埼玉県と共催するSKIPシティ国際Dシネマ映画祭の15周年を記念し、川口市を舞台とした映画『君がまた走り出すとき』がオープニング作品として製作されることが決定した。7月13日(金)に<SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018>のオープニング作品として上映され、2018年度内の劇場公開も予定。
本作の製作にあたり、川口市や本映画祭、またはSKIPシティ彩の国ビジュアルプラザの若手支援事業にかかわりのある監督から広く企画を公募。50に及ぶ応募企画の中から選ばれたのは、人生に行き詰った人たち、逃げ続けている人たちが、日本人男性で初めて世界の6大マラソンを走破した実在の人物・古市武さん(川口市在住)の姿を見てマラソンを始めることで人生と向き合うヒューマンドラマ『君がまた走り出すとき』。本作を企画した中泉裕矢が監督をつとめる。
本作の主演は、昨年、『心が叫びたがってるんだ。』、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』など立て続けに話題映画に出演し、今年もドラマ「ミッドナイト・ジャーナル消えた誘拐犯を追え!七年目の真実」に出演、今後も更なる飛躍が期待される若手俳優・寛一郎に決定。
ヒロインには10代からCM、モデルとして活躍しながら、映画、ドラマなど数多くの作品に参加して女優として活躍する山下リオ。さらに長年、映画、ドラマに出演し、2016年には『ゆずの葉ゆれて』にて第1回ソチ国際映画祭で主演女優賞を受賞した実力派女優・松原智恵子も参加し、他にも浅田美代子、長谷川初範、菜葉菜、辻本祐樹など実力派が脇を固める。さらに本作は5月上旬から川口市をメインロケ地として撮影がスタートされ、市民がエキストラとして参加できる、地域参加型映画として展開される。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭とオープニング作品について
2004年から開催しているSKIPシティ国際Dシネマ映画祭は、世界ではじめてデジタルで撮影・制作された作品にフォーカスした国際コンペティション映画祭で、今年15周年を迎える。毎年、世界各国の国と地域から集まる多数の応募作品の中から、エンターテインメント性とデジタルの新たな表現の可能性を感じる作品を上映するとともに、日本映画界の次代を担うクリエイターを発掘・紹介してきた。今年で5本目となるオープニング作品の製作もそのひとつで、映画祭が主体となり、若手監督による長編作品の製作・上映を支援するプロジェクトとして行っている。
<これまでのオープニング作品実績>
2013年 『燦燦』 監督:外山文治
出演:吉行和子、山本學
宝田明ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国35館で公開
2015年 『鉄の子』 監督:福山功起
出演:田畑智子、裵ジョンミョン、スギちゃん
角川シネマ新宿ほか全国5館で公開
2016年 『話す犬を、放す』 監督:熊谷まどか
出演:つみきみほ、田島令子
有楽町スバル座ほか全国9館で公開
2017年 『ANIMAを撃て!』 監督:堀江貴大
出演:服部彩加、小柳友/大鶴義丹
新宿武蔵野館ほかにて公開中
監督・キャストコメント&プロフィール
中泉裕矢監督
1979年11月13日生まれ、茨城県出身。2002年から役者として活動を始め、その後10年間舞台を中心に役者を続ける。2011年から映像製作に携わり、2012年映像製作チームfilm_puzzleを立ちあげる。その後、短編映画『母との旅』『エンドロールを撮りに』が国内映画祭にてグランプリ5冠、観客賞8冠を達成。2015年12月公開の初商業映画『4/猫~ホテル菜の花~』にてテアトル新宿等、全国公開を果たす。これまでにテレビ東京「ガイアの夜明け」演出などを担当。
コメント
最近改めて自覚するのが「映画はやりたいこと」だということです。やりたいことをやろうと始めた映画製作を、認めてくれて多くの人に見てもらう機会をくれたのがSKIPシティの映画祭でした。好きなことを続けていいと言われた気がしたのを、今でも思い出します。この映画祭への気持ちは、今回の作品を作る過程でも良い影響になっております。多くの人に楽しんでもらえる作品にしようと思っています。
寛一郎
