定年を控える刑事・有馬(舘ひろし)、若手弁護士・世良(古川雄輝)、女性検察官・春名(星野真里)の3名が所属する、死刑囚を再調査し、冤罪の可能性を探る組織「誤判対策室」を舞台に繰り広げられる本格ミステリー「連続ドラマW 60 誤判対策室」(全5話)が5月6日(日)よりWOWOWにて放送される。
有馬は、かつて担当した事件で無実の人物を冤罪に陥れた過去があった。有馬はその事件への贖罪の気持ちと冤罪事件の可能性を疑い「誤判対策室」である事件を調査していくと、一人の死刑囚にたどり着く。そして多くの謎に突き当たりながらも次第に隠されていた真実が次々と浮かび上がってくる。死刑囚の死刑執行というタイムリミットが迫る中、刑事・弁護士・検察官、登場人物それぞれの戦いがひとつになるとき、息もつかせない程のスピードと緊迫感を持って物語はクライマックスへと向かって進んでいく―。
さらに、春名の上司検事・西島慎太郎を村上淳、詐欺集団の首謀者・矢野高虎役を赤堀雅秋、高虎の妻・矢野琴乃役をハマカワフミエ、有馬の通う風俗店の風俗嬢・マミ役を酒井若菜、冤罪被害者・中倉徹役を竹原ピストル、死刑囚・古内博文役を康すおんが演じる。全員、事件の重要人物!熊切和嘉監督のもとに集まった個性豊かなキャストたちにより、二重三重に濃密で重厚な人間ドラマが観る者の心を揺さぶっていく。死刑執行まであとわずか、圧巻のタイムリミットサスペンスが誕生する。
そしてこの度、本作の60秒予告が完成し解禁された。主演・舘ひろしが、とある事件の死刑囚の冤罪の可能性に挑む刑事・有馬を演じ、予告編では、“怒鳴る!走る!泣く!”など、定年間近の刑事が、“最後の事件”に、男として、そして父親として、人生の全てをかけて挑んでいく姿の一部を見ることができる。また、熊切監督にとって初のWOWOWドラマ監督作品となるが、キャラクターに入れ込む熱量やダイナミックさはそのままに、さらに舘自身が、「今まで見たことがない自分がいる」という有馬というキャラクターが、全5話でどう描かれているかは本編を見てのお楽しみだ。さらに、クールな弁護士を演じる古川雄輝とのカッコイイ男たちの共演が本作をさらに盛り上げる。全5話を通して熊切監督が仕掛けるトリッキーで圧巻の展開、決して地上波のドラマでは観ることができない、熱き男のドラマに是非ご期待いただきたい。
原作『60 誤判対策室』(講談社文庫刊) 絶賛発売中
1985年神奈川県生まれ。26歳で作家デビュー。『エウレカの確率 経済学捜査員 伏見真守』は、経済学を絡めた斬新な警察小説として人気を博し、シリーズ最新作『エウレカの確率 経済学捜査員VS.談合捜査』も好評を得る。その他の著書に『もみ消しはスピーディーに』『小鳥冬馬の心像』『法廷外弁護士・相楽圭 はじまりはモヒートで』『ため息に溺れる』など。現在は医療系企業に勤めながら、執筆活動に励む。
ストーリー
ベテラン刑事・有馬英治(舘ひろし)は、死刑囚の冤罪の可能性を調査する組織「誤判対策室」で60歳の定年を迎えようとしていた。組織には有馬のほかに若手エリート弁護士・世良章一(古川雄輝)と検察庁から左遷された検事の春名美鈴(星野真里)が所属する。凄腕で知られた有馬だったが、かつて担当した事件で無実の者を冤罪に陥れた過去があった。
世良と春名をよそに、定年までを惰性で過ごす有馬にとって「誤判対策室」での日々はどうでもよかったが、ある時一つの事件の情報を入手する。なぜか有馬は取り憑かれたようにその事件を調べ、一人の確定死刑囚・古内博文(康すおん)にたどり着く。かつての事件への贖罪の気持ちと冤罪を疑い必死になる有馬はついに隠されていた真実をみつけるが、すでに古内には死刑執行が迫っていた。
番組タイトル:「連続ドラマW 60 誤判対策室」(全5話)
出演:舘ひろし 古川雄輝 星野真里
村上淳 赤堀雅秋 ハマカワフミエ / 酒井若菜 竹原ピストル / 若松武史 小林勝也 ・ 康すおん
監督:熊切和嘉(『海炭市叙景』『私の男』『武曲 MUKOKU』)
原作:石川智健『60 誤判対策室』(講談社文庫刊) ※発売中
脚本:高田亮(『そこのみにて光輝く』『武曲 MUKOKU』)
音楽:渡邊琢磨
放送日:5月6日 日曜夜10:00 第1話無料放送 [WOWOWプライム]
製作:WOWOW オフィス・シロウズ
公式サイト:http://www.wowow.co.jp/dramaw/60/
「連続ドラマW 60 誤判対策室」(全5話)
5月6日放送スタート 毎週日曜 夜10:00【第1話無料放送】