韓国ノワールの傑作と語り継がれる『新しき世界』のコンビ、ファン・ジョンミン、イ・ジョンジェが7年ぶりに共演した『ただ悪より救いたまえ』(12月24日(金)公開)より、本編映像が解禁された。
本編の80%以上を日本やタイなど海外で撮影し、韓国ノワールとしてかつてないほどの規模で製作された本作。脚本・監督を『チェイサー』『哀しき獣』などで類まれなるストーリーテリングの腕を知らしめたホン・ウォンチャンが務め、『パラサイト 半地下の家族』『哭声/コクソン』のホン・ギョンピョ撮影監督が主演2人の対決をスクリーンに激しくかつ美しく描き出す。
愛する娘を探すため、異国バンコクに降り立った主人公インナム(ファン・ジョンミン)。見知らぬ地で土地勘が全くないインナムの手助けをし、キーパーソンになるのがドラァグクイーンの“ユイ”だ。今回解禁となったのは、そんなインナムとユイの出会いのシーンを切り取った本編映像。
ユイを演じるのは全世界週間ランキング1位を獲得したNetflixの超話題作「地獄が呼んでいる」で、TV局のプロデューサーとして出演したパク・ジョンミン。幅広い演技力を持ち、本作において韓国映画評論家協会賞、百想芸術大賞、青龍映画賞の助演男優賞を受賞した。
共演シーンの多かったファン・ジョンミンは「自分がパク・ジョンミンさんくらいの年齢の時、あんなに演技が上手かっただろうかと思うくらい演技が上手い」と絶賛。イ・ジョンジェも「演技の天才。こんなにキャラクター研究をしてくる人がいるのかと思うほど、作品とキャラクターだけを考えていたのだと現場で感じた」と褒めたたえている。
性別適合手術を受けるためバンコクに滞在し、ショーパブでドラァグクイーンとして働いている韓国人のユイ。ステージ上で羽をつけた煌びやかな衣装で舞う姿が印象的だ。控室に戻ったユイはオーナーであるヨンベに呼ばれ、ため息交じりに席を立つ。外で待っていたヨンベと一緒にいたのはインナムだった。「入金するわよ。追ってこないで」と冗談交じりに絡むユイに、ヨンベは「一週間だけこいつのガイドをしろ」と新しい任務を与える。「いくらくれるの?」とインナムに食い気味に話しかけるもまっすぐ目を見たまま黙るインナム。そんなインナムに「やだわ。このお兄さんの目腐ってる」と嘆くユイだった。
お互いの第一印象は最悪な様子だが、この後インナムの運命を左右するキーパーソンとなる“ユイ”にご注目を。そして、インナムとレイ(イ・ジョンジェ)、タイの裏組織の抗争に巻き込まれていくユイ自身の運命やいかに―?
ストーリー
腕利きの暗殺者インナム(ファン・ジョンミン)は、引退前の最後のミッションで日本のヤクザ、コレエダ(豊原功補)を殺す。コレエダは冷酷無比な殺し屋レイ(イ・ジョンジェ)の義兄弟だった。レイは復讐のため、どこまでもインナムを追いかけ、関わった人間を次々と手にかけていく。一方、インナムの元恋人はインナムと別れた後ひそかに娘を生み、タイで暮らしていたが、娘が誘拐され元恋人も殺されてしまう。インナムは、初めてその存在を知った娘を救うためタイに向かい、誘拐に関わったもの達を拷問し居場所を探す。レイもまたインナムを追ってタイにやってくる。そして二人の通った後には死体の山が出来上がる…。タイの犯罪組織や警察まで巻き込み壮大な抗争へと発展する。果たして、暴走する暗殺者と狂暴な殺し屋の運命の対決の結末は一体!
作品タイトル:『ただ悪より救いたまえ』
出演:ファン・ジョンミン『ベテラン』、イ・ジョンジェ『新しき世界』、パク・ジョンミン『それだけが、僕の世界』
監督/脚本:ホン・ウォンチャン『チェイサー』『哀しき獣』(脚本)
2020年/韓国/韓国語、英語他/シネコン/カラー/108分
PG-12
提供:ツイン、Hulu
配給:ツイン
公式サイト:tadaaku.com
コピーライト:(C)2020 CJ ENM CORPORATION, HIVE MEDIA CORP. ALL RIGHTS RESERVED
12月24日(金)よりシネマート新宿、グランドシネマサンシャイン 池袋ほか全国ロードショー
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