【レポート】『鋼の錬金術師 完結編』実写版エド役 山田涼介×アニメ版エド役 朴璐美が登壇!キックオフイベント開催

鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成

実写映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』(5月20日(金)、6月24日(金)より二部作連続公開)のキックオフイベントが開催され、本作で主人公のエドを演じるHey! Say! JUMPの山田涼介と、アニメ版で主人公エドの声を務める朴璐美が登壇した。

2001年に月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載が開始するや、魅力的なキャラクター、緻密に練られたストーリー、圧倒的で唯一無二な世界観で、超人気漫画となった荒川弘による「鋼の錬金術師」。2017年12月に1本目の実写映画『鋼の錬金術師』が公開され、興行収入約12億円の大ヒットを記録。続編となる今回の実写映画では、二部作で原作の感動の最終話までを描き切る堂々の完結編となっている。

『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』キックオフイベント

■日時:3月15日(火) AM8:30~9:00
■場所:ひらかたパーク イベントホール
■登壇者:山田涼介(実写版エド)、朴璐美(アニメ版エド)、アルフォンス

連載20周年を記念して開催されている「鋼の錬金術師展 RETURNS」の開催地である大阪・ひらかたパークに、実写版のエドを演じた山田涼介と、アニメ版のエドの声を担当した朴璐美が登壇。実写版とアニメ版のエドを担当した2人が揃って登壇することに「不思議だね!」とはにかみながら挨拶した。イベントにはアルフォンスもかけつけて、山田は「可愛い」と歓声を上げ、も「いいぞ!そのフンドシ!」と声をかけた。

「鋼の錬金術師」の連載20周年の新プロジェクトとして5年ぶりの映画化が先日発表された本作で続役のオファーを受けた時の心境について山田は「実をいうと実写映画の一作目を撮影している最中から“最後までやりたいよね”と一同がそのつもりで動いてきました。そして今回、色々なことが動き出してからはもうそのことしか考えてなくて、今はやっと観てもらえる時がきたんだなと感じています。」と話し、「原作も大好きで、朴さんとは一作目の時からよくご一緒させて頂いたんですが、“璐美ちゃんって呼んで!”と気軽に声をかけて頂くまでは「エドだ!」ってかなり緊張してました。」と原作が大好きすぎるがゆえに、エドの声優を務めた朴との初対面で緊張してしまったというエピソードも明かした。

エドを再び演じたことについて山田は「5年の月日が経っているので演じることができるのかという不安はありましたが、いざ衣装を着て、同じチームのいる現場に来た瞬間、自然とエドにスイッチが入りました。現場の空気感とこの作品の持つ力に後押しされました。」と振り返る。

は映画の撮影現場にも訪問していたそうで山田の生の演技を見て「一番重要なシーンを観させて頂いて泣きました。画面の中で見ている山田さんがエドそのものですごいなと思いました。」と大絶賛した。

本作の感想について山田は「『鋼の錬金術師』がここにあるなと感じました。撮影中は原作へのリスペクトを忘れないように心掛けながら、現場でずっと漫画やアニメをみながら話し合いもして、指の角度一つをとっても細部にまでこだわったので、それが映像に映し出されていると思います。僕自身も原作が大好きですし、ファンの方もたくさんいる作品なので、時間がかかってでも皆が納得する形までやりきるべきだなと思いました。」と原作へのリスペクトを熱く語り、続けては「めちゃめちゃ楽しみですね。山田君がエドとして一作目より成長していっているのを感じていて、そこを観るのが楽しみです!」と本編に期待を込める。

そしてこの日は新たな予告編が解禁された。大スクリーンで上映された映像について、山田は「大変だった…。」と撮影当時の思いを吐露しながらも「でもこうなるんだという驚きもあります。撮影はほとんどずっとグリーンバックだったんですが、実際に画になったものを見るとやってよかったなと思います。」と振り返った。は「スタッフとキャストの皆さんが本気で作品を作っているのを感じましたし、作品をリスペクトする熱い思いを持ちながら自分の魂を練り込んで演じているかが伝わってきたので、楽しみ以外何ものでもないですね!」と期待を露にした。

5年前の前作からパワーアップしたことについて問われると山田は「めちゃめちゃ筋トレしました。もちろん見た目を近づけるのもそうなんですが心も強くありたいという意思表示でもあったので、体形はすごく変えました。」とカミングアウトし、続けて「豪華なキャストの皆さんが揃っているのもそうですし、前回よりもより良くするにはどうすればいいか、原作のことを考えながら、細かな演出のアイデアを監督にもいろいろご提案させていただきましたが、監督は嫌な顔一つせず受け止めてくれました。画力は一作目とは比べ物にならないくらいパワーアップしています。」と力強く語った。

そしてエドを演じ切ったことについて「エドが色々なものを背負って生きているというのもあるので疲れました(笑)。ただ、とても幸せだったんですよね。『鋼の錬金術師』はちゃんと人間ドラマがあって、嫌なことも嬉しいことも全部みんなと共有して強くなっていく人間ドラマがあるので、エドを演じながら人としてすごく成長できましたし、エドにたくさんのことを教わりました。」とエドを演じ切っての気持ちを振り返った。

また、完結編で新たに登場する錬金術師の命を狙う傷の男・スカーを演じた新田真剣佑との共演について問われると山田は「すごく真面目な子でしたね。おちゃめな部分もあるんですが、真摯に取り組む姿勢だとか現場で質問してくる姿勢が、現場では可愛くて弟っぽさがあって楽しかったです。」と新田との現場でのエピソードを教えてくれた。

話題は変わり、現在行われている原画展と本作の衣装展示もされている「鋼の錬金術師展 RETURNS」についてのトークに。連載20周年を記念した大規模な原画展を今回初めて訪れた山田は「原画にしかない生っぽい感じが伝わってきて、何時間いても飽きることなく楽しめると思います」と絶賛。また大阪会場のはひらかたパークと言えば山田の先輩である、元V6の岡田准一が「ひらパー兄さん」として長年園長を務める場所でもあり、山田は「ひらパー兄さんにも見てほしいですね!なんなら一緒に回りたいです!」と笑顔を見せた。

ここで改めて『鋼の錬金術師』の魅力について問われると山田は「人の心をどうとらえるかという人の本質を常に追い求めているところが観ていてすごく勉強になります。小さいころは、ただ楽しい漫画だと思っていましたが、大人になって読み返してみると、こんなに深い漫画だったんだなと改めて感じます。」といつ読んでも楽しめる作品であるとコメント。

は「”生きる”という人間が抱える普遍的なテーマを、ちゃんと物語にしているところがすごいなと思います。最近スマートフォンゲームの収録をしたときも本当に力が必要だったので、きっと演じた山田君たちも自分の芯をぶつけないとこの作品と対峙できないくらい、ものすごいエネルギーを持っていることがこの作品の持つ不思議な魅力だと思っています。一つのバイブルのような、全人類に触れてほしいなと思います。」と熱弁した。

最後には「今日はどうもありがとうございました。原画展でも、アニメでも、実写映画でも、この『鋼の錬金術師』というのは莫大なエネルギーを生む作品で、荒川先生はなんて作品を生んでしまったんだろうと思いますが、一人でも多くの方に触れてほしいです。」、山田は「20周年ということで、1つの作品がこれだけ長いこと愛されるのはなかなかないことだと思いますし、映画のキャストとして参加できたことを改めてとても幸せに感じております。ファンの皆様に納得して頂けるような仕上がりになっていると思いますので、ぜひ映画を見て頂きたいなと思います。」とイベントを締めくくった。

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