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『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』本編映像が解禁!八代亜紀、七尾旅人ら音楽界から絶賛の声も到着

ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ

伝説のジャズシンガー、ビリー・ホリデイとFBIの対決を描いた映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』(公開中)より、本編映像の一部が解禁された。

公開された本編映像は、ビリー・ホリデイ(アンドラ・デイ)がインタビューに答えるシーンの流れから、代表曲「All of Me」を歌うシーン。「「奇妙な果実」の話をしましょう。あの問題曲の話を」というインタビュアーの言葉から映像は始まる。「面倒ばかり起こす曲を歌い続けてる、困った人!」という言葉にビリーが「リンチを見たことは?」と言い返すと、インタビュアーは言葉を詰まらせる。「あれは人権の歌。政府は人権を忘れがち。「オール・オブ・ミー」でも歌ってろって」と、ビリーは当時を回顧するように話す。そして、“すべてのはじまり”と話すカフェ・ソサエティで真っ赤なドレスを身に纏い「All of Me」を歌うビリーの姿が映し出される。

「いけない場所の割にはまともな人が集まっていた」という言葉のとおり、カフェ・ソサエティは人種的差別や思想による利用制限がない、当時としては画期的な店であった。潜入捜査官のジミー・フレッチャー(トレヴァンテ・ローズ)や当時のマネージャーのジョー・グレイザー、夫のモンローが見つめる中、ビリーは見事に「All Of Me」を歌い上げ、映像は幕を閉じる。華やかに賑わうカフェ・ソサエティでの歌唱シーンは必見だ。ここからはじまる伝説のジャズシンガー、ビリー・ホリデイとFBIの知られざる対決と衝撃の真実は、是非劇場でご確認いただきたい。

併せて、本作を鑑賞した歌手の八代亜紀、シンガーソングライターの七尾旅人、ジャズピアニストで作曲家の海野雅威、Gentle Forest Jazz Bandリーダーのジェントル久保田、音楽家の江﨑文武からコメントが到着した。

目次

コメント一覧

人に裏切られようと、何と言われようと、
「奇妙な果実」を歌い続け、守り抜いた彼女の姿に感動しました。
八代亜紀(歌手)

あのビリー・ホリデイを生きた女性として蘇らせる「はなれわざ」を実現してしまった、ものすごい映画。
歌ひとつが命がけだった時代に彼女が守り通した尊厳の灯火が、BLMの現在に新しい意味を放ちながら輝く。
七尾旅人(シンガーソングライター)

胸が締め付けられる。けれどこの現実に目を背けたら、なぜビリーの歌がこんなにも心に沁みるか一生わからないだろう。
海野雅威(ジャズピアニスト、作曲家)

真実を歌い続ける選択と、ぶら下がる大きな現実を
1人で背負った生々しい人間の姿がリアルに描かれている
ジェントル久保田(Gentle Forest Jazz Bandリーダー)

人間的であることが必ずしも肯定的に捉えられない今日、真摯に「自分の言葉を歌う」ことを貫き続けたあまりにも人間的な1人の音楽家に、ある種の憧憬の念を抱いた
江﨑文武(音楽家)

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