北朝鮮から逃れ「脱北者」として韓国・ソウルで新たな人生をスタートさせた女性ジナがボクシングと出会い、生きる希望と勇気を取り戻す姿を描いた『ファイター、北からの挑戦者』(11月12日(金)公開)より、予告編と本編スチル画像が解禁となった。
監督は、フランスと韓国を拠点にするユン・ジェホ。カンヌ国際映画祭に出品されたドキュメンタリー『マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白』(16)で世界に衝撃を与え、その経験を基に本作を作り上げた。
このたび公開となった予告編は、「韓国人は私たちを脱北者と呼ぶ――。血も涙もない人のように扱われています。北の人間というだけで」という主人公リ・ジナのセリフから始まる。食堂で働く彼女は、共に脱北しながらも中国に残してきた父親のため、さらに金を稼ぐべく清掃の仕事を掛け持ちしようと、館長とトレーナーのテスが切り盛りするボクシングジムへと向かう。そこでリングに上がり館長とスパーリングする女性を目にしたジナは、ボクシングの魅力に目覚め、その才能を開花させていくーー。予告編では、父親とジナを棄てて脱北した母との確執や、トレーナーのテスとの淡い恋模様も盛り込まれ、ジナが抱く苦悩とともに、新たな人生をスタートさせた彼女の勇気と希望も感じられる映像となっている。
『ファイター、北からの挑戦者』は11月12日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
ストーリー
韓国、ソウル。ひとりの女が小さなアパートに辿り着いた。彼女は脱北者のリ・ジナ。休む間もなく食堂で働き出した彼女は、中国に残した父を呼び寄せるためより多くのお金を稼ごうと、清掃の仕事を掛け持ちすることにした。そこは館長とトレーナーのテスが2人で切り盛りするボクシングジムで、悲惨な過去と怒りを抱えて壁を作るジナに、館長とテスは静かに燃えるファイティングスピリットを感じ取る。グローブを渡されたジナは、次第にボクシングの世界にのめり込んでいくのだった――。
作品タイトル:『ファイター、北からの挑戦者』
出演:イム・ソンミ『母なる証明』『愛の不時着』、オ・グァンロク『オールド・ボーイ』『太王四神記』、ペク・ソビン『Wish you〜僕の心の中 君のメロディー』『根の深い木』
監督:ユン・ジェホ『マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白』
2020年|韓国映画|韓国語|104分|シネスコ|5.1ch|英題:Fighter|日本語字幕:江波智子
提供:ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム
公式サイト:Fighter-movie.com
コピーライト:(C) 2020 Haegrimm Pictures All Rights Reserved
11/12(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
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