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『Our Friend/アワー・フレンド』本編映像解禁!ケイシー・アフレックら出演者たちの想いが伝わるコメント到着—本日公開

2015年に「Esquire」誌に掲載され全米雑誌大賞を受賞したエッセーの映画化『Our Friend/アワー・フレンド』(全国公開中)より本編映像が解禁され、あわせて本作に出演するケイシー・アフレック、ダコタ・ジョンソン、ジェイソン・シーゲルそれぞれの本作への想いが伝わるコメントが到着した。

2人の幼い娘を育てながら懸命に毎日を送っていたジャーナリストのマット(ケイシー・アフレック)と妻で舞台女優のニコル(ダコタ・ジョンソン)は、ある日突然告げられたニコルへの末期がんの宣告で生活が一変してしまう。妻の介護と子育てによる負担がマットに重くのしかかる中、過去に生きる希望を失いかけた時に2人から心を救われた親友デイン(ジェイソン・シーゲル)が一家を支えるためやってくる。2年にも及ぶ闘病生活。人の想いと苦悩が交差する中で彼らが見つけた希望とは…。

ニコルとともに過ごせる時間が限られたことを知り、呆然とするマットとデイン。彼らを救ったのは他ならぬニコルだった。彼女は、マットとデインを招集。「金髪になりたい。いいえ、青い髪がいいわ」「NYで“レミゼ”を観たい」「謝肉祭に参加して“今年の英雄”を務める」「ケイティ・ペリーとデュエット」――そう言い残して立ち去る彼女を後目に、マットとデインは、チャーミングな彼女らしい難題に目を見合わせ小声でささやき合う。自身もそうであるはずなのに落ち込む2人を励ましながら持ち前のユーモアで包み込む、そんな3人の親密さが伝わるシーンとなっている。

ケイシーは、「セリフも全部覚えているけど、そのセリフが信憑性を帯びるまで違うことを言ってみると決めている。ジェイソンは基本的に楽しみたいと考えているから、どっちのやり方にも合わせてくれたんだ」ケイシー独自の演技メソッドがこの発言から伺える。

対するジェイソンは「(ケイシーは)その瞬間に意識を集中させて結果にこだわることなく自由に探検することができる俳優だ。僕は最初悲しみを掘り下げていくことが最も重要なポイントになると想定していたんだけど、ケイシーと演技を重ねていくにつれ、いかにユーモアが大切かに気付いた。ニコルが生きているうちにちゃんと笑い合うことを意識すると、一緒に過ごす時間を楽しむ瞬間が浮かびあがってくる。悲しいシーンでもなぜか笑い出したり、とかね。それはケイシーがいい具合に揺らぎを持たせて演じることができるからだ。ケイシーからは大いに学んだ。」と語る。

ダコタは事前の準備を重ねたからこそ、ニコルの病状の重さ、辛さをより感じていたという。「(ニコルは)本当に生き生きとして、才能があって、きらめいていて、特別、でも自分の人生を完全に奪われてしまうキャラクターで女優という職業で彼女に近い場所にいたからこそ難しかった。ニコルは周りの人たちみんなを育む人だった。彼女の軸にあるのはマットと一緒にいることで、どんな出来事が起きても彼らの絆は強くブレることはなかったと思う。またデインへの愛情は他の人にはない大切な特別なもので、ニコルは周りの人たちをそれぞれの形で愛していたんです。」

ニコルという女性の強さと優しさを受け止め、三者三様のお互いへの思いやりが交錯する。実力派俳優たちが織り成す友情の温かさ優しさが全編を通して感じられる作品となっている。

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