小泉孝太郎主演「連続ドラマW 松本清張 眼の壁」豪華オールキャスト&ポスター・特報映像解禁! ―6/19スタート

眼の壁

小泉孝太郎主演の「連続ドラマW 松本清張 眼の壁」(WOWOWにて6月19日(日)午後10:00放送・配信スタート/全5話)に泉里香、上地雄輔、薮宏太(Hey! Say! JUMP)、甲本雅裕、加藤雅也、陣内孝則の出演が決定し、ポスタービジュアル・特報映像も解禁された。

「或る「小倉日記」伝」で芥川賞を受賞し、「点と線」「砂の器」など数々のベストセラー作品を世に送り出した松本清張が「点と線」に次いで発表、社会派推理小説の起点になった記念碑的な作品でもある「眼の壁」(新潮文庫刊)が、没後30年となる節目の年に待望の連続ドラマ化。昭和32年に発表した傑作ミステリーの舞台をバブル終焉期の1990年に舞台を移し、原作のミステリアスな世界観を蘇らせる。

事件の鍵を握るとみられる「謎の美女」上崎絵津子を泉里香、主人公の萩崎とは学生時代からの親友で共に真相を追いかける新聞記者・村木満吉を上地雄輔が務める。小泉と泉は映画「まともじゃないのは君も一緒」に続いての共演、そして小泉と上地は同じ神奈川県横須賀出身で「3歳の頃から一緒」の幼馴染という間柄。プライベート同様の親友役を演じる本ドラマでの息ぴったりのやり取りも見どころだ。

また、巧妙な手形詐欺で主人公らを翻弄する堀口勝を薮宏太(Hey! Say! JUMP)、萩崎の上司で2億円の手形詐欺に遭ってしまう萩崎の上司、関野徳一郎を甲本雅裕、真相究明に乗り出す主人公に急接近する「ベレー帽の男」田丸利市を加藤雅也、ウキシマ電業が資金繰りに苦しんでいる折、関野に助けの手を差し伸べる山杉商事の社長・山杉喜太郎を陣内孝則が務める。

あわせて解禁されたポスタービジュアルは、赤と黒のコントラストを基調としたクラシカルな世界観の中で主演の小泉孝太郎が「隠された真実に挑む」姿が象徴的に描かれている。

なお今回、出演が解禁された泉、上地、薮、陣内のコメントは以下の通り。

目次

コメント(敬称略)

上崎絵津子役・泉里香
松本清張原作の作品に初めて参加をさせて頂きました。
私が演じる上崎絵津子は会社員とクラブのホステスという2つの顔を持ち、小泉孝太郎さん演じる萩崎に秘密を抱えて近づく役柄です。一見、何不自由のない生活を送れそうな女性なのに、多くのことを抱えながらも強く生きる。その絵津子を取り巻く環境や人間関係、懸命な姿から、私は沢山の感情に触れさせてもらいました。
今作は舞台である80年代の衣装や美術も細部まで楽しんでいただけるドラマになっています。是非、見ていただけると嬉しいです。

村木満吉役・上地雄輔
コロナ禍で、どうなるか分からない中皆んなで無事にクランクアップすることを願って撮影に臨んでいました。本当にスタッフ、キャスト一丸となって、つくりあげた作品だと思います。小泉孝太郎さんは、今までもご一緒する機会が多かったのですが、ここまで関係性が近い役はなかったので嬉しくもあり不思議な感じでした。普段バラエティーや役柄で前向きなイメージをもたれることが多いのですが、今作品では仲間を想う気持ち、心の葛藤を少しでも表現できたらいいなと挑みました。昔を思い起こされる時代の香りや雰囲気を画面越しにでも感じていただけたらいいなと思っています。

堀口勝役・薮宏太
この度このような素晴らしい作品に参加させていただきとても光栄です。小泉孝太郎さんを始め、プロフェッショナルな俳優陣の皆さんとお芝居をさせていただくことは毎日とても刺激的でとても実りある時間を過ごさせていただきました。そしてチーム内片の素晴らしいスタッフの皆様と作品を作ることでお芝居というものにより一層のめり込み、試行錯誤を重ねながら丁寧に演じることができ今後の俳優人生の財産にもなりました。目まぐるしく変わっていく展開に視聴者の皆様も困惑していくと思います。その困惑を逆に楽しんでいただければ幸いです。そのエッセンスになれていれば嬉しいです。ぜひご覧ください。

山杉喜太郎役・陣内孝則
松本清張作品の中でも、かなりの問題作でもあり且つ重要なキーパーソンの役をいただき感謝致しております。難しい役でもあり、プレッシャーのかかる現場ではありましたが、内片監督がとても確固たるイメージを持った腕のある方だったので、現場は極めてスムーズに楽しくやらせていただきました。
ちなみに、神戸や彦根ロケに参加させていただきましたが…彦根で食べた近江チャンポン…美味かったです。

原作紹介

眼の壁

松本清張『眼の壁』(新潮文庫刊)
白昼の銀行を舞台に、巧妙に仕組まれた手形詐欺。責任を一身に負って自殺した会計課長の厚い信任を得ていた萩崎は、学生時代の友人である新聞記者の応援を得て必死に手がかりを探る。二人は事件の背後にうごめく巨大な組織悪に徒手空拳で立ち向うが、せっかくの手がかりは次々に消え去ってしまう……。複雑怪奇な現代社会の悪の実体をあばき、鬼気迫る追及が展開する。

【松本清張・プロフィール(1909-1992)】
小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した「西郷札」が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、「或る「小倉日記」伝」で芥川賞受賞。1958年の「点と線」は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。

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