『スターダスト』“ジギー・スターダスト”誕生を予感させる、若かりしデヴィッド・ボウイの本編映像が到着!

スターダスト

デヴィッド・ボウイの若き⽇の姿と“ジギー・スターダスト”誕⽣を描いた映画『スターダスト』(10⽉8⽇(⾦)公開)より、本編映像が解禁された。

1971年、「世界を売った男」をリリースした24歳のデヴィッド・ボウイはイギリスからアメリカへ渡り、マーキュリー・レコードのパブリシスト、ロン・オバーマンと共に初の全米プロモーションツアーに挑む。この度解禁された本編映像には、地道に車でアメリカを巡る旅のなか、車中でミュージシャン談義に花を咲かせる二人の姿が。

ある時、ボウイは「ヴィンス・テイラーを?」と“フランスのエルヴィス”と称される歌手の名を挙げ、ロンドンの駅で彼に遭遇したことを振り返る。寝転びながら「ここに異星人が飛来して俺を連れ去るんだ」と言っていたテイラーは、その2週間後、「ロックはまやかしだ。俺は異星人の神だ」「我は異星人の神。民が待っている」とステージで宣言し、歌うことを拒んだというエピソードをボウイはロンに披露する。

ここで登場するヴィンス・テイラーについて後にボウイはジギー・スターダストのモデルであると公言。「人類滅亡の危機に、救世主として異星より来たバイセクシャルのロックスター“ジギー・スターダスト”」というボウイの別人格の始まりを予感させる若かりしデヴィッド・ボウイの本編映像となっている。

当時のボウイの全米ツアーについてガブリエル・レンジ監督は「彼の初めての渡米に関してはあまり記録が残っていない。ある意味、最悪の旅だった。自分の曲を宣伝しにきたにも関わらず、ビザも、音楽家ユニオンの書類もなかったため、彼は目的の曲の演奏が許されなかった。代わりに彼は、別人格であるジギー・スターダストを創り上げるための幾つかのアイデアを発見した」と述べ、この旅が”ジギー・スターダスト”を産み出すきっかけであったと解説する。

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