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映画『ハケンアニメ!』話題沸騰”劇中アニメ”のクリエイター陣解禁!場面カットや気になるストーリー情報も

ハケンアニメ!

直木賞作家・辻村深月による、アニメ業界で奮闘する者たちを描いた同名小説を映画化した『ハケンアニメ!』(2022年5月公開)の劇中アニメのクリエイター陣が明らかになった。あわせて、各作品のアニメ場面写真も解禁された。

地方公務員からアニメ業界に飛び込んだ斎藤瞳(吉岡里帆)は、監督デビュー作で、憧れのスター監督・王子千晴(中村倫也)と覇権を争うことに。王子は過去にメガヒット作品を生み出したが、その過剰なこだわりとわがままぶりで、監督降板が続いていた。そんな崖っぷちの王子を8年ぶりに監督復帰させるべく、プロデューサーの有科香屋子(尾野真千子)は、人生を懸けた大勝負に出る。瞳は、クセ者プロデューサー・行城理(柄本佑)や、個性的な仲間たちと共に、汗と涙と鼻水にまみれ、アニメの頂点【ハケン(覇権)アニメ】の称号を手にするべく、熾烈な“戦い”に身を投じていくが─。

実力派キャスト陣による珠玉のドラマはもちろんのこと、本作の大きな見どころの一つが、劇中で覇権を争う2作のアニメーションのクオリティの高さ。現在東映映画YouTubeチャンネルで特報が配信中の「サウンドバック 奏の石」(斎藤瞳監督)と「運命戦線リデルライト」(王子千春監督)は、その出来栄えがアニメファンを中心に話題を集め、制作スタッフの発表を待ち望む声も多く上がっていた。

そして今回明らかになったのは、主人公・瞳が所属する「トウケイ動画」と、王子が所属する「スタジオえっじ」、カラーの異なる2本のアニメを制作する、いずれも人気実力ともに日本を代表するトップクリエイター陣だ。

吉岡里帆が演じる瞳が監督する「サウンドバック 奏の石」を手掛けるのは、『テルマエ・ロマエ』『若おかみは小学生!』などで知られる谷東(たにあづま)監督。キャラクター原案を担当したのは、『ツルモク独身寮』『ワタナベ』『ショコラ』などの作品を手掛けた漫画家・アーティストの窪之内英策。メカデザインは、『機動戦士ガンダム00』シリーズや『マジンガーZ/INFINITY』などで知られるメカニックデザイナーの柳瀬敬之が担当している。

「サウンドバック 奏の石」は、主人公トワコと仲間たちが、のどかな田舎町を突然襲った巨大ロボットから平和を守るため、音を奏でて戦うというストーリー。窪之内の写実的で繊細な人物描写と、柳瀬がデザインした、吸い込む音で姿が変わる巨大ロボットのコンビネーションで描く、王道ジュブナイルロボットアニメーションが誕生した。

ハケンアニメ!
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対して、中村倫也が演じる伝説の天才監督、王子千晴が生み出す「運命戦線リデルライト」の監督は、『プリキュア』シリーズほか『ONE PIECE STAMPEDE』などで知られる大塚隆史監督。キャラクター原案は、『デュラララ!!』『ハイキュー!!』『魔法少女まどか☆マギか』などで知られる岸田隆宏が務めた。

「運命戦線リデルライト」は、魔法少女・充莉が自らの魂の力で乗るバイクを変形させて、ライバルたちとレースで競い合うというストーリー。最大の特徴は主人公たちが1話ごとに1歳年を取るという設定。そこに、ポップで可愛らしいキャラデザとパワフルな作画のギャップが加わり、天才・王子の世界観が表現された。

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原作者の辻村も、小説ではアニメが面白く見えるようにこだわりを持って執筆しており、今回の映画化にあたり最も期待していた部分がアニメのクオリティだと語る。さらに、辻村は劇中アニメの制作にあたり、映画で全編使われるわけではないエピソードを含む各12話分のプロットを自ら書き下ろした。単独でアニメシリーズになりうるほど高い完成度を誇るプロットに、映画スタッフやアニメパートスタッフも感激し、現場全体が熱意に満ちた状態で制作が進められた。キャラクターとクリエイター陣の気持ちが一つになった、“胸熱”すぎる渾身の劇中アニメ、そして映画本編への期待が高まる。

なお、本作の原作本の出版元・マガジンハウスの雑誌「anan」の12月1日発売号で、本作のアニメクリエイター陣のインタビューが掲載されている。

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「サウンドバック 奏の石」ストーリー

のどかな田舎町を突如襲った巨大ロボット。少年少女たちは平和を取り戻すため、奏の石(かなでのいし)を叩き戦いに投じる。「なんでも、あげる!」と誓って。その戦いが、トワコから何を奪っていくのかも知らずに──。斎藤瞳(吉岡里帆)が初監督を務める、誰しもが一度は夢中になった、王道ジュブナイルロボットアニメーション。

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