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『アネット』アダム・ドライバー&マリオン・コティヤールが嵐の洋上でワルツを歌う強烈で幻想的な本編映像解禁!

アネット

2021年第74回カンヌ国際映画祭でオープニングを飾り、監督賞を受賞したレオス・カラックス監督最新作『アネット』(4月1日(金)公開)より、本編映像が解禁された。

本作は、製作プロデューサーも務めたアダム・ドライバーマリオン・コティヤールを主演に迎え、カラックスが初めて全編英語でミュージカルに挑んだダーク・ファンタジー・ロックオペラ。

今回解禁されたのは、嵐が吹き荒ぶ洋上でヘンリーと(アダム・ドライバー)アン(マリオン・コティヤール)のふたりが、ワルツを踊りながら二重唱を歌うシーン。

攻撃的なユーモアセンスをもったスタンダップ・コメディアンのヘンリーと、国際的に有名なオペラ歌手のアン、彼らは“美女と野人”とはやされる程にかけ離れていたが、その2人が恋に落ち、世間から注目されるようになる。しかし、娘のアネットが生まれたことで、彼らの人生と精神に不穏な空気が流れ初めてしまう―。映像では、渦中の2人の歯車が少しずつ狂っていく様子が背景に、映し出された強烈で、そして幻想的な<嵐>の映像とともに捉えられている。

カラックスは元来デジタルを嫌い、グリーンバック合成なども好まず、本物の森や本物の海を望む監督。しかし、本作では、実際的条件から重要シーンの多くが、昔の撮影所のようにスタジオ内で創意工夫して作り出され、特殊なセットで撮影、この洋上でのシーンもその一部だ。

そのため、美術・衣装・撮影など技術スタッフ間で”スクリプト・テク”と呼ばれる部門ごとの詳細を記した台本が共有、相互に連携し議論しながら現場作業が進められ、色彩についても<夜の「黒」をベースにどう色を配置していくか><ヘンリーを象徴する「緑」や、アンの「黄色」をどう使うか>などを細かく検討、一つ一つ議論の上でインパクトある画面作りが実現した。

カラックス監督の初期から彼を支えるネリー・ケティエ(編集)のほか、彼を理解する仲間によって『アネット』のポエティックで複雑な世界を具現化している。

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