名匠アニエス・ヴァルダとアーティストJRの共同監督作『顔たち、ところどころ』が2018年9月、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほかにて全国順次公開される。公開に先駆け、2018年6月21日(木)~24(日)に行われる『フランス映画祭2018』での上映が決定。併せて監督のアニエス・ヴァルダの来日も決定した。
「ヌーヴェル・バーグの祖母」とも呼ばれる女性映画監督の先駆であり、2015年にはカンヌ国際映画祭で史上6人目となるパルム・ドール名誉賞を受賞したアニエス・ヴァルダ。そして、一般の人が自分のポートレートをプロジェクトのホームページに送り、大きなポスターになって返送されてきた写真を好きな場所に貼る、という参加型アートプロジェクト『Inside Out(インサイド・アウト)』で知られるフランス人アーティストJR(ジェイアール)。
『顔たち、ところどころ』は、そんなふたりがフランスの田舎を旅しながら、村々に住む市井の人々と接し作品を一緒に作り残していくロード・ムービースタイルのハートウォーミングなドキュメンタリーである。
フランス映画祭2018
日程: 2018年6月21日(木)~24日(日)
会場:神奈川県 横浜みなとみらいホール、イオンシネマみなとみらいほか
公式サイト:http://unifrance.jp/festival/2018/
アニエス・ヴァルダ
1928年、ベルギー生まれ、1940年、戦争から避難するため南フランスに移住した。ルーヴル学院で学ぶためにパリに移った後、写真を学び職業写真家として活動した。1954年に映画に転向しし、デビュー作『ラ・ポワント・クルト』を監督。この作品で“ヌーヴェルヴァーグの祖母”と呼ばれるようになった。1961年『5時から7時までのクレオ』を発表、翌年、『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人』監督のジャック・ドゥミと結婚(1990年に死去)。以来、多くのフィクション、ドキュメンタリー双方の短編作品や長編作品を監督、高く評価されている。また、2017年9月には60年以上にも渡る映画作りの功労が認められ、「アカデミー名誉賞」を受賞した。
作品タイトル:『顔たち、ところどころ』
監督・脚本・ナレーション:アニエス・ヴァルダ、JR
出演:アニエス・ヴァルダ、JR
音楽:マチュー・シェディッド(-M-)
字幕翻訳: 寺尾次郎
2017 年/フランス/フランス語/89 分/1:1.85/5.1ch/DCP
配給・宣伝:アップリンク
2018年9月、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほか全国順次公開