1996年8月16日生まれ。東京都出身。高校卒業後、ロサンゼルスに短期留学した後に俳優を志す。2017年に映画『心が叫びたがってるんだ。』を皮切りに、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』、『菊とギロチン』と話題作に出演。2018年には「ミッドナイト・ジャーナル消えた誘拐犯を追え!七年目の真実」でテレビドラマ初出演。
コメント
自分もいつかは主演をやらせて頂ける時が来るのかな。と考えることが時々あり、でもまだ主演はやれないなーと思っていた時にこのお話をいただいて驚きました。こうやってコメントを考えながらもまだ実感できてません。みなさんといい作品が作れたらなと思っています。
山下リオ
1992年10月10日生まれ。徳島県出身。2007年「三井のリハウス」12代目リハウスガールに抜擢され、注目される。2008年、映画『魔法遣いに大切なこと』で初主演。他にも数多くのドラマ、映画に出演。2014年には「A-studio」(TBS)でバラエティ初レギュラーとして活躍。最近の主な出演作はドラマ「定年女子」(NHK BSプレミアム)、「伊藤くんA to E」(毎日放送)、映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』、『寝ても覚めても』など。
コメント
今年で15周年を迎えるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭のオープニング作品。
数々の作品のトップバッターということで、今からドキドキしてしまいますが、国、長編・短編問わない、映画の輪の中に私も参加させていただき嬉しく思います。走ることを通して見えてくる、人間模様やキャラクターが魅力的で、もうすでに作品に登場する人々が大好きになっている自分がいます。チーム一丸となって、撮影を走り抜けていきたいと思います。
松原智恵子
1945年1月6日、愛知県出身。60年、高校在学中に芸能界デビュー。翌61年、日活映画『明日に向かって突っ走れ』でのヒロインデビューを皮切りに、数多くヒロインを演じる。吉永小百合、和泉雅子と共に「日活三人娘」とも呼ばれ、日本映画の黄金時代を支えた。テレビドラマでも『時間ですよ』、NHK大河ドラマ『国取り物語』(73)『龍馬伝』(10)等、幅広い役柄でお茶の間での人気を得る。2016年には『ゆずの葉ゆれて』第1回ソチ国際映画祭で主演女優賞を受賞。2017年「田中絹代賞」を受賞。
コメント
16歳から映画の世界に入り57年間100本以上の映画に出演し、テレビの方も数えきれない程色々な作品にめぐり逢い演じてきました。そして今回の映画は実年齢と共に年相応の作品に出逢いました。ボケているような、いないようなとても難しい役柄を演じます。主人公が色々な人々と触れ合うことで本当に大切なことは何か?人生には時に向かい風や追い風、様々な風が吹いてきます。マラソンを通してそれぞれが抱えている問題を乗りこえていき成長していくことを私自身もうまく表現できるよう頑張ってまいります。監督をはじめ若いキャスト・スタッフのみなさんとの新しい出会いに今からドキドキしています。楽しい現場にしていきたいと思っております。
地域参加型映画として本作出演エキストラを川口市で大募集!
2018年5月上旬から川口市を中心に撮影をスタートする本作では、魅力ある地域づくりを目指すため、市民のみなさまとともに映画を制作していきたいと考えております。マラソン大会シーンでのエキストラを多く募集。平日等に他シーンの撮影に関しても併せて募集。みなさまのご応募をお待ちしております!
募集内容
・マラソン大会ランナー役(300名程度)
・マラソン大会観客及び大会関係者役(300名程度)
撮影予定日5月19日(土)、雨天時20日(日)
(撮影場所はご登録後、制作会社よりご案内いたします)
・その他の役
撮影日・撮影場所調整中
(ご登録後、制作会社よりご案内いたします)
登録の詳細は川口市ホームページまで
URL:https://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/01110/011/event/22064.html
作品タイトル:『君がまた走り出すとき』
公式サイト::kimimata.com
コピーライト:(c)2018 河口市
7月13日(金)SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018オープニング作品として上映