映画『スターダスト』(本日10⽉8⽇(⾦)公開)より、本編映像が解禁された。
音楽史にその名を刻む偉大なアイコン《デヴィッド・ボウイ》。本作はデヴィッド・ボウイのアルバム「ジギー・スターダスト」(1972)を発表する前年、若き日のデヴィッド・ボウイを描いた“ジギー・スターダスト”誕生の物語。のちにデヴィッド・ボウイの最も有名な別人格“ジギー・スターダスト”を生み出すきっかけとなった瞬間の舞台裏、キャリアのターニングポイント、それに関わった人たち、そして彼の内面が描かれる。
この度解禁されたのは、若き日のデヴィッド・ボウイが兄テリーと共に車中で声高らかに2人のお気に入りの曲を歌うシーン。映像は兄弟で病院に向かう道中を切り取ったもので、兄は病気を患っている。そんな兄を見守りながら、ボウイ自身もいつか同じ病に悩まされるのではと怯えていたのだった。
そんな二人が気持ちよさそうに熱唱しているのはアンソニー・ニューリーがサミー・デイヴィスJr.に提供した「ホワット・カインド・フール・アム・アイ」(愚かな私)という楽曲。アンソニー・ニューリーは『007 ゴールドフィンガー』や『夢のチョコレート工場』の楽曲を手がけ、「ホワット・カインド・フール・アム・アイ」は第4回グラミー賞最優秀賞楽曲賞を受賞している。
ボウイは14歳の時に俳優としても活躍していたアンソニー・ニューリーのミュージカルを観て、その声と巧みなステージの演出に感激し、「あれを機に僕は自分のスタイルがはっきり見えてきた」と語っており、まさに偉大なるアイコン“デヴィッド・ボウイ”の原点と言える存在だろう。本編映像でも、兄とレコードが擦り切れるほど繰り返し聞いたと懐かしむ様子が描かれている。
本作では兄テリーの存在が重要であり、ガブリエル・レンジ監督は「テリーはデヴィッドの影の部分を写しだすような存在だ。少しでも何かが違っていたらテリーがスターになり、デヴィッドが病院送りになっていた可能性もある。デヴィッドが辿っていたかもしれない悲劇的な影としてテリーの存在にはとても興味を持った。」と語っている。
作品タイトル:『スターダスト』
出演:ジョニー・フリン/ジェナ・マローン/デレク・モラン/アーロン・プール/マーク・マロン
監督:ガブリエル・レンジ
プロデューサー:ポール・ヴァン・カーター, ニック・タウシグ, マット・コード
脚本:クリストファー・ベル, ガブリエル・レンジ
2020年|イギリス/カナダ|109分|原題:STARDUST|PG12
提供:カルチュア・パブリッシャーズ/リージェンツ
配給:リージェンツ
公式サイト:http://davidbeforebowie.com/
公式Twitter:@STARDUST_MOVIE
コピーライト:(c)COPYRIGHT 2019 SALON BOWIE LIMITED, WILD WONDERLAND FILMS LLC
10月8日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
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