ポール・マッカートニー自らキャリアを振り返るドキュメンタリー「マッカートニー 3,2,1」12/22にディズニープラスで配信

ポール・マッカートニーが自らザ・ビートルズやソロ活動のキャリアを振り返るドキュメンタリー・シリーズ「マッカートニー 3,2,1」が、12月22日(水)よりディズニープラスの新コンテンツブランド「スター」にて独占配信されることが決定した。

本作は、ポールが伝説の音楽プロデューサー、リック・ルービンを迎え、楽曲にまつわる制作秘話を一対一のインタビューで語る6話構成のドキュメンタリー・シリーズ。リック・ルービンとは、Def Jam Recordings の創始者にして、近年ではプロデュースを務めたアデルの「21」が第54回グラミー賞を最多6部門受賞するなど、現代で最も成功している音楽プロデューサーの一人である。

各エピソードで取り上げられるのは、ザ・ビートルズ時代の革新的な作品群、70年代のアリーナロックを象徴するウイングスとしての活動、そして50年にも及びいまだに続く彼のソロアーティストとしての活躍など多岐にわたる。ポールとリックの親密な会話を通して、私たちの人生のサウンドトラックとして存在している象徴的な楽曲に関する曲作りの話、影響力、そして個人的なエピソードが掘り下げられていく。

解禁された予告編では、ザ・ビートルズの「カム・トゥゲザー」「オール・マイ・ラヴィング」や、ポール・マッカートニー&ウイングスの「バンド・オン・ザ・ラン」といった楽曲を聞きながら、2人で語り合う姿が散りばめられている。ポールは、ジョン・レノンジョージ・ハリソンとの出会った頃について語っているほか、ギターとドラムを演奏している姿も捉えられており、モノクロのミニマルな映像によって、楽曲と2人の会話により集中することが出来る。

また、「ポールは革新的なベーシスト。今のベース演奏の半分は彼のパクリだ。偉大なミュージシャンだ。」と、ジョンがポールへの称賛をつづったメッセージを読むと、「本当に?初耳だ、うれしいね」と笑みを受かべる、この2人の空間の親密さを象徴するようなシーンも登場する。

監督は、第86回アカデミー賞・長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた『キューティー&ボクサー』(2013)のザッカリー・ハインザーリングが務め、ポール・マッカートニーとリック・ルービンは製作総指揮も兼任している。

ピーター・ジャクソンが57時間以上の未公開映像と、150時間以上の未発表音源という膨大なアーカイブ映像を再編集した『ザ・ビートルズ:Get Back』、そしてザ・ビートルズの元メンバーであるポール・マッカートニーが、自身の楽曲について語り尽くす「マッカートニー3,2,1」。両作品を視聴すれば、より深くザ・ビートルズの歴史、更には音楽史を理解することが出来るはずだ。

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