『アンネ・フランクと旅する日記』(3月11日(金)公開)が、東京アニメアワードフェスティバル 2022の招待作品として上映されることが決定した。あわせて、本編映像も解禁された。
2009年にユネスコの「世界記憶遺産」に登録され、「世界で最も読まれた10冊」のうちの1冊に挙げられた「アンネの日記」。これまで幾度となく映像、舞台化されてきたが、本作はアニメーションでしか表現し得ないアプローチで、アンネ・フランクの生涯を、彼女が生み出した“空想の友達”キティーの視点でたどっていく。
監督は、<アニメーション映画>として初めてアカデミー賞(R)<外国語映画賞>にノミネートされ、ゴールデングローブ賞を受賞した『戦場でワルツを』のアリ・フォルマン。「アンネの日記」をもとにイマジネーションと遊び心に満ちた現代のパートを新たに創出、ふたりの少女の姿を等身大に瑞々しく描いた。
今年で9回目の開催となる東京アニメアワードフェスティバルは、高いクオリティとオリジナリティに富む世界中の作品を東京で上映し、世界中のアニメーションを愛する人々との交流を図ること、クリエイターや観客に刺激と感動を提供すること、そしてその感動や刺激を糧にアニメーションの新たな波を東京から世界へ発信することを目指している国際アニメーション映画祭。
アリ・フォルマン監督は、『コングレス未来学会議』が2014年に同フェスティバルのコンペティション部門・長編アニメーションでグランプリを受賞。そのアリ・フォルマン監督の最新作ということで大きな期待が寄せられる本作は、<招待作品>として、3月13日(日)に池袋HUMAXシネマズで上映される。
あわせて解禁されたのは、アニメーションでしか表現し得ないアプローチで現代によみがえったアンネの“空想の友達”キティーが、アムステルダムの街をスケートで疾走するシーンを集めた映像。
オランダはスピードスケートの強豪国として知られていて、現在、開催中の北京オリンピックでも金メダルを量産している。アムステルダム市内を運河が網の目上に流れており、冬場になるとその運河が凍って、まるでアイスリンクのようになることもあるという。「アンネの日記」が保管されている博物館のそばにも運河があり、本作の中にも登場する。
そんな中、「アンネの日記」を盗んだ人物として追手から逃れることになったキティーは、スピードスケーターのごとく、颯爽と可憐に滑っていく。キティーの選手顔負けの滑走にもご注目を。
ストーリー
「不思議だわ。これほど人間の邪悪な面を見てきても、今なお心の底で私は信じてる。人間の本質は“善”なのだと―――」
現代のオランダ・アムステルダム。激しい嵐の夜、博物館に保管されているオリジナル版「アンネの日記」に異変が起きた。突然、文字がクルクルと動き始めて、キティーが姿を現したのだ!時空を飛び越えたことに気づかないキティーだったが、日記を開くと過去へさかのぼってアンネと再会を果たし、日記から手を離すとそこには現代の風景が広がっていた。目の前から消えてしまったアンネを探して、キティーは街を疾走する……。
作品タイトル:『アンネ・フランクと旅する日記』
声の出演:ルビー・ストークス/エミリー・キャリー
監督・脚本:アリ・フォルマン(『戦場でワルツを』)
原案:「アンネの日記」(ユネスコ「世界記憶遺産」2009年登録)
協力:アンネ・フランク基金
2021年/ベルギー・フランス・ルクセンブルク・オランダ・イスラエル/英語/99分/ビスタサイズ/5.1ch
原題:Where Is Anne Frank/日本語字幕:松浦美奈/映倫:G
後援:オランダ王国大使館/イスラエル大使館
配給:ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト:happinet-phantom.com/anne
公式Twitter:@anne_movie2022
コピーライト:(C) ANNE FRANK FONDS BASEL, SWITZERLAND
3月11日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
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