時代設定となる1950年代、映画のオープニングでミッキーが紹介するように、全盛期を過ぎたコニーアイランドはさびれ始めていた。ギャングの抗争が起こるなど、治安が悪くなって観光客が減ったからだ。まさにドラマティックな物語を描くにふさわしいと、アレンは『ブルージャスミン』を始め30本のアレン作品を支えてきた美術のサント・ロカスと共に、現在のコニーアイランドを50年代のレトロポップな宝石箱のような世界に生まれ変わらせた。

ストーリー
時は1950年代、主人公のジニー(ケイト・ウィンスレット)は、元女優で、今はコニーアイランドの遊園地にあるレストランで、ウェイトレスとして働いている。再婚同士で結ばれた、回転木馬の操縦係を務める夫のハンプティ(ジム・ベルーシ)、そして自身の連れ子と観覧車の見える部屋で暮らしている。実は彼女は夫に隠れて、海岸で監視員のアルバイトをしているミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)と付き合っていた。平凡な毎日に失望していたジニーは、脚本家を目指すミッキーとの未来に夢を見ていた。だが、ギャングと駆け落ちして音信不通になっていたハンプティの娘キャロライナ(ジュノー・テンプル)が現れたことから、すべてが狂い始める──。

作品タイトル:『女と男の観覧車』
画像03出演: ケイト・ウィンスレット『愛を読むひと』『タイタニック』
ジャスティン・ティンバーレイク『ステイ・フレンズ』『TIME/タイム』
ジュノー・テンプル『リトル・バード164マイルの恋』『トランストリップ』
ジム・ベルーシ『K-9/友情に輝く星』『ゴーストライター』
監督/脚本:ウディ・アレン『カフェ・ソサエティ』『ミッドナイト・イン・パリ』
2017年/アメリカ/英語/カラー/101分/アメリカンビスタ/
原題:WONDER WHEEL
Photo by Jessica Miglio
配給:ロングライド

 

公式サイト:www.longride.jp/kanransya-movie
コピーライト:(c) 2017 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.

6月23日(土)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開

